梅雨のころ
一輪のドクダミが
わたしの宇宙
小さな草花のなかに
真理があって
完全で
古木のそばにいるような
畏れに満たされた
盛夏のころ
ひと束のスギナが
わたしの安らぎ
深い薫りに包まれて
原始の森にいざなわれ
永遠の木陰で
いつまでも眠った
晩夏のころ
一枚のびわ葉が
わたしの希望
葉っぱからやって来る
強い力を受け取りながら
再び自由に歩ける日々を
心に描いた
初秋に入り
生きるすべてが
わたしの祈り
ありがとうを届けたい
あの一輪のドクダミに
スギナに
びわ葉に
たくさんの人々に
その道は
日常の行為のなかにこそ
あるのだとわかったから
晴れやかに
泣くような気持ちで
きょうを生きる
一輪のドクダミが
わたしの宇宙
小さな草花のなかに
真理があって
完全で
古木のそばにいるような
畏れに満たされた
盛夏のころ
ひと束のスギナが
わたしの安らぎ
深い薫りに包まれて
原始の森にいざなわれ
永遠の木陰で
いつまでも眠った
晩夏のころ
一枚のびわ葉が
わたしの希望
葉っぱからやって来る
強い力を受け取りながら
再び自由に歩ける日々を
心に描いた
初秋に入り
生きるすべてが
わたしの祈り
ありがとうを届けたい
あの一輪のドクダミに
スギナに
びわ葉に
たくさんの人々に
その道は
日常の行為のなかにこそ
あるのだとわかったから
晴れやかに
泣くような気持ちで
きょうを生きる