よりみち散歩。

日々の暮らしのなかで心に浮かぶよしなしごとを、こじんまりとつぶやいています。お役立ち情報はありません。

「妻とは別れるつもりです」

2018年02月04日 | コラム
誰もが自分の人生を生きればいいし、
本人たちが幸せで、周囲に迷惑を及ぼさなければ他人が干渉するものではないと思う。


「妻とは別れるつもりです」
「別れるつもりなら別れてから話に来てください」
『マダムとミスター』遠藤淑子著


マダム・グレースの台詞はカッコいい♪
彼女の母親は「妻と別れる」という妻子ある男の言葉を信じ
グレースを産むのだが、結局別れを告げられる。

そういう生い立ちから、
「あなたには何の恨みもないのだけれど
 あたし個人的理由で今の言葉、生理的に嫌なんです」
と前置きした後に、「別れるつもりなら」と続ける。


魂が喜ぶ生き方を希求すべき、自分に正直に、自分を一番に…
そういう自己啓発本も多いが、

「好きなんだから、本能のままに動く」
それは動物と一緒。(前にも書いたけど)



例えば

野菜畑のものを勝手に盗り
可愛い子がいたら誘拐し、
落書きしたくなったら電車にペイント、
スーパーのモノを万引き、
人の家庭にあるものを奪う、
人の命を奪う

「欲しかったから。魂の声に従ったから」
というのは違うと思う。


常識は時代によってかわっていくから、
あてにはならない。

でもその時代にあったきまりごともあるはず。

動物に備わっておらず、人にのみ許されたものを大事にしたいと思う。


理性と矜持と神性と配慮は人の特権