懲りない右翼政治家「JAPANデビュー」で「公共放送のあり方について考える議員の会」が発足総会

2009-06-12 21:46:41 | ジャーナリズム
自民党:公共放送を考える議員の会が発足総会/毎日
 NHKスペシャル「シリーズ JAPANデビュー 第1回アジアの“一等国”」(4月5日放映)の内容が偏向していたなどとして、自民党の国会議員有志でつくる「公共放送のあり方について考える議員の会」が11日発足した。会長に古屋圭司氏(衆院議員)、事務局長に稲田朋美氏(同)が就任。国会内で開かれた設立総会には森喜朗、安倍晋三の両元首相、中川昭一前財務・金融相ら約60人が出席した。

 番組は、日本による台湾統治について、関係者の証言や歴史資料「台湾総督府文書」などから検証した。
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090612k0000m010104000c.html
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勉強会「公共放送のあり方を考える議員の会」の発足について/中川昭一
4月5日放送のNHKスペシャル/シリーズJAPANデビュー第1回「アジアの〝一等国〟」で、台湾を日本の植民地政策の一方的犠牲者と位置付け、台湾人の反日感情を誇張し、自虐史観に満ちた内容が放映された。
 報道関係者によると、インタビューを受けた柯徳三さんは、放送後に「インフラ整備や教育など日本の功績についても話したが、すべてカットされた。NHKは一体、どうなっているのか?」と語ったという。柯さんは『母国は日本、祖国は台湾』(桜の花出版)の著書もある日本語世代の87歳。台湾人としては狭き門の旧制台北第一中学校を卒業し、日本統治の台湾人にとってつらい面も良い面も経験した人物だ。だが、放送では日本への批判と取れる発言ばかりが引用され、ナレーションの効果で、柯さんが日本に強い恨みを持っている人物かのように描かれた。おそらくそれは、柯さんの本意ではなかっただろう。
 また、番組では、日清戦争の結果、清国から台湾の割譲を受けた日本が軍を派遣し台湾全島を接収した過程を「日台戦争」という耳慣れない造語で表現し、日本が台湾を侵略したかのように印象付けようとした。また、1910年の日英博覧会で台湾の先住民族を紹介したことを「人間動物園」と表現するなど、日本統治がいかに差別的であったかを誇張とも言える方法で強調した。
さらには、放送ではナレーションで、日中戦争勃発後、台湾総督府が「学校や新聞などで中国語を禁止し日本語の使用を強要(した)」と解説した。だが、台湾人が一般的に「中国語」とされる北京官話を、強要されるようになったのは、日本統治が終わり中華民国に接収されることとなった終戦以降で、当時の台湾人は禁止されるべき「中国語」はそもそも話せなかった。今でも「本省人」と呼ばれる人々が日常的に話す台湾語(閩南語)と、「華語」と呼ばれる北京官話との差異は大きく、両者は通じないと言って良い。つまり、NHKのナレーションは、台湾が「中国の一部である」とする中華人民共和国の主張に与するものであり、「台湾がどこに帰属するか発言する立場にない」とする日本政府の立場と矛盾するものである。
 すなわち、この番組の問題は、第一に、一般的に親日感情が強いとされる台湾の現状に反し、反日感情を持った人が多いかのように描く偏向的な編集である。と同時に、いわゆる中国語と台湾語とを、意図的かそうでないかは別にして、取り違えるという事実誤認が多数みられるということである。
 こうした偏った番組の編集や、歴史的な事実誤認がなぜ見過ごされてしまったのか。それが放送法3条の「報道は事実をまげないですること」に反する形で、どうして公共放送たるNHKで行われたのか。
 この問題は、単に過去の台湾統治を含む日本の植民地政策が正しかったのか、正しくなかったのかというこれまでに繰り返されてきた「歴史問題」ではない。日中国交正常化以降、何度も提起され、現在に至るまで日本外交の宿痾として続く対中、対台湾外交の問題でもある。
 そこで、こうした問題意識を共有する約30人の議員とともに「公共放送のあり方について考える議員の会」を設立することを決め、6月3日、準備会合を開いた。言うまでもなく、本会が、報道の自由や言論の自由に対する圧力と取られるような活動を取るようなことになってはならない。ただ、国民の受信料を元に運営される公共放送NHKが本当に国民の目から見て正しく運営されているのか。それを検証していきたいと思っている。
http://www.nakagawa-shoichi.jp/mynews/detail/20090605_477.html

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「公共放送のあり方について考える議員の会」の発足について/中山成彬

6月3日24名の発起人が集まり、標記の議連を立ち上げることになりました。発会式は6月11日14時から衆議院内24控室において、金美齢氏をお呼びして話を聞くことになっています。

