「自決するな」改めて証言 「つくる会」、元座間味村防衛隊員宮平秀幸氏同席で会見/世界日報

2008-03-11 21:18:55 | 沖縄
 元座間味村防衛隊員で海上挺進隊第一戦隊の梅澤裕隊長(当時)の伝令役だった宮平秀幸氏(78)がこのほど沖縄戦に関する新しい事実を公表したことを受け、新しい歴史教科書をつくる会(藤岡信勝会長)は十日、沖縄県庁記者クラブで宮平氏同席の下、記者会見を開いた。
 記者会見で宮平氏は、当時座間味村で村民が集団自決をしようと忠魂碑に集まったことを受け、「野村正次郎村長(当時)が隊長の指示に従い解散命令を出した」と語り、隊長による集団自決でなく「自決をするな」との命令を出したと改めて証言した。

 「死んで天国で報告するよりは、生きているうちに語らないと悔いを残すと思った」と、証言を決断した理由を語った。
http://www.worldtimes.co.jp/special2/oki_kentei/080311.html

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「死んではいけない」 元座間味村隊長伝令役が証言
第22回世日フォーラム沖縄
沖縄県の本紙読者でつくる世日フォーラム沖縄(代表幹事・当山正範)の第二十一回「沖縄と日本の未来を考える講演会」が九日、宜野湾市のカルチャーリゾート・フェストーネで行われ、座間味島在住の元座間味村防衛隊員で海上挺進隊第一戦隊の梅澤裕隊長(当時)の伝令役を務めていた宮平秀幸氏(78)が講演、同島の集団自決で「軍命はなかった」と証言した。フォーラムには約百二十人が参加した。
 宮平氏は講演で、座間味村で集団自決が起きた前夜、野村正次郎村長(当時)ら村幹部に対して梅澤裕隊長(当時)が「死んではいけない。ひとりでも生き延びなさい」という言葉を直接聞いたと語った。その上で、集団自決しようと忠魂碑に集まった人々に対し、野村村長が「隊長から『自決するな、避難させよ』との命令により解散命令を出した」とし、梅澤隊長の自決命令はなかったと証言した。

 続いて、拓殖大学の藤岡信勝教授が講演し、渡嘉敷、座間味両島で「隊長命令があったかどうかという問題は、すでに過去のもの」で「今は隊長が自決を止めたかどうかが争点になっている」と指摘。宮平氏の証言によって「座間味島の集団自決で(軍命が無かったという)真相が霧が晴れるように見えてきた」と解説した。
http://www.worldtimes.co.jp/special2/oki_kentei/080310.html

 藤岡会長は、「梅澤隊長による『自決するな』という命令によって宮平氏とその家族を含む多くの村民の命が救われた」とし、宮平証言によって座間味島における集団自決の真相解明は新たな段階を迎えたと説明。

 その上で、「文部科学省に対し集団自決の教科書記述の再修正を求める」とともに、反軍イデオロギーによってゆがめられた沖縄戦の全体像を描き直すことを目指す『沖縄戦研究会』(仮称)設立に賛同・協力していく意向を示した


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