情報科授業研究

一般にはなじみの少ない高等学校普通教科「情報」の教育実践・教材研究について紹介します!

「まじめにひたむきに仕事をしないと人の心はうてない」

2016-05-03 | 聴講
今日は世田谷美術館に行ってきました。芸術に全く縁のない私がなぜ世田谷美術館に行ったかというと、企画展「竹中工務店400年の夢―時をきざむ建築の文化史―」を観るのと、企画展に関連して、小川三夫棟梁の講演会があり、ぜひお話を聞きたかったからです。この企画展は6月19日までです。



12時に美術館に着いて、まず講演会の整理券をもらいました。70番台でした。講演会は14時からだったので、それまで企画展を観ました。入ってすぐのところに鵤工舎で製作した模型がありました。桔木などの軒の構造模型がわかりやすく、写真を撮れないのが残念でした。仕口の現物が置いてあって、木材の大きさや、仕口の精巧さに興奮しました。

そのあとの展示は、竹中工務店が手掛けた建物の写真と模型が主でした。

14時からいよいよ小川棟梁の講演「技を伝え、人を育てる」です。定員140名でしたが、座れるところが無いくらい満席でした。これまで小川棟梁の書かれた本を何冊か読んでいて、ぜひ生でお話を聞きたいと思っていたので、ご本人が登場された時には興奮しました。実際にお話を聞いて、本で読んだことをより詳しく理解できました。

お話を聞いて、宮大工でも学校教育でも共通することがあると感じました。小川棟梁は、「教えると甘えが出る」「教えない」「学ぶ意欲が出るまで待つ」「そのためには学ぼうとする雰囲気が無くてはならない」と話されました。「たくさん無駄をさせることで無駄を省けるようになる」ともお話されました。学校にもそういった環境づくりが大切なのだと思いました。

「まじめにひたむきに仕事をしないと人の心はうてない」

自分はまだまだ甘いと思い知らされました。これからも精進していきたいと思います。
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 東京木工場見学 | トップ | 関附連宇都宮大会に参加しました »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

聴講」カテゴリの最新記事