 NHKスペシャル シリーズJAPAN デビュー第1回『アジアの一等国』の放送後、公共放送の公正性を求める国民の声は、台北、東京、大阪、名古屋、福岡、札幌などの「デモ行進」に現れています。

 東京のデモ行進は、2週に亘って1,000名以上の都民が渋谷のNHK放送センターを取り囲む状況になっていますが、各マスコミは沈黙したままです。その同じマスコミが時には数十人のイデオロギー系の会合を全国放送しています。NHKの内部からも疑問視する声が上がっています。

○全国放送する基準はいかなるものなのか。

○公共放送として国民の知る権利を奪っているのではないか。

これら国民の声を踏まえて、自由民主党内に「公共放送のあり方を考える議員の会」を設立することになったものです。

なお、私はホームページに掲示しましたように、4月28日、福地NHK会長に対し、「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」の会長として、公開質問状を発し、5月11日に回答をいただきました。その後、回答書に記載されている同じ資料を入手して精査し、改めて6月3日再質問状を出しました。放送内容が事実と異なっている点に絞って回答を求めているところです。(6月5日)
http://nakayamanariaki.com/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=39

再質問状(H21.6.4)に対するNHKからの回答書(2009-6-12 New!) 

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「公共放送のあり方について考える議員の会」設立/ 赤池まさあき (山梨1区)の国政ニュース
 本会議後、衆議院3階の国会対策委員会室で、「公共放送のあり方について考える議員の会」の設立総会が開催されました。国会議員本人が50名以上集まりました。衛藤晟一参議院議員が開会の言葉を述べ、古屋圭司発起人代表が設立趣旨を述べました。古屋代議士は、台湾での世論調査の結果を引用して、「台湾で好きな国はトップが38%で日本、2位が5%の米国です。今後付き合いたい国も、トップが31%で日本、2位が米国で20%です。それだけ台湾で日本が好感をもたれている」と紹介し、NHKの番組はその関係を壊そうとしていると指摘しました。

 その後、NHKスぺシャル「シリーズJAPANデビュー第1回“アジアの一等国”」のダイジェスト版と、チャンネル桜が検証取材したインタビューも見ました。

●金美齢さんの講話

 引き続き、台湾人評論家の金美齢さんの講話を聞きました。以下講演要旨です。文責は私赤池にありますので、ご理解ください。

 今回の問題は、NHKはじめテレビのつくり方の問題が大きいと思います。NHKという公共放送が恣意的につくられており、看過できない、許されない問題です。NHKの番組は冒頭「未来を見通すカギは、過去にある」というテーマを掲げています。このNHKの番組のつくり方では、日本の未来はないと確信します。このような過去の歴史の傷ばかりを深く大きくして過大に放送しています。

 まず、当時の歴史の大前提がきちっと説明されていません。なぜ日本は台湾を統治したのかという視点です。それは、日清戦争の勝利によって、下関条約によって台湾は清から日本へ割譲されたのです。国際的に認められたルールによって、行われたのです。確かに、日本統治初期には反乱がありました。これは「日台戦争」と呼ばれるものではなく、一部の人が抵抗した、武力蜂起です。当時の台湾は清朝にとって、文化果つる地、化外の地であり、見棄てたられた地も同然でした。役人は3年交代で、日本統治が始まる時に反乱を嗾けて、逃げ帰ったのです。土匪が大勢おり、秩序はありませんでした。もともと台湾の人は、政治的秩序を好みませんでした。こういう諺があります。“父が養うなら父に従い、母が養うなら母に従う”というものです。情けない話ですが、それが歴史的現実でした。

●日本統治時代は光が上回る

 日本統治時代の台湾エリート、現在80歳代ですが、皆医者になりました。植民地の中での出世は医者になることでした。NHKの番組に出てインタビューに答えた日本語が達者な方々は、当時のエリートで、医者がほとんどです。自ら望んで台北一中という当日のトップ校に入ったのです。「日本語でしか考え、話せない、洗脳」という発言がNHK番組でありました。戦後60年以上経って、中国語で話そうと思えば話せたのに、なぜ日本語に今でも拘っているのでしょうか。李登輝さんもそうですが、それは日本の統治時代を誇りに思っているからだと思います。

