佐渡旅行 金井能楽堂「熊坂」

2023-10-31 11:44:34 | 旅行
あいにくの雨のために、
椎崎諏訪神社にての薪能は私たちのお宿近くの金井能楽堂での屋内鑑賞に変更となりました。
佐渡島のあちこちのお宿に宿泊していた観光客がバスでピックアップされて金井能楽堂に集まってきました。
佐渡島には、佐渡時間というのがあるらしく、開演時間は全員集合した時間です。





演目は
「熊坂」
フラッシュは禁止ですが撮影OKでした。

開演前に演目の解説がありました。

シテは、佐渡で能を指導されている金井雄資さん。
他は皆さん地元の愛好家の方々だそうです。さすがです。









実は、高齢の父がドライブ中に気分悪くなり、この鑑賞は無理ではなかろうかと思われる時間がありました。

でも、何のために佐渡まで来たのや〜‼️と、鬼気迫る程の想いが96歳の老体を復活させました。
開演と同時に客席に座り、心配する同行者をよそにどんどん集中してその世界に浸り込み、終演の頃には気力体力共に取り戻しておりました。

全く驚きました。大した超高齢者です。

20分ほどおして、舞台は終わり、お宿に戻って……あれ?
その後どうしたのだったかしら😅

そうそう、父は休ませて、若者?でちょっとだけ酒盛りをしました。
若者の中には、私の娘と93歳の叔母上も混ざっております(笑笑)

これで、佐渡島の二日目が終わりました。

……続く




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佐渡島 正法寺とトキの森公園

2023-10-28 23:38:00 | 旅行
たびのホテル佐渡
という、佐渡島では新しいホテルに二連泊しました。
佐渡島のホテルは畳間が多く、ベッドがあるホテルが少ないそうです。
高齢者にはベッドの方が楽なのです。




ウクライナ出身の声楽家オクサーナ・ステパニュックさんに遭遇、平和祈念のコンサートに出演されているとのことで宿泊されていました。

ホテルエントランス


写真は無いですが、
朝食はバイキング。
コロナ前の形式で嬉しいです。
別腹の朝カレーも食べてコーヒーも飲んで、観光の一発目は
正法寺さん!
世阿弥もつけて舞ったと言い伝えのある
「神事面べしみ」
を拝見させていただきます。












鎌倉時代の面で、雨乞いに使われたそうです。

特別にお許しを頂き、父が代表で触らせてもらいました。
手袋をお借りして……




世阿弥の島での暮らしぶりが読み取れる手紙…



正法寺さんでは本堂の内陣を能舞台に見立てて
「ろうそく能」
という催しを18年も続けておられるそうです。

佐渡島は日本一能舞台が多い地域で、島民は天から謡が降ってくるようにお能と共に生活されているようです。
父の流派、宝生流の根拠地です。
世阿弥が流されて、何故宝生流が定着したのか、そこのところを正法寺の御住職様に色々とお話を伺うことができました。

欄間に立派な鯉の彫り物
滝をのぼるのを戸惑っている鯉と、決心してのぼっていく鯉
裏も表同様に掘り上げてあります。




佐渡島には大きな川が無くて三途の川も無い⁉️
御釈迦様の前には、海の荒波とカモメ〜

都から離れているからでしょうか?自由な発想と行動力が佐渡島にはあるようです。




ちょっと早いですが、12時前に予約していたお寿司屋さん
「いしはら」へ。
両津港で獲れる魚介のみで握られたお寿司です。カウンター席のみのお寿司屋さんが多い中、従弟が見つけてくれたテーブルと椅子があるお店です。
佐渡マグロ、美味しかったです。






セイタカアワダチソウが至る所に、ものすごい勢いで広がっていました。
父が、ブタクサだというので、アプリで調べましたらやはりセイタカアワダチソウでした。
セイタカアワダチソウは虫媒花なので、ブタクサのように花粉は飛びません。良かった〜。
でも、虫さん達の働きがいかに凄いか…ミツバチ、てんとう虫、蝶々……どれだけの数が飛び回ったらこうなるのかしらと思うほど多かったです。
紅葉より断然セイタカアワダチソウの黄色が際立っていました。





トキの森公園に来ました。







日本のトキは絶滅して、今いるのは中国からやってきて増えたトキです。もう500羽ほどに増えて、遺伝子的には殆ど同じだとのこと。
飼育ケージの中で時々羽ばたいてその美しい羽根を見ることができました。
ドライブ中に田圃に5羽いるのを見ました。

ここで、一旦ホテルに戻って、薪能鑑賞の予定でしたが、どうやら雨が止みそうにないので、屋内の能楽堂にての鑑賞となりました。

つづく……














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96歳佐渡島へ

2023-10-27 23:03:00 | 旅行
父が佐渡島へ是非行きたいと言うので、飛行機✈️に乗ってひとっ飛び〜というわけにはいきませんが、伊丹空港から新潟空港、そして新潟港から佐渡汽船のフェリーに乗って、世阿弥や日蓮やらが流された佐渡島へ行ってきました。
後に、あれはいつのことやったかいなぁ…と、記憶力自慢大会になった時のことを考えて、きちんとブログに書き残しておかなくちゃなりません。

初日
10月20日
首都圏在住の私は19日に前泊して20日に父と合流、京都駅から伊丹空港までバスで行き、伊丹空港では、車椅子のサービスを受けるべくカウンターでチェックインです。
恥ずかしながら自力でネットで航空券を購入したのは初めてで、コンビニ振り込みしたレシートを何度も確認してドキドキしていましたが、大変スムーズに手続きできて、ANAの全力のサポートで96歳の父は飛行機に乗り込みました。
タラップはのぼれなくはないですが、心配なのでリフターをお願いしました。





1時間で新潟空港到着。
空港では従弟従妹と叔母上がお迎えに来てくれていました。
従弟の車に乗り込んで港へGO

佐渡汽船のカーフェリーは、カモメと戯れながらゆるゆると進みます。特等室で、叔母上お手製の太巻き弁当で夕食です。











新潟の太巻きにはピーナッツくるみを入れるのだそうです。
絶妙に炊き上げられた新之助米、抜群のお酢加減、叔母上こだわりの牛蒡。
こんな美味しい太巻きを食べたのはじめてです。






2時間半で両津港到着、佐渡島上陸




すっかり暗くなっていました。

暗い〜霧雨〜寒い〜

島流し感を満喫しながらお宿を目指して、島の真ん中の道を走ります。
あ、運転は従弟です。
今夜はここまで…


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