或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

広島みなと 夢 花火大会

2013-07-28 08:03:57 | 890 広島
昨晩は待ち望んでいた花火大会へ。もちろんマイボートで。というか、夏に海上から花火を鑑賞するというのが、ボートを購入した理由のひとつでもあったから。今年も瀬戸内海のいろんな場所で開催されているのだけど、地元という意味では、”宇品の花火大会”と呼ばれている”広島みなと 夢 花火大会”がBig2の中のひとつで、これを逃すわけにかいかなかった。

心配なのは、なにせ初心者なので、”行きは良い良い帰りは怖い”じゃないけど、夜間の航行がうまくできるかどうか。というのも広島湾には至る所にカキ筏が設置されていて、夜は目視ではその存在を確認できないから。いろいろ考えて誘ったのが会社の20代の男性社員。すぐに3名集まって。若者だから気を使わなくて済むし、トラブルがあった時には助けになるなと。

それで夕方5時過ぎに港を出発。30分程で花火会場付近へ到着。意外に船の数が少なくて。とりあえず制限区域のすぐ外へアンカーを打って待機。逆に岸壁には既にかなりの客が詰めかけているのが見えた。船がぞくぞくと集まり始めたのは、辺りが暗くなり始めた7時を過ぎたぐらいから。最終的には100艘ぐらいはいたかな。漁船から高級クルーザーまでずらりと並んで。

8時に、いよいよ花火がスタート。実は広島人でありながらこの有名な花火大会を生で観るのは初めて。始まった途端に皆から一斉に、「スゲー」という歓声が。すぐ眼の前だから、迫力がスゴくて。打ち上げの音が響くというよりボートを通して体に伝わってくるって感じ。加えて眼に映る画面のサイズのデカイこと。これはねえ、圧巻というのがピッタリだったような。

およそ1時間、たっぷり楽しんだので皆も大満足。天気も良く、夜風に当たりながら船のデッキに座って飲んで食ってリラックスして、とにかく最高の夜だった。そんな中でひとつだけ不満で終わったのが写真撮影。事前にデジカメの花火や夜景のモードのセットを確認して望んだのだけど、波で船が揺れるから、なかなかうまく撮れない。次回から対策を考えなくては。


児玉

2013-07-27 06:34:50 | 600 グルメ
数日前、仕事のつきあいで久しぶりに会食を。場所は広島市の中心で、繁華街から少し離れたところにある、日本食の「児玉」。ここは初めてで、名前すら知らなかったけど、俄然興味が湧いたのは、ミシュランで2つ星を獲得していると聞いたから。それじゃミシュランって何か知っているかと聞かれると、TV番組等で店を紹介する時によく耳にするぐらいの知識しかなかった。

調べてみると、日本でミシュランの評価対象になったのが2007年で、東京とのこと。それから2010年に京都、大阪。2012年に特別版として北海道。そして2013年に同じく特別版として広島が加わったらしい。広島版が発行されたのが、本の後ろで確認すると今年の5月24日だから、つい最近のことなんだと改めて認識。どうして名古屋がないのだろうと不思議に思ったりして。

本は会食の翌日に友人から借りたのだけど、パラパラめくってみると、意外に星がついた店が少ないことに気づいて。3つ星は1軒だけ。2つ星も児玉を含めて5軒だけ。そこでようやくスゴイ店だったのかと気づいたけど。しかしよく予約が取れたなとも思ったりして。こういうガイド本に載ると、なかなか予約が取れなくなるという話をよく聞くから。まあ自分には関係ないか。

なんて話は置いておいて肝心の児玉の料理だけど、正統派でとても美味しかった。その日はコース料理で、先づけからデザートまで、嗜好が凝らされたものばかりだったけど、どれも繊細な味付けで、広島では薄めの部類。自分的にはもう少し濃い目が好みだけど。嬉しかったのが、鮎の塩焼き。食べたいなといつも思いながらここ数年おあずけ状態だったから。

少し残念だったのが酒の種類が少なかったこと。揃えられていたのは、いわゆる定番モノばかり。おそらく、あくまで料理が中心で、酒にそんなに執着がないのだろうなと。ということで、初ミシュランだったけど、結局その時の評価者の好みもあるだろうし、とりたてて気にする必要もないというのが正直な感想。あくまで自分の好みで好きな店に行けばそれで良いってことか。


