能面袋 平等院

2017-01-18 19:42:38 | 能面袋
能面袋二作目完成。

京都名所宇治平等院プラチナ二重帯
先ずは、合掌して、母の気持ちを思いながら、鋏を入れる。







父は、今打っている
「泣増」
の面がもうじき出来上がるから、それを入れると言ってくれた。

2度目で完成図が頭にあるので丸2日でできた。
しかしまあ、帯をチクチクするのは力が要る。
物差しは使わず、自分の手と指のサイズ頼りの私の裁縫。
多少の歪みはご愛嬌。





能面袋~表と裏どんでん返し~完成

2016-04-09 21:10:05 | 能面袋
使わない帯を解いていると話したら、能面を入れる袋を作ってくれと父が言う。

このようなもの↓




先生でもある友達にSOSしてアドバイスをもらった。
針に糸を通すのが難しいとこぼしたら、こんな便利なものを買ってきてくれた。



細い針でないと着物も帯も縫えないので、本当に困っていたのに、ポチとな一手間であらあら嬉しや糸が通る。
使い易い針や接着綿など、必要な物を揃えてもらって感謝感謝。

上手くいけば、この帯を使うことにして、



先ずは試作で先日バッサリ切った名古屋帯を使うことにした。

縫い代に印をつけて、ボンドを塗り、乾かしてから裁ちバサミを入れる。




片面接着綿をアイロンで貼り付けて



袋を縫った。

チクチク手縫いだ。



まだ完全にとじてはいないけれど、この後、帯の刺繍の部分を切り取り貼り付け、更に結び紐をつける予定。
刺繍の切貼り、それが難しそうなので先生に助けて貰うようお願いした。

確か、10年ほど前、2人でチクチク縫い物をした事があって、その時はミシンは使わない~一緒ね~なんて話していたのに、なんともはや彼女はプロだ。

ひょんなことから始まったチクチク街道。まだ日が浅いがとても楽しい。
針に糸が通れば何か作れるのね。追い立てられる作業でもないので、気の向いた時にやるだけ。

能面袋
父の打った能面を、母が私にもたせてくれた帯で作った袋に入れる。

ただ漠然と帯を解いて小物を作ろうとしていたけれど、目標ができた。
息子に扇やお稽古の本等、お能グッズ入れは要らないか?と訊ねたら、作ってくれと返事がきた。
よしっ!!

始めれば前に道が現れるってこういうことなのかな。

ダイニングテーブルで作業をしていると、猫に邪魔されない事がわかった。
心なし拗ねてる猫




さて、紐に取り掛かる。

ボンドを塗って乾かしてから裁つ。



やっぱりチクチク手縫いでできた。不揃いな縫い目なんのその。





紐は置いてみただけ、まだ取り付けていない。

いよいよ、あとは刺繍を貼り付けるだけとなった。




完成予想図(後ほど、この予想図は大きな間違いであることが判明する)




最初の計画では、刺繍の部分を切り取って貼り付けるつもりだった。
でも、集中力が持ちそうになくて、計画変更、そのまま袱紗のように縫い合わせてから本体にふわっと取り付けた。光の加減で随分色が違って見える。
諸事情⁉️袱紗作りに夢中になっていて、肝心の位置がずれてしまった。汚れていた箇所を隠そうとしてずれてしまった。
紐の位置をどうしよう……?





えいやっとこのまま仕上げにかかろうとしたけれど、
ここで、大きな悩みが発生。

紐を付けるのって難しい。
全工程の中で一番難しい気がする。
針もここまで作業をしてきてとうとう曲がってしまった。
あと少しなのに、紐を取り付けるだけなのに。
頭を冷やして、時間を置いてから仕上げることにした。

一夜明けて、今日はギターの練習。
そして、
今、父から電話があり、大変な事が発覚した。

どうやら、この能面袋
表と裏が逆だったらしい。
蓋と紐は裏側にくるのだという‼️

父から、こんなものや~と送られた写真がこれ、この記事の1枚目の写真
てっきり、表側だと思い込んでいた。



これが、なんとなんと、裏側だというではないか‼️

やれやれ

刺繍の面は四隅だけ縫い付けていたので助かった。
傷は辛うじて浅い❓

まあ、表と思っていた方が裏だったので、紐をつけるのは少し楽になったのでよしということだ。

家族の帰りを待っているうちにできちゃった。

裏❗️に、紐をつけて



表に刺繍を付け直し





出来上がり。

レイアウトと、蓋で隠れると思っていたので雑にしたところが気になるけれど。



以上、能面袋第一作目の記録。