菅官房長官が新首相になるのを切望するⅠ


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菅官房長官が新首相になるのを切望するⅠ

安倍首相の辞任を知った時ショックだった。安倍首相には残りの一年間を最後まで続けてほしかった。
小泉首相は「自民党をぷっこわす」と宣言して、派閥主義からの脱却を目指した。派閥の主導による大臣使命を小泉首相は止めた。そして、「適材適所」を掲げて小泉首相が直接使命するようになった。内部権力争いに明け暮れる派閥政治から首相主導の政治に転換して政治改革を進めていったのが小泉首相だった。小泉内閣は5年間続いた。
小泉首相の次に安倍氏が首相になった。しかし、わずか1年で終わった。安倍首相が掲げた政権構想は「美しい国、日本。」であった。小泉首相の「適材適所」による政治改革とはかけ離れていて、内実は派閥政治に戻っていた。安倍首相は国民の支持を失った。安倍首相の次に首相になったのは福田康夫氏と麻生太郎氏であったが派閥政治から脱却できない政権は1年しか持たなかった。自民党の派閥政治は国民にそっぽを向かれ、民主党が国民に支持され与党になった。しかし、民主党政権も
鳩山 由紀夫内閣9カ月・菅 直人内閣1年3カ月・野田 佳彦内閣1年3カ月の短命政権が続き、再び自民党政権になった。
総裁選は安倍氏と石破氏の対決となったが、私は石破氏に総裁に選ばれてほしかった。安倍氏が総裁になれば派閥政治になり小泉首相の改革政治をすることはないだろうと思っていたからだ。安倍氏が首相になったことにがっかりした。しかし、第二次安倍内閣は私の予想を見事に裏切った。小泉政権の魂を引き継いだかのように次々と政治改革をしていった。
 ゼロ金利の政策を施行した。ゼロ金利は70円台まで高くなっていた円をどんどん低くしていって1ドル120円までにした。円が低くなるに従い輸出が回復していった。安倍政権のゼロ金利政策は日本経済を復興させた。
ゼロ金利にするということは銀行の収益を激減させる。日本経済の発展を支えてきた銀行を衰退させるのがゼロ金利政策である。銀行と親しい関係の派閥からは強い圧力があったはずである。しかし、安倍首相は日本経済を復興させるためにゼロ金利政策を実施した。世界でも類を見ないゼロ金利政策であった。ゼロ金利政策を断行することによって輸出が回復し日本経済は復興したが、金利を収入としている銀行の収入は激減した。銀行は倒産の危機に襲われた。倒産を逃れるために銀行の合弁が進んだ。それにATM預金引き出しを有料にするなど、無料だった手数料を有料にして、ゼロ金利による収入激減を必死にカバーしている銀行界である。安倍政権は銀行を犠牲にすることによって輸出を回復させ、日本経済を復興させたのである。世界の常識を覆したゼロ金利による経済復興であった。
 トランプ大統領の米国が抜けたTPPを成立させたのは安倍政権である。米国が抜けたので成立が困難になったが、安倍政権は消極的になった国々に働きかけて残りの11か国でTPP11を成立させた。安倍政権の並々ならぬ努力によってTPP11は成立したのだ。中国の一帯一路と米国のFTAは一対一の国関係になるのに対して、TPP11は複数の国が共通の協定で交流する。網のような経済圏をつくる。新たに加入することもできる。イギリスが参加を考えている。TPPはこれから発展する。特に中国の一帯一路と対決してアジア経済を発展させていくのがTPPである。
 安倍政権は韓国が不正輸出していた3製品の輸出検査を厳格にしたり、貿易で優遇するホワイト国から韓国を削除した。徴用工裁判では徴用工側が日本企業の資金を現金化したら韓国に制裁をすると宣言している。次の首相は徹底して安倍政権の韓国対策を実施していくことが重要である。

 次の政権は安倍政権が築いた政策を引き継いでほしい。そして、しっかりとしたレールを敷いてほしい。レールを敷いてしまえば派閥政治になっても崩れることはないだろう。安倍首相であれば確実に基本レールを敷くことができると思っていたから、安倍首相にあと一年首相を続けてほしかった。
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