IWGP

2000年4月から放送したTBS系ドラマ「池袋ウエストゲートパーク」のあらすじなどなど勝手気ままに書いてます

士の回②

2000年06月23日 | IWGP
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マコトとカナ。
マコト「カナ、やっぱ俺カナのことまで手回らなかったわ、ヒカルのこといっぱいいっぱいで・・」
カナ「あたし知ってるもん、マコトは何だかんだ言ったって面倒臭いの好きなんだよ。面倒臭い方向に流れていくの」
マコト、苦笑い。
カナ「あれ?!あたし男に振られたの初めてかもしれない。せっかく夜の保母さんやめたのに。あーもうムカつく」と立ち上がって歩いて行く。

マコト「カナ!・・・何つーか。。バイバイ」
カナ振り向かず手を振った。ここでカナともお別れだね。







真島家
マコト、焼きそばを食べる。
そこに律子が帰ってきた。

律子「こら!ノッポ!何呑気に焼きそばなんか食べてんの!始まったんだよ!男の喧嘩がはじまったんだよ!!」息子を喧嘩に参加させようなんて斬新だね・・
マコト「うっせぇなババア!腹が減ったら戦は出来ないんだよ!」
律子「マコト・・あんた・・」
マコト「ババアの焼きそば食うのもこれが最後かもしれねえんだから、ゆっくり食わせろよ」
律子「待ってな、侍!」
っと台所に走った。
そして・・3つ子目玉焼きを焼きそばの上に乗せた。

マコト「何だよ・・」
律子「パワー焼きそばだよ!マコト、死ぬんじゃないよ」侍の母だね~
マコト「サンキュ」

律子、マコトの膝を枕にして寝てしまった。。






東口広場
タカシと京一の殴り合いは始まってる。同等な感じで・・







池袋西警察署
横山、「辞表」を持ち警察署を出る。







東口広場
タカシと京一が殴り合いをする中、やっとマコトが現われた。
マコト「やめろ!」

マコト「遅れたことは謝る。だけどこっから先は俺に仕切らせてくれ」
タカシ「あ、もういいよ。帰って」と京一を殴りつけた。
マコト「殴り合いをやめろって言ってんじゃねぇんだよ。ただその前に俺の話を聞いてくれ」
そこに横山が現われた「さがれ!マコト!何度も言ったはずだ、この争いに首を突っ込むな!」
マコト「立会い人は俺だ!」
横山「お前が今ここで上手く立ち回ったとしてもな、こいつらまた同じ事を繰り返す。早く潰し合って淘汰すればいいんだ」
吉岡「何言ってるんですか!!」
横山、タカシ達に「ほら!早く始めろ!」
タカシ「テメェに言われなくたってもうやってんだろ」
マコトがタカシの腕を掴む。
タカシ「離せよ」
マコト「横山さん、あんたの言う通りだよ、群れなんてくだらねぇよ。Gボーイズもブラックエンジェルズもくだらねぇよ!」Gボーイズ、ブラックエンジェルが怒りをあらわに。
マコト「黙って聞けよ!これが終わったら全員引っ張っても構わなねえよ。その代わり30分だけ時間くれ」
横山「ダメだ」
マコト「仲間が死んでんだよ!血が流れてんだよ!昔はつるんで遊んでた奴らがいつからこんなことになっちゃったのか、こいつらには考える必要があるんだ。だから15分、10分でいい時間くれ」
横山「考える必要なんかない。こいつらが死のうが生きようがこの街とは関係ない」
マコト「横山!!」
横山「こいつらには未来はない!」
マコト「お前だってヤクザとつるんでたじゃねえかよ。京極会とつるんでGボーイズ潰そうとしてたじゃねえかよ!」
周りの空気が凍る。

吉岡「ハンサム・・」
京一「どーいうこと?」
マコト「ブラックエンジェルの裏には京極会がついてんだよ!」
ブラックエンジェル「待て待て!ヤクザとつるんでるのはそっちじゃねえか!」
っとその時、フェンスの外から見ていた羽沢組の氷高が「うちは関係ねえぞ」
みんな氷高を見る。
氷高「羽沢組とGボーイズが癒着しているってデマを流したのは他でもない京極会だ。そーでしょ、蓮沼さん!」
っと横に停まってた車から蓮沼が降りてきた。ヤクザ達も観覧しに来てるのね。
マコト「山井は京極会の手下だ!お前は山井やこの横山に利用されてただけなんだよ」と京一に。
京一、ブラックエンジェルの側近に「そーなのか?」と聞くが目をそらされる。
マコト「どーよこれ、お前らの抗争を裏で操ってる奴がいる、ヤクザの縄張り争いのために。昨日まで仲間だった奴を殴ったり刺したり、何がバトルだよ!おめえら知らない間にヤクザや警察に利用されてんだぞ!」