Black Spinel

2013-07-26 05:44:33 | 500 ファッション
きっかけはまるで分からないのだけど、ジジイのくせに最近急にネックレスをしたくなって。おそらくボートを買って海に出始めたので、その辺りから変な色気が出始めたのかな。そういえばと、メキシコ出張の際に買っておいたクロスのペンダントがあったなと自分の部屋を捜してみると、ありました、無造作に机の端へ置いてあった。一度もつけていないのだけは確か。

若い頃からネックレスとかペンダントとか、そういうのをつける習慣がなくて。その意味ではどうしてと自分でも不思議。それでつけて鏡の前に立ってみると、やや長めでV字のTシャツの胸元ではなく、そこから数cm下がっている。長さを調節できないかなと、いろいろいじっていると、なんと素材であるゴムが切れてしまった。安物だから仕方ないかと妙に納得したけど。

それで娘に相談すると、近くのショッピングモールに専門店があるよとのアドバイスが。さっそく先週の日曜日にその店へ行ってみると、確かに店内に所狭しとネックレスが並べられてあった。だけど客のほとんどが若いギャルだったので、ちょっと引いたかな、こりゃ場違いだなと。だけど帰る訳にもいかず、ちょうど自分の前にいた店員の子にそっと声をかけてみた。

「すいません、このクロスに合うネックレスはないかな」と尋ねると、すぐにコーナーに案内してくれて、黒い塗装のチェーンタイプを勧めてくれたので即決。だけど包装してくれている間に商品をいろいろ眺めている時に、何かしらピンとくるものが。別の店員に「すいません、これ何?」と聞くと、「ブラックスピネルですよ、人気がありますよ」との返事が。7千円とちょっと高価。

「悪いけど、こっちに換えてくれる?」と頼むとすぐに支払いの手続きしてくれた。だけど問題はその後。商品を受け取った後で、「ワイヤがメッキなので水に弱いですから」との注意が。おいおい、先に言ってくれよと。止め金のデザインも女物ぽかったし、結局Amazonで安物のステンレス製を別途購入。これが意外に良くて。最初のは娘にでもプレゼントしようかなあ。

ブラックスピネルネックレス 42cmB00930BWXW

YAMAHA TSX-112

2013-07-23 05:31:09 | 540 モノ
マイボート購入するにあたり検討に力を入れたのが装備。自分はいつも形から入るタイプなので、必要なもの、特に工事が必要なものについては進水式の前に完了させておこうと。今回のボート購入の目的は、釣りだけではなくレジャー全般。もっと言えば、瀬戸内海の沈む夕日を眺めながら、洒落たボサノバでも流しながら冷えたシャンパンを飲みたいなと。

おっと、これは飲酒運転になるのでまずいか。だけどこんなシーンを想像するからには、それを実現できるだけの装備が必要。まずは電源。ボートは12Vの車載用バッテリーが搭載されているだけ。これでは使える電化器具の制約を受けるので目をつけたのが、DC12VをAC100Vへ変換するインバータ。ポットとか使えるように定格出力1800Wのものをチョイスしたけど意外に安かった。これに伴いコンセントを運転席直下へ2口、運転席後方へ防水カバー付で2口設置。

お次はシガーソケット。クルマ用品も使えるようにと、これも運転席直下へ1口設置。さらに分配かつ電源ON/OFFができるソケットも合わせて購入。ケータイの充電器とかが対象。最後に冷蔵庫。いろいろ飲み物を揃えておくとなると40Lぐらいは欲しいなと。サーチした結果、持ち運び可能なものを選択。取っ手がついているのが気に入った。

そうそう、忘れちゃいけないのが上の写真のラジカセ。今回購入したのがYAMAHAのTSX-112(B)。やはり音楽なくして自分はないから。最初はカーオーディオを設置しようかとも考えたけど、スペース的に無理なのと、キャビンの中と外の両方で使いたいから持ち運びできるタイプかなと。黒い洒落たデザインのものに限定すると選択肢としてこれしか残らなかった。

それでこれらを実際に使ってみた感想だけど、これはもう最高。というか、進水式の前に工事をしておいてもらって良かったと痛感。電源があるのとないのとでは快適さに雲泥の差が出るから。特にラジカセがキーポイント。走行時には騒音で聴けないけど、停泊時には大いに雰囲気を盛り上げてくれる。形から入るのが大事なこともあるんだなと、しみじみ思ったかな。

クレシード MG2000

クレシード MG2000価格:18,570円(税込、送料込)

CAR-CHR61CU サンワサプライ USB付き4連ソケット

CAR-CHR61CU サンワサプライ USB付き4連ソケット価格:1,680円(税込、送料別)



