ニューヨークとアンティーク

アメリカンアンティークを勉強するブログ
ビンテージアイテムから知るNYスタイル・歴史・フリマ点景

コバルトブルーのお勉強

2006-01-16 07:47:21 | ガラスウェアいろいろ
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お蔭様で・・・このところランキングの方も絶好調。
皆様のワンクリックのおかげで、ずっとTOP10内にいることが出来ております。
本当にありがとうございます!!(涙涙涙)
えっと、えっと・・・夢は大きく!ということで、
TOP3を目指し上位になれたらまたお礼の企画をさせていただきま~す。(こそっ)


さて、すっかりワタクシの毎日の日課となったこのブログ。
ネタの仕込みは大抵一週間に一度まとめてしているのですが、その予定日だった本日、
急遽ツアーのアテンドをすることになり、ストックネタからUPさせていただきます。

本日のアイテムは『コバルトブルーの瓶』。
季節的にな夏のネタなのですが・・・、先日の商品整理でひとつ念願かなったので、
写真に収めていたのです。
というのも、下記のボトル4本、すべてHA=ヘーゼルアトラス社製の瓶が、
4サイズ、全部オリジナルのフタ付で揃ったのでした。



もうこれは写真に収めずには入られません。(笑)
アンティークボトルファンの方なら、一度は目にしたことはあるであろう
このコバルトブルーの瓶

ボトル表面には『MILK OF MAGNESIA』、
いわゆるマグネシウム乳剤=下剤の薬瓶なんです。
一番古いものは1900年代につくられているので、既にアンティーク。
但しこれはコルク栓になるので、この4本は蓋のプラスチック質から
1930年代のものと推測されます。



そして今回のお勉強のメインテーマはコバルトブルーの色
この4本のうち大きい3本はほぼ同じブルーですが、
一番小さいものはだいぶ色が薄くなっていることにお気づきでしょうか。
やはりボトルが軽い分だけ、薄く作られているのでしょうね。

ちなみにこのお薬、現在でも現役の商品。
1872年にイギリスでPHILIPS博士によって製品化され、
現在はドイツ・バイエル製薬の商品としてアメリカ国内で販売されています。
ちなみにそのボトルはプラスチック製ながらも当然コバルトブルー

しかもこの古いボトルは、アメリカ郊外カイカットにある
ロックフェラー邸のミュージアムに展示されているなど、
昔からアメリカ人にとっても、この商品=コバルトブルーいうのが定着しているようです。



今回HA社のロゴが入っていたのは右から2本目のもののみ。
でも、ロゴ有り無しが激しい(笑)HAですので、
他のサイズに入っているものを見つけるのは比較的簡単なことと思われます。

ちなみに上の写真は同じHAのカップ&ソーサー
このHA独特のブルーを覚えられたら、他のコバルトブルーの商品が
HA社製のものであるかどうか直ぐわかるようになりますので、
興味のある方は以後、意識してチェックするようにしてみてくださいね。
(これはばかりは場数を踏むに限ります。>笑)

というのも、当然他社製のコバルトブルーの瓶は沢山!!
既に本日のTOP写真にも、HA社製以外が紛れ込んでいるのですが、
お分かりになるでしょうか。

今日は…本当に自分のお勉強モードに入った私。(^^ゞ
思わず、予想外に説明が長くなってしまったので、
それらについては明日ご紹介させていただきます。

さぁ、明日は皆さんがそれを見分けられるかどうか、是非チェックしてみてくださいね♪


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