文大統領“反日院政”着々か!?
韓国大統領選後も“左翼政権”継続の可能性 与党内大統領候補のゴマすり合戦過熱
8/20(金) 16:56配信
夕刊フジ
韓国の文在寅文在寅 で検索(ムン・ジェイン)政権下で繰り返される「反日」暴挙に対し、温厚な日本人も堪忍袋の緒が切れそうだが、隣国の人々はやや違うようだ。
長年、教育現場やメディアが「日本=悪者」という刷り込みを続け、文政権が徹底的に保守派を弾圧したため、簡単に「反日」は止まりそうにないという。
こうしたなか、何と来年3月の大統領選後も文大統領が「院政」を敷き、左翼政権が継続する可能性が高まっているという。
文氏を崇拝する「頭壊文(トゥゲムン)」とは。ジャーナリストの室谷克実室谷克実 で検索氏が、日本人に警鐘を鳴らした。
韓国大統領選は4人の対決か
韓国に関心を持つ日本人のかなりの比率は、「文政権は韓国国民の支持を失っている」「文氏は大統領の座を降りれば監獄行きだ」と思い込んでいるようだ。
日本のネットで紹介される韓国に関する記事・論文に付いた書き込みを見ていると、そう感じる。
しかし、現実はそうではない。文氏は依然として、強力な岩盤支持層を持っている。
現時点で見通せば、次も左翼政権であり、文氏が院政を敷く可能性が最も高い。
「頭壊文」(=頭が壊れても文在寅支持の意味)と揶揄(やゆ)される熱烈支持者の間では、文氏の存在はすでに神格化されている。
韓国の保守派は「文在寅を監獄に送れ」と叫んでいる。
次期政権が保守派に移れば「監獄行き」が実現しかねない。
だが、そうした状況であればこそ、現に実権を掌握掌握 で検索し、熱狂的な支持層を持つ政治集団が、次期大統領の座をやすやすと保守派に渡すことなどあり得ない。
日本ではほとんど報じられていないが、文政権は発足以来、各種各級の取り締まり機関の掌握と、反対派メディアの封じ込めを着々と進めてきた。
文政権の4年数カ月は「次の政権も左翼が握る」ための日々だったといえる。
それが成功しているから、与党陣営の大統領候補たちは、文氏へのゴマすり合戦を展開しているのだ。
文氏は「東京五輪の場を利用した南北イチャツキ披露披露 で検索」を夢見てきた。
それが北朝鮮の「五輪不参加」表明で潰えた瞬間から、与党陣営の大統領候補たちは一斉に「東京五輪ボイコット」を叫び始めた。
日本統治からの解放を記念する15日の「光復節光復節 で検索」演説は、文氏の「対日関係改善の意欲なし」を示した。
それを待っていたかのように、与党の大統領候補者たちは激烈な「反日」演説を再開した。
与党陣営の大統領候補たちの動きは一貫している。
文氏の意向を読み取りゴマをする。それにより「正統な後継者」の称号を得て、与党の予備選挙を制することだ。
韓国の大統領選挙の投票率は8割に届かない。
「事実上の一騎打ち」となっても、実際には数%を得る候補が複数出る。
数十人の泡まつ候補得票も、合わせれば数%になることがある。
与党支持率も、野党支持率も目下のところ3割台だが、保守派(=アンチ文政権)は、高齢層と若者で比較的優位だ。
どちらも投票所に足を運ぶ確実性は高くない。
これに対して、与党の支持者は中年世代に多く、投票の確実性が高い。「頭壊文」なら、雨が降ろうとヤリが降ろうと投票に行く。
そういう状況なら、全国民の3割の支持を固めれば、付随的な投票者も加わって大統領選挙を制することができる。与党陣営は、そう踏んでいる。
だから、国民全体から支持を取り付けるよりも、与党内の熱烈派の支持獲得に向けたパフォーマンスを展開する。
「反日」の言動は、最も分かりやすいパフォーマンス材料なのだ。
最大野党「国民の力」の底流は依然として混迷している。尹錫悦(ユン・ソンヨル)前検察総長への支持で一枚岩になれる状況ではない。
尹氏は検察総長の末期には、文政権と激烈に対立した。
しかし、それ以前は朴槿恵(パク・クネ)政権の高官たちを次々に形式法規違反で引っ掛けては起訴した。「左翼政権の猟犬」だった過去が影響しているのだ。
文氏が、新型コロナワクチンの確保に失敗しても、微笑み続けるわけだ。 (室谷克実)