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のんびり気軽にさんぽがてら。
本日は”これが分かれば戦国時代が百倍面白くなる!”ということで「続・室町時代」をば。
中央政治編に続いて地方政治編です。
えっとね、完璧に理解していないまま、メモ書きのようなんで大変申し訳ないですが、だいたいこんなんなはずです。
これで戦国時代ってー特殊な時代が少しでも見えてくると思います。
たぶん。
ではどうぞ↓
■奥州管領(おうしゅうかんれい)
守護に代わって設置された、地方官です。陸奥(青森、岩手、宮城、福島)あたりがその対象となっていた様子。
当初は斯波氏が任ぜられましたが、後に大崎氏が世襲。
後に大崎氏が弱体化すると、伊達氏傘下とされその世襲となっています。
なお、出羽(秋田、山形)に赴いて統治した斯波氏は「羽州探題」と呼ばれ、後の最上氏の祖となるのでした。
■関東公方(かんとうくぼう)
または鎌倉公方と言います。関東の出先機関でした。
こちらは以前やりましたので省略。↓リンクはっておきましたんで、そっちみて下さいね。
・関東管領(かんとうかんれい)
関東公方の補佐役。上杉氏が世襲。後に「上杉謙信」「滝川一益」が任命。
こちらも以前やりましたので省略。
■九州探題(きゅうしゅうたんだい)
響きだけだと、キャンパスライフな雰囲気ですね。
または鎮西探題(ちんざいたんだい)と言います。
九州統治のために設置された役職です。貿易も役目の一つ。
後に大友宗麟が任命されますが、戦国期にはほぼ名誉職でした。
■守護大名(しゅごだいみょう)
将軍が任命権を持つ、国の支配者です。
鎌倉期の「守護」は軍事・警察権程度でした。
それが室町時代になると、さらに司法権、土地所有、年貢・特別税などの徴収権までも持つようになるのでした。
鎌倉のそれと区別するため「守護大名」と言うのです。
国内政治を安定させる軍事費調達などの目的で、時代と共に権利が付加されていきました。
…これがそれぞれの領国支配を強め、戦国大名へと発展することとなるのです。
甲斐・武田氏、駿河・今川氏、美濃・土岐氏、近江・六角氏、長門・大内氏、豊後・大友氏、薩摩・島津氏など。
・守護代(しゅごだい)
三管領・四職など、複数国を有する有力守護大名。
京にいたり、他の土地にいたりと不在なことが多かったため、その代理として任命されました。
室町時代の後期には実力を蓄え、名目だけの「守護大名」に代わって独立する者が出現するのです。(これが下克上ですね)
越後・長尾氏、美濃・斎藤氏(道三の前)、尾張・織田氏(信長の織田家は守護代織田家の家老です)、摂津・三好氏、出雲・尼子氏、長門・陶氏、越前・朝倉氏(応仁の乱後は守護大名へ発展)など。
・国人(こくじん)
地頭、名主、豪族などとも呼ばれる、地方国の有力者です。国の開発を直接行っていた武士たちですね。
「守護大名」は彼らを支配することで領国支配を強めていきました。(被官化と言います)
…が、室町時代の後期になると、直接支配で本当の実力を持っていた国人層が名目だけの「守護大名」に代わって独立するのです。(これも下克上ですね)
陸奥・津軽氏、信濃・村上氏、近江・浅井氏、大和・筒井氏、土佐・長宗我部氏、安芸・毛利氏、肥前・龍造寺氏など。
※おまけ
京でなんらかの職に就いていたらしい「北条早雲」
商人の出身と言われる「斎藤道三」
三好氏の右筆だった「松永久秀」
単なる農民の出身「豊臣秀吉」
危険な坊さん集団「本願寺一派」
…など、彼らは「守護代」でも「国人」でもない、下克上の典型的人物ですね。
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[関連記事] 【室町時代セット】
⇒ 室町時代(歴史さんぽ)
⇒ 続・室町時代 中央政治編
⇒ 関東公方と関東管領 (歴史さんぽ)