っとそこに蓮沼から銃を渡されてたひーちゃんが出てきた。サルが取り押さえる。
サルが氷高に銃を見せる。
氷高「蓮沼さん、ガキの喧嘩に大人のおもちゃ持ち出してどうするんです」
蓮沼「だって僕、子供だもん」
氷高「縄張りがほしいんだったら直接来てください。いつでも相手になりますよ」
蓮沼、ファックをして車で去って行った。


抗争を再開させようとするタカシをマコトが止める。
タカシ「うるせえぞ、お前はどっちが強いか決めればいいんだよ。話合いとかもううんざりなんだよ」

マサ「マコト!シュンとミツルが殺されてんだぞ!今更話し合いなんかそんな眠てえことじゃこの場は収まんねえんだよ!」
マコト「違げえんだよ、シュンやミツルが死んだのも、それからリカが殺されたのも、お前らには関係ねぇんだ。全部元はといえば俺の問題なんだ。お前らが喧嘩する理由にはならねえんだよ!もうこれ以上関係ねえ奴が巻きぞいくうのは見たくねえんだよ!」
マサ「リカ・・」
マコト「そっから全部始まってるんだよ」
タカシ「格好つけてんなよ」
マコト「やったのは全部、山井とヒカルだ!」
みんな凍りつく・・

マコト「なぁこれで分かったろ、おめえらが戦わなきゃいけねえ理由なんかどこにもねえんだよ!」
タカシ「分かってんじゃん、鼻っから俺達に理由なんてねえぞ。殴りたいから殴りたい奴殴る、それだけ。いつだってシンプルだろ」
京一「タカシくんの言う通り。ここまできて血が流れないのは美しくない」
タカシ「今だって美しくなんてねぇよ」
京一「いくよ」

Gボーイズ、ブラックエンジェル達が武器を出し戦いの体制に入った。機動隊が入っていた。横山がそれを止める。

吉岡「何やってんだよ」
横山、辞表を出した「預かっておいてください。まだ10分経ってませんから」

Gボーイズ、ブラックエンジェル達は掛け声を上げる。
マコト「あーーもう面倒くせえなぁ!!!」
そしてGボーイズ、ブラックエンジェル達を殴った。タカシ、京一を挑発する。マサが止める。

マコト「お前ら口ばっかりかよ!温りいな、俺だって死ぬの怖えんだよ!おいタカシ殴れよ、早くしろ」と胸座を掴む。

タカシ「どけや!!」
マコト「よし、じゃあこうしようぜ、俺が地面に両手つけたら始めていい。殴るなり刺すなり殺すなり好きにしろ。その代わり、俺が地面に手つくまでおめえら黙って見てろ!」
っと、タカシがマコトを殴る。
マコト「気持ちい!!ほら殴れよ!」

マコトとタカシのタイマンになった。マコトは一切、手は出さない。何度も殴られて顔は腫れ上がり口からは血が出る。
マコト「ほら殴れよ、意味ねぇ暴力なんて全然痛くも痒くもねえんだよ!!」
とタカシを挑発する。タカシも殴る。でも顔は泣いてるよう・・

マコトが倒れる。まだ両手はついてない。タカシが殴る。
京一「やめろ」
タカシ「そんな簡単にやめんだったらな!鼻っから調子こいて突っかかってきてんじゃねえよ!!」

そしてマコトの右手を地面につかせた。
マコト「まだ片手しかついてねぇよ!!」
タカシは泣きそう・・

マコト「なぁタカシ、俺はおめえのことキングなんて思ってねえよ。これから死んでもキングなんて呼ばなねえよ!お前はサウナのタカシじゃねえのかよ、小せえ頃から同じパン食ってたタカシじゃねえのかよ!ブクロにキングなんていらねえんだよ!!」

タカシ泣いてる。そして左手を地面につかせた。男の友情だね。かっこいいね。
マコト「悪りい、もうちょっと張り合えると思ったんだけどさ」
みんな泣いてる・・・

マコト「ブクロさいこー!」
タカシ、いつもの笑顔になる「は~ぃ、・・・これが最後のキング命令。本日をもってGボーイズを解散します!」

Gボーイズ達「キング・・・」
タカシ「捨てろ!」
みんな武器を捨てた。

そして京一。自分の持ってたナイフを捨てる。ブラックエンジェル達も武器を捨てた。


タカシ、マコトに「チュー(キスする)何だかんだ言って一番面倒くせえのマコちゃんじゃん」

マコト「タカシ・・」
タカシ「いいよ、一番強ええ奴倒したから」
と言ってマコトの手を挙げる。Gボーイズ達「お~♪」と拍手が沸き起こる。





『士の回③』へ続く