お寺さんぽ Ver.03

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続・室町時代 中央政治編 (歴史さんぽ)

2006年10月17日 | 歴史
のんびり気軽にさんぽがてら。
本日は”これが分かれば戦国時代が百倍面白くなる!”ということで「続・室町時代」をば。
とりあえず中央政治編です。

実はね、越前は朝倉氏のブログ書いている途中でひでるさん自身がよく分かってなかったので、再度調べ直したって訳。
テメェが最も理解していなかった、という(笑)
だって室町ってややこしいんだもん。
そんなこんなでどうぞ↓


■将軍(しょうぐん)
実は「征夷大将軍(せいいたいしょうぐん)」の略でした。
武家が日本の政治をするにあたっての最高職です。
基本的には、各地に置く守護の任命権、そして政治機構を統括する役目。
御料所(直轄領のことですね)や商人、港、関所よりの収入があったようです。
室町時代は足利氏でした。
後に「徳川家康」が任命されることとなるのです。

・管領(かんりょう)
 将軍補佐です。
 昔は単なる秘書官だったのが、次第に政務を取り仕切るものになりました。
 いわゆる三管領(細川、斯波、畠山)の交代で任命だったんですが、「応仁の乱」後より細川家の独占となりました。
 足利将軍の権威失墜と共に消滅。
 
・侍所(さむらいどころ)
 軍事・警察。旧検非違使。平安京エイリアンです。
 所司(しょし)が統括するんですが、その所司はいわゆる四職家という有力守護大名が交代で任命されていました。
 その四家ってのが赤松、一色、山名、京極。
 戦国期になって全てが没落するという始末でした。
 こちらも消滅。

・政所(まんどころ)
 財政・領地に関する訴訟を管轄。

・問注所(もんちゅうじょ)
 訴訟処理。形式程度だった様子。

・評定衆(ひょうじょうしゅう)
 鎌倉時代、政治が合議制だった頃の名残りのようです。
 単なる栄誉職として存在した様子。
 この下が「引付衆」と言います。
 
・奉公衆(ほうこうしゅう)
 将軍直属の軍事部隊です。
 室町中期頃まではあちこちの戦で活躍した様子ですが後に解体。
 御供衆も同じ意味?
 
・相伴衆(しょうばんしゅう)
 本来は宴席などの際にお供をする人。
 管領家一族や有力守護大名に与えられ、栄誉職として存在しました。
 管領に次ぐ席次を与えられており、「朝倉孝景(宗淳)」などが与えられています。
 
おしまい。
中央政治とサブタイトルをつけたってことは…。



[関連記事] 室町時代セット
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⇒ 史上最悪の市街戦「応仁の乱」[     


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