安全問題を「週刊金曜日」で訴えた社員を処分した非常識巨大企業・JR東日本が、今度は「週刊現代」(7/29付・最新号)の吊り広告を拒否する事件を起こしました。「テロリストに乗っ取られたJR東日本の真実」と見出しが気に入らないらしく「『鉄道事業に支障や不利益を及ぼす広告は掲示しない』とするガイドラインに基づき判断した」ということです。
これまでもJR東はメディア批判を徹底的につぶしてきましたが、今回もその延長戦
上の傲慢な行為です。で、さっそく「週刊現代」を購入して読んでみました。
見出しは
「現役最高幹部が命をかけて内部告発! テロリストに乗っ取られたJR東日本の真
実」で
リードは
「政界・財界・官界・マスコミ界を巻き込む平成ニッポンに残された最大にして最
後のタブー。一日の利用客1600万人、社員6万5000人を擁する“世界最大級の公共
交通機関”は、盗聴、盗撮、住居侵入から殺人まで目的のためには手段を選ばない
非合法集団に、いかにして侵されていったのか。われわれは乗客の生命すら脅かさ
れかねないその病巣を抉る、驚愕のノンフィクション連載がここにスタートする・・・
」です。
記事は8ページにもわたるもので、ジャーナリストの西岡研介さんが、JR東の現役
最高幹部に話を聞く形で展開されています。内容はずばり「革マル問題」。革マル
派がいかにJR東の経営に入り込んでいるか、というものですが、「実質的に支配し
ている」とまで言い切っています。また1987年の国鉄分割・民営化で国労をつぶす
ために革マル派をどう利用したかという、JR発足時の影の歴史にもふみこんでいま
す。これまで国会質問などで明らかになっていることが多いですが、それをまとめ
て世の中に提出した意味は大きいと思います。次号からはより突っ込んだ「実態」
を明らかにするということです。
1994年に「週刊文春」が「JRの妖怪」を特集し、革マル問題を取り上げたとき、キ
ヨスクが販売拒否をするという事件がありました。この時のJRのやり方にメディア
はビビッて、その後JR批判はタブーになってしまいました。今回12年ぶりに「週刊
現代」がタブーをやぶったわけで、同誌の並々ならぬ決意を感じます。また他のメ
ディアがどう扱っていくのかも気になるところです。なお「共同通信」「読売新聞」
は広告拒否の事実報道をしていました。
ぜひJR東・広告拒否の「週刊現代」を読みましょう。
なお、7月25日には佐高信講演の「JR東日本の非常識を問う市民集会」(飯田橋SK
ホール)があり、JR東の「安全と人権」を徹底批判する予定です。
↓
http://www.labornetjp.org/news/2006/1152159497763staff01/
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松原明 (VIDEO PRESS) MGG01231@nifty.ne.jp http://www.vpress.jp/
これまでもJR東はメディア批判を徹底的につぶしてきましたが、今回もその延長戦
上の傲慢な行為です。で、さっそく「週刊現代」を購入して読んでみました。
見出しは
「現役最高幹部が命をかけて内部告発! テロリストに乗っ取られたJR東日本の真
実」で
リードは
「政界・財界・官界・マスコミ界を巻き込む平成ニッポンに残された最大にして最
後のタブー。一日の利用客1600万人、社員6万5000人を擁する“世界最大級の公共
交通機関”は、盗聴、盗撮、住居侵入から殺人まで目的のためには手段を選ばない
非合法集団に、いかにして侵されていったのか。われわれは乗客の生命すら脅かさ
れかねないその病巣を抉る、驚愕のノンフィクション連載がここにスタートする・・・
」です。
記事は8ページにもわたるもので、ジャーナリストの西岡研介さんが、JR東の現役
最高幹部に話を聞く形で展開されています。内容はずばり「革マル問題」。革マル
派がいかにJR東の経営に入り込んでいるか、というものですが、「実質的に支配し
ている」とまで言い切っています。また1987年の国鉄分割・民営化で国労をつぶす
ために革マル派をどう利用したかという、JR発足時の影の歴史にもふみこんでいま
す。これまで国会質問などで明らかになっていることが多いですが、それをまとめ
て世の中に提出した意味は大きいと思います。次号からはより突っ込んだ「実態」
を明らかにするということです。
1994年に「週刊文春」が「JRの妖怪」を特集し、革マル問題を取り上げたとき、キ
ヨスクが販売拒否をするという事件がありました。この時のJRのやり方にメディア
はビビッて、その後JR批判はタブーになってしまいました。今回12年ぶりに「週刊
現代」がタブーをやぶったわけで、同誌の並々ならぬ決意を感じます。また他のメ
ディアがどう扱っていくのかも気になるところです。なお「共同通信」「読売新聞」
は広告拒否の事実報道をしていました。
ぜひJR東・広告拒否の「週刊現代」を読みましょう。
なお、7月25日には佐高信講演の「JR東日本の非常識を問う市民集会」(飯田橋SK
ホール)があり、JR東の「安全と人権」を徹底批判する予定です。
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http://www.labornetjp.org/news/2006/1152159497763staff01/
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松原明 (VIDEO PRESS) MGG01231@nifty.ne.jp http://www.vpress.jp/