六ヶ所再処理工場近接する井戸でストロンチウム90検出/三陸の海を放射能から守る岩手の会

2010-07-06 13:43:40 | 社会
六ヶ所再処理工場に近接する尾駮(おぶち)地区の井戸でストロンチウム90の値が
全国平均値の七倍以上という驚くべきデータが『青森県原子力施設環境放射線調査
報告書(平成二一年度第三四半期)』に掲載されています。
文部科学省の環境放射線データベースと比較すると全国でも突出した異常に高い
数値です。

  
 *図をクリックすると拡大します

  http://homepage3.nifty.com/gatayann/no.86.pdf

日本原燃の調査結果青森県のホームページの『青森県原子力施設環境放射線調査
報告書』には付録資料1として「井戸水のストロンチウム90の調査報告」が
あり、日本原燃の調査(四月二六日付け文書)として発表されています。
問題の井戸の所在地は「尾駮②」となっていて地図などによる位置の説明はありません。
再処理工場と近接する六ヶ所村尾駮地区にある井戸ということになります。
その測定値は左のような表によって示され、さらに上のような折れ線グラフによって
平成元年以来の推移が示されています。
化学試験開始の翌年の平成一五年以降黒点のストロンチウム90の濃度が上がってきて
います。
ウラン試験、アクティブ試験と上昇傾向にあり、さらに昨秋、急上昇しました。
全国四〇〇地点の最高濃度の約二倍この数値を、文部科学省が収録している『環境放射線
データベース』で比較してみました。
平成元年〜二一年のストロンチウム90については全国四〇〇箇所の地点の数値がヒット
しました。
その平均値は2・08ミリベクレル/㍑で、全国の最大値は福井県猪ヶ池の6・7ミリ
ベクレル/㍑でした。
六ヶ所村尾駮②の14ミリベクレル/㍑は平均値の約七倍、最大値・猪ヶ池の約二倍です。

「環境レベルの変動」か?

日本原燃は微量であり、「環境レベルの変動」として済まそうとしていますが、本来、
自然にはないストロンチウム90が検出され増大しているのであり、人体に入り骨に蓄積
し造血細胞を破壊し白血病の引き金になることが懸念されます。
井戸水にまで放射能が入り込み始めたことは深刻です。
詳しくは「岩手の会」ホームページを参照してください。
(永田文夫)

三陸の海を放射能から守る岩手の会

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