「論理回路」には3つの種類があることをこれまでに勉強してきましたが、今回はその論理回路を実現するにはどうすればいいのかが学習内容です。論理回路の素となるリレーのしくみについて学びます。授業の流れは以下の通りです。
- 電磁石を用いたリレー
- 電磁石って何だっけ(生徒への発問)
- 電磁石とスイッチを組み合わせたのがリレーのしくみ
- リレーの動きを提示(OMRON G2R-1)
- 機械式リレーを使った計算機の映像
- プロジェクトX『国産コンピューターゼロからの大逆転~日本技術界伝説のドラマ~』(NHKエンタープライズ)の冒頭部分 : FACOM128(1956年,富士通)での計算の様子
- リレーを用いたNOT回路の回路図
- リレーを用いてAND回路、OR回路の回路図を生徒に考えさせる
- 真空管
- エジソン効果
- トランジスタ
- 導体、絶縁体、半導体の特徴
- 点接触型トランジスタの電気の流れを図で説明
- IC, LSI今年からOMRONのリレーを授業に利用するようにしました。書画プロジェクタで提示用モニタへリレーを映し出します。コイルに電圧をかけるとスイッチが動く様子がよく分かります。生徒たちは興味を持って見てくれました。1.6の回路の作図では、すぐにできる生徒と全く手をつけられない生徒が半々くらいでした。作図をできない生徒が授業中にちゃんと授業を聞いていない生徒ばかりではありません。作図をできない生徒と中学校技術科での電気の学習の程度の相関関係を調べてみたいと思いました。
後半は実物を使わず説明ばかりなってしまうので、真空管やトランジスタ、LSIを使った簡単な演示実験をできるといいと思いました。そのためには自分がもう少し勉強しなければなりません。