ドメティック MB40 小型 クーラーBOX

ドメティック MB40 小型 クーラーBOX価格:25,750円(税込、送料込)



廿日市ボートパーク

2013-07-22 05:23:25 | 890 広島
先週の日曜日にマイボートの進水式の後で処女航海に出たって話をしたけど、これには少々誤りがあって、処女航海に向けて係留場所へ移動したというのが正しい。ボート店のある広島市の元宇品から約30分。初めての自分だけのボート運転でかなり緊張したけど、湾岸に沿って慣れ親しんだ街並みを横目に進むだけの単純な航路なので意外になんでもなかった。

到着したのが廿日市ボートパーク。自分の家から車で5分という至近距離。ボートを購入した理由のひとつに、場所の要素も大きいかなと。買おうかと思った頃から係留場所のサーチも同時に開始していたから。船の係留には陸上と海上の両方があって、船へのダメージを考えると断然陸上が有利。だけどそれだと思いついた時にすぐに出発という訳にはいかない。それと料金。陸上だと、いちいち下ろして上げてという作業が入るだけに高くつく。ボートも中古だし、海上で十分と判断。

それで係留料は月1万8千円。広島市だと2~3万円かかることを思えば安い。マイボートは23フィートで全長が7.45mだから、当初は一番安い全長8m以下の1万5千円のバースが使えると考えていたのだけど、基準が船外機をチルトアップした状態、しかも電動ウインチ用ローラーの先端からで、さらには管理元が事前に実測すると聞いてびっくり。結果は8mをオーバー。

この廿日市ボートパークが開設されたのが2003年頃で、当時は空きが順番待ちの状態だったらしいけど、リーマンショックの影響なのか、自分が問い合わせた時には空きが10ぐらいあって、その中から選べた。入口に近いとか、いろいろあったけど、最終的には小型ボート専用のバースにすることに。だって隣が大型とかヨットとかだと、いろんな意味で面倒かなと。

実際にバースの鍵をもらい使い始めてラッキーだったことがいくつか。ひとつは水道。最初は入口付近に1ヶ所だけだから利用できないだろうと諦めていたのだけど、なんと隣人が30m近いホースを設置してくれていて。これに新たに購入した15mのシャワーホースをつなげば真水が使い放題。気になっていたエンジンの冷却通路等の洗浄も楽々できることが分かって。これで海上係留の問題点がかなり解決できたなと。バースの鍵も特殊でセキュリティもしっかりしているし、大満足かな。


UNICORN

2013-07-15 05:18:09 | 400 釣り
昨日は、幼い頃に遠足に出かける前に眠れなかった、そんな自分にとって久しぶりにとても待ち遠しい一日だった。というのが生まれて初めてオーナーとなるマイボートの進水式が行われたから。梅雨も明けて夏の日差しが照りつける中とまではいかなかったけど、午前中はなんとか雨が降らないだろうというぐらいの曇り空。朝4時過ぎにはもう目が覚めてしまって。

ボートに興味を持ったのは、かなり前。釣りにどっぷりハマり始めた頃で、夏休みに1週間コースで当時の4級船舶の免許を取得したのが2000年だから、もう10年以上経っている。だけど遊魚船に乗って釣りをするだけで、運転は全て人任せの状態が続いていて、いわゆる完全なペーパードライバー状態。だから念願のボートオーナーにやっとなれたって感じ。

買おうかとマジになり始めたのは6月に入ってから。近場だけでなく姫路辺りへもわざわざ車で出かけて物色するようになって。それでたまたま広島のボート展示会へ足を運んだ時に、そこの店長が、「今商談している話がまとまれば、その人が持っている船が下取りに出るのだけど、どうしますか?」と話を持ちかけてきて。保管されていた船を見せてもらった瞬間にひと目惚れ。

機種はヤマハの23ルネッサで2002年式。タイプとしては、釣船ではなくキャビンがある小型クルーザー。詳しい説明は別の記事にするとして、悩んだのが船名。結局のところ、自分に馴染みの深い「UNICORN」にすることに。こだわったのがフォント。いろいろ考えた末に選んだのが”Monotype Corsiva”。上品でお洒落な雰囲気の中に、遊び心もあるかなと。

それで進水式には娘夫婦と3人で参加。中古艇なのに、店長を始め営業からサービスまで大勢の方々も参加してくれて。シャンペンを開けて、船首と船尾、そしてイケスへと振舞った後に、皆で乾杯。それからリフトで船を海へ降ろして広島湾へ処女航海。ついに自分も念願のボートオーナーになったんだなと実感が涌いてきて、なんだかとても幸せな気分になったかな。


