菅首相・河野沖縄相で「オール沖縄」終焉へ


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菅首相・河野沖縄相で「オール沖縄」終焉へ
 沖縄担当相に河野太郎氏が就任した。実力と人気がある河野氏が沖縄担当相になれば自民党支持が確実に増えるだろう。「オール沖縄」に参加している保守のオール沖縄離れは加速するだろう。

 共産党、社民党、社大党の左翼政党の支持者は減り続け、県知事は稲嶺知事8年、仲井真知事8年と16年間自民党県連の県知事が続いた。2014年の県知事選も左翼政党だけの候補であったなら自民党県連の候補に勝てなかった。ところが自民党のリーダーであった翁長氏は自民党を離れて左翼政党と共闘し、オール沖縄を結成した。保守+左翼の共闘によって翁長氏は県知事選に勝利した。保守+左翼だったから当選したのだ。左翼だけだったら当選しなかった。
 翁長知事が死去し、翁長知事の後継者として玉城デニー氏が立候補した。そして、大勝した。しかし、その裏ではオール沖縄の保守系は徐々に離れていった。
 今年の県議選でオール沖縄を離れた安慶田前副知事とかりゆしグループの平良朝敬代表は政治集団「21令和の会」を立ち上げて保守候補を応援した。選挙で左翼政党は現状維持だったが与党の保守系の当選者は減った。過半数をなんとか維持したが、与党内保守のおきなわと自民党県連の共闘によっておきなわの議員が県議会議長になった。与党内保守が自民党県連と共闘するようになったのだ。

 保守が勢力を増しつつある状況の中で河野太郎氏の沖縄担当相就任である。次の首相候補と言われている河野氏である。すごい政治家が沖縄相になった。
 菅首相は辺野古移設について、Ⅰ地元の合意
2宜野湾市民の被害解決 3軍用地の大規模返還を総裁選挙の時に述べた。安倍首相は「辺野古移設が唯一」を繰り返しているだけであったが菅首相は「唯一」を使わずにズバリ辺野古移設の核心をいったのである。
Ⅰ地元の合意をしたのは島袋名護市長だった。チャンネル桜のキャスターになった時、その事実を多くの人に知ってもらいたかったので島袋氏を招待して辺野古移設に賛成した過程を話してもらった。
 島袋市長は辺野古移設に反対だった。理由は離着陸の時に飛行機が住宅の上空を飛ぶからだった。上空を飛べば騒音被害あるし、墜落の危険性もある。島袋市長は東京に呼ばれ、辺野古移設に賛成するように額賀防衛相にしつこく迫られた。しかし、島袋市長は頑として断った。交渉は決裂し、島袋市長が交渉を打ち切って帰ろうとした時に、防衛省はV字型滑走路案を島袋市長に出したという。島袋市長は検討に検討を重ねてV字型滑走路の場合、離着陸する飛行機は海上に限定され住宅の上空を飛ぶことがないことを確認したので政府と合意した。絶対に住宅の上を飛ばせないという島袋市長の強い信念があったからV字型滑走路になったのである。「地元と合意」は事実である。
 辺野古移設の理由は1、2、3の3点に尽きる。河野沖縄相も3点を強調してほしい。
 左翼が大浦湾からジュゴンが居なくなった。サンゴや魚が死ぬと主張すれば、お前たちは宜野湾市民の命よりジュゴンやサンゴが大事なのかと反論すればいい。
普天間飛行場が返還されれば那覇新都心や美浜のように経済効果は莫大であると主張しているのは左翼である。沖縄の経済発展のために左翼も歓迎しろと言えばいい。

 デニー知事は辺野古移設工事を中止して話し合うことを政府に要求している。要求された時に河野沖縄相は次のように質問してほしい。
「辺野古移設に反対しているデニー知事は普天間飛行場をどこに移設させたいのですか」
デニー知事は答えることができないだろう。辺野古以外に移設できる場所はないからだ
 
 菅首相と河野沖縄祖は最強のタッグである。二人のタッグでデニー知事、左翼を蹴散らしてほしい。そして、2年後の県知事選で保守の知事を誕生させてほしい。
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