⇒ 史上最悪の市街戦「応仁の乱」[1 2 3 4 5 6]
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本日は”これが分かれば戦国時代が百倍面白くなる!”ということで「続・室町時代」をば。
中央政治編に続いて地方政治編です。
えっとね、完璧に理解していないまま、メモ書きのようなんで大変申し訳ないですが、だいたいこんなんなはずです。
これで戦国時代ってー特殊な時代が少しでも見えてくると思います。
たぶん。
ではどうぞ↓
■奥州管領(おうしゅうかんれい)
守護に代わって設置された、地方官です。陸奥(青森、岩手、宮城、福島)あたりがその対象となっていた様子。
当初は斯波氏が任ぜられましたが、後に大崎氏が世襲。
後に大崎氏が弱体化すると、伊達氏傘下とされその世襲となっています。
なお、出羽(秋田、山形)に赴いて統治した斯波氏は「羽州探題」と呼ばれ、後の最上氏の祖となるのでした。
■関東公方(かんとうくぼう)
または鎌倉公方と言います。関東の出先機関でした。
こちらは以前やりましたので省略。↓リンクはっておきましたんで、そっちみて下さいね。
・関東管領(かんとうかんれい)
関東公方の補佐役。上杉氏が世襲。後に「上杉謙信」「滝川一益」が任命。
こちらも以前やりましたので省略。
■九州探題(きゅうしゅうたんだい)
響きだけだと、キャンパスライフな雰囲気ですね。
または鎮西探題(ちんざいたんだい)と言います。
九州統治のために設置された役職です。貿易も役目の一つ。
後に大友宗麟が任命されますが、戦国期にはほぼ名誉職でした。
■守護大名(しゅごだいみょう)
将軍が任命権を持つ、国の支配者です。
鎌倉期の「守護」は軍事・警察権程度でした。
それが室町時代になると、さらに司法権、土地所有、年貢・特別税などの徴収権までも持つようになるのでした。
鎌倉のそれと区別するため「守護大名」と言うのです。
国内政治を安定させる軍事費調達などの目的で、時代と共に権利が付加されていきました。
…これがそれぞれの領国支配を強め、戦国大名へと発展することとなるのです。
甲斐・武田氏、駿河・今川氏、美濃・土岐氏、近江・六角氏、長門・大内氏、豊後・大友氏、薩摩・島津氏など。
・守護代(しゅごだい)
三管領・四職など、複数国を有する有力守護大名。
京にいたり、他の土地にいたりと不在なことが多かったため、その代理として任命されました。
室町時代の後期には実力を蓄え、名目だけの「守護大名」に代わって独立する者が出現するのです。(これが下克上ですね)
越後・長尾氏、美濃・斎藤氏(道三の前)、尾張・織田氏(信長の織田家は守護代織田家の家老です)、摂津・三好氏、出雲・尼子氏、長門・陶氏、越前・朝倉氏(応仁の乱後は守護大名へ発展)など。
・国人(こくじん)
地頭、名主、豪族などとも呼ばれる、地方国の有力者です。国の開発を直接行っていた武士たちですね。
「守護大名」は彼らを支配することで領国支配を強めていきました。(被官化と言います)
…が、室町時代の後期になると、直接支配で本当の実力を持っていた国人層が名目だけの「守護大名」に代わって独立するのです。(これも下克上ですね)
陸奥・津軽氏、信濃・村上氏、近江・浅井氏、大和・筒井氏、土佐・長宗我部氏、安芸・毛利氏、肥前・龍造寺氏など。
※おまけ
京でなんらかの職に就いていたらしい「北条早雲」
商人の出身と言われる「斎藤道三」
三好氏の右筆だった「松永久秀」
単なる農民の出身「豊臣秀吉」
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…など、彼らは「守護代」でも「国人」でもない、下克上の典型的人物ですね。
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