真鯛

2013-07-07 06:01:02 | 400 釣り
昨日はいつもの遊魚船で釣りへ。このところ梅雨でずっと雨続きの広島だったけど、土日はなんとか降らないかなと思いつつ港へ。いやな予感がしたのは、出港して1時間ぐらい経った時。船底で寝ていると、やけに揺れが激しくなってきて。船酔いはしないから問題ないのだけど、あまりの鋭角的なショックが続き、体が痛いのなんの。かなりシケているのかなと。

魚場である山口県の情島付近に到着してデッキに出てみてビックリ。波はそうでもなかったけど、風が強いのなんの。こりゃちょっと無理なんじゃないのと思いつつも準備を開始。この日の狙いは真鯛で、3本針の胴付きに青虫を1本掛けして底付近を探るのだけど、瀬戸内海でこんな所があるのかと思うぐらい深かった。およそ約80mから100mぐらいで電動リールが必須。

釣りを開始後しばらくして、後ろに座っていた友人が62cmの大型を釣り上げた。これは自分にもチャンスがあるなと。この1年ぐらい幾度か真鯛釣りにチャレンジしたけど、30cm未満のチダイがせいぜいで、真鯛が釣れたためしがなかった。だけど数時間経って、船中で4、5枚上がっても自分には外道のニベやカサゴばかり。こりゃヤバイと焦り始めた頃に待望のアタリが。

リールを巻き上げている途中で、今までにない強くて鋭い突っ込みが何度もあったので、これは真鯛に間違いないなと。サイズも50cmオーバーの大型は間違いないだろうと。気づいた仲間達が自分の竿を見守ってくれていた。これは久しぶりのショータイムになったなと徐々に興奮してきて、ついにクライマックスへ。だけどその時に信じられない光景が。なんと真鯛ではなくて60cmオーバーのニベだった。まさに天国から地獄。「おいおい、そりゃないよ」と嘆いたのは本人だけで、周囲は大爆笑。

これで相当気落ちしたまま終盤へ。結局8人中真鯛を釣っていないのが自分1人に。「こりゃ、ダメかな」と諦めかけていた時に、やや弱めのアタリが。海中に真鯛の姿を確認した時は嬉しかったなあ。中型の43cmで食べ頃サイズ。その晩に調理して3枚におろし、とりあえずお造りで食べてみたけど美味しかった。久しぶりにドラマがあったと感慨深い1日になったかな。


TUMI 26109

2013-07-02 05:46:41 | 540 モノ
この3月に購入して仕事用として使っているのが、TUMIのナイロン製ビジネスバッグ。型番は26109で、厚さが11.5cmのタイプ。これまではポーターのアインス(504-08985)を使ってきたのだけど、だいぶくたびれてきていたし、間仕切り等がない分スペース的には広いのだけど小物等の収納面でやや使いにくい面があった。それでそろそろ買い替えても良いかなと。

勿論サーチは入念に実施。いろいろなメーカーを検討したけど、結局のところ消去法でTUMIを選定。というのもTUMIにはどうしても受け入れられないデザイン上の特徴があって。それがロゴの赤色。自分の好みとして他の領域についてはほぼ文句はなかったのだけど、昔からここだけは気に入らなくて。いかにもTUMIを持ってます的な匂いがプンプンして鼻についた。

それがどうして今回はOKなのかと言えば、そのロゴの赤色部分を自分が黒色のペイントで塗り隠したから。やってみると意外に簡単だし、塗った痕跡も残らない。実際に使ってみると、全てが黒色なので、何処のブランドの商品かすぐには分からない。こりゃいいなと。改めてFXTバリックスナイロンのやや荒めの外観が、いかにも外国製って雰囲気で実に渋かったりして。

悩んだのがサイズ。具体的には厚さ。TUMIはラインアップが豊富で、縦32cm×横43cmの規格においても生地やデザイン、厚さのスペックが細かく設定されている。重視したのは重量。となるとナイロン製で造りがシンプルなものに絞られて。最初は26114かなとも思ったけど、マチの拡張機能がある分重くなっている。26108では9cmと薄すぎるということで26109に決定。

価格が19,500円だったというのもラッキーだった。購入してからというもの、出張の度に使っているけど、実に使い易い。特に重宝しているのがオープンスペースとドリンクホルダー。前者は頻繁に出し入れするIDケース、歯磨きセット、スリッパ等の収納用で、後者は持ち歩くお茶のペットボトルの収納用。残念なのは、けっこう持っている人が多かったりすることぐらいかな。