 言葉はツール、武器だと私は思っています。日本統治前の台湾はほとんどが文盲でした。日本が学校をつくったのです。日本人のためには小学校、台湾人のためには公学校をつくりました。これは現実的選択でした。台湾語しか話せない子供たちを日本人と同じ学校に入れられないからです。日本語教育が進み、台湾の子供も日本語ができるようになった、ある時期から2つの学校は国民学校として一緒になりました。「日本本土の内地人は一等市民、沖縄の人が二等市民、台湾人が三等市民」とNHKの番組の中での発言がありました。当時は遠地手当がついたので、日本人と台湾人の給与の差があるのは当然でした。それを差し引いても、いろいろな差別があったのは間違いないと思います。

 歴史には光と影があります。植民地では当然影が色濃いわけです。しかし、日本の統治時代は、光が上回っているのです。戦後の国民党の支配時代よりも戦前の日本統治時代の方が良いと思っているのです。だから、今でも台湾は世界一二の親日国家なのです。

●日本語の普及によって、部族間のつながりができる

 「人間動物園」というショッキングな言葉が番組で使われています。イギリスがインド人を博覧会で見世物にしたということで使われたことを、日本が真似て、台湾の原住民を見世物にしたというようです。しかし、今でも台湾では、世界に台湾をPRするのに、原住民を連れていき、当時の格好をさせて、踊りをさせます。

 台湾には13部族あり、言葉が違い、横のつながりありませんでした。日本語が普及して、文盲がなくなり、初めて横のつながりができたのです。日本語によって、知識や技術を身につけることができるようになったのです。現在シンガポールが英語教育に熱心に取り組むのと同じ理由です。

 先日台湾から電話がありました。NHKの番組に出演した人です。7月に東京に来るといいます。なぜなら台北一中の同窓会に出るためだというのです。2か月に1回東京で同窓会をやっているといいのです。それだけ、日本が好きだということです。

 NHK番組に後藤新平の話が出てきます。彼は、インフラ整備だけでなく、アヘンを台湾から締め出すのに貢献をしました。アヘン中毒者にはアヘンを渡し、新規に手を出すものは厳罰に処しました。それによって、徐々にアヘンが台湾からなくなったのです。

●テレビには台本がある

 テレビをつくるためには台本があります。台本にそって、テレビがつくられ、日本全体の空気がつくられます。今の日本の台本は「政権交代」「世襲反対」です。それは、日本全体の問題だと思います。

 この番組を見て、歴史を知っている人はいいですが、歴史を知らない台湾人が日本を嫌いになったり、日本人が自国に誇りをもてなくなったりすることが問題です。歴史を知らない多くの人が、この番組をどう思うかがとても心配です。

●国会議員からの発言

 金美齢さんの講話の後、放送局を管轄する総務省からは、放送法と今までの行政指導例の説明があり、国会議員の意見交換となりました。

 「NHKの女性戦犯法廷と同様の問題です。放送法違反で電波法76条の3カ月以内の電波停止を検討すべきだと思います。BPOはまったく機能していないので、新たな第三者機関をつくるべきです」
「背後に反日の台湾学者がいるのではないかと思います。」
「放送法違反に対して、総務省の対応はどうなっているのでしょうか」
「今回の問題で、総務省は放送法違反として調べる気があるのでしょうか」

 総務省に対して、厳しい意見が相次ぎました。
 今後も、議連を継続して、この問題に取り組むことで、散会しました。

 金美齢さんの自国の歴史を客観的に見て、台湾と日本に対する「愛国心」を感じました。しかし、その一方で、反日番組に対する総務省の姿勢には・・・・・・・?

 「国づくり、地域づくりは、人づくりから」をモットーに、日本国家国民を守るために、全力を尽くす覚悟です。今後もご指導ご支援を心よりお願い申し上げます。
http://blogs.yahoo.co.jp/masaaki_akaike/59071849.html
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【安倍晋三】これからの日本とマスメディア問題[桜 H21/6/11]



【台湾】JAPANデビュー アジアの一等国【台湾】1

JAPANデビュー アジアの一等国【台湾】2
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JAPANデビュー アジアの一等国【台湾】8


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2 コメント

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極々控え目に言って (かんぽの23兆を米国に差し出す豚が何とド厚かましい!)
2009-06-13 23:29:47
売国奴の分際で、何をド厚かましく『愛国』を看板にすれば、更にフンダクレる等と勘違いしているのか。
先の負け戦の混乱の中で、阿片資金や供出貴金属から色々掠め盗れたからって、又しても負け戦したがる悪癖を恥じろ!
僅かでも常識があるなら、な!
正しい名称は『売国放送のさせ方を考える偽員の会』だろうが。
返信する
怒り心頭の余り桁を一桁少なく書きました。 (「かんぽの230兆円を米国に差し出す売国の豚!」が正しい。)
2009-06-14 14:27:52
御免なさい、お詫びして訂正します。
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