みなさま、グリーンピースの鈴木です。
グリーンピース福井アクションセンター駐在の高田の、
おおい町議会傍聴報告ブログです。
「原発立地自治体の苦しみ、いま、これから――おおい町議会原子力委員会」
http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/blog/staff/blog/39350/
こうした声のある中、野田総理が
「政治判断して、稼働をお願いせねばならない時は、政府を挙げて自治体の理解を得るべく全力を尽くす」http://sp.mainichi.jp/m/news.html?cid=20120304k0000m010085000c
などと述べているのは傲慢だと思いました。
政治判断を下す前に、まず、自治体でなされている議論を知るべきでしょう。
Kazue Suzuki Nuclear/Energy campaigner
Greenpeace Japan
Tel:+81-3-5338-9800
Fax:+81-3-5338-9817
Mobile:+81- 80-3017-0046
http://www.greenpeace.org/japan
Twitter: gpjTweet
グ リーンピースの放射能調査にご協力をお願いいたします。
→https://www.greenpeace.or.jp/ssl/support/supporter_form_html#form
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原発立地自治体の苦しみ、いま、これから――おおい町議会原子力委員会
http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/blog/staff/blog/39350/
こんにちは、福井アクションセンター駐在中の高田です。
2日金曜日も、大飯原発がある福井県おおい町の町議会を訪ねました。
この日傍聴したのは、午後1時30分からの原子力発電対策特別委員会。
原発関係の陳情3件が話し合われました。
委員会では、参加の7名の議員が、個々の議題に対して積極的に発言し、対立する意見もしっかりと述べられています。
大飯原発再稼働に反対する2つの陳情をめぐっても、多くの発言がありました。
そこには、原発立地自治体おおい町が抱えている苦悩や不安が表れています。
【大飯原発再稼働に反対する陳情に対するおおい町原子力発電対策特別委員会での委員(議員)の発言要旨(3月2日)】
「福島原発事故の分析と教訓に基づく安全対策とられるまで大飯原発の再稼働をしないことを求める点は同意できる」
「未来永劫に再稼働しないとの意味が含まれているのではないか」
「福島事故では100キロ以上離れたところでも影響がある。大阪など大飯原発から離れたところの住民も心配している」
「(原発は)みんな心配してるが、一番心配しているのは立地の自治体だ」
「絶対にシビアアクシデントないと保証できる、人類の英知として安全基準を確立しない限り再稼働はダメだ」
「大飯原発動くと、ストレステスト2次評価もないまま、なし崩し的に全国の原発が動く前例になってしまう」
「いや、大飯が動いたからと言って他もということではなく、個別にみていくはずだ」
「2度と福島のような事故を起こしてはならない点には同意。しかし、(原発立地自治体は交付金などのお金を得るために住民を危険にさらすな、などの陳情文面について)過疎地域であり、安全だという国策にのっとって誘致し、小規模自治体ゆえに原子力に頼らざるを得なかったことなど、これまでの経緯をあまりにも理解しておらず、やるせない気持ち」
「立地自治体は、国の一元的な責任を信用してきた。陳情文面を見ると、自分たちは空気のように電気を使いながら、立地自治体の苦しみや痛みを理解していない。悲しい」
住民とふるさとの安全を守りたい、けれども、財源も雇用も暮らしを支える経済基盤も原発とともに歩んできた――議員からの発言には、単純に「原発推進・反対」では割り切れない、歯がゆさややるせなさが滲んでいました。
安全か雇用か。
おおい町をはじめ、原発の立地自治体は、究極の選択を迫られて苦しんでいます。
安全も雇用も、確保する責任をもつのは、立地自治体の議員や首長だけではありません。国にもその責任があります。
西川福井県知事は、おおい町など原発が集中している嶺南地域の次の基幹産業として、自然エネルギーなどを誘致していく考えを県議会で表明しています。
安全も雇用も確保できる産業はあります。
たりないのは、現状をどのように変えていくかの具体的なステップです。
原発立地自治体は、原発の多くが停止している今、地元のこれまでとこれからを白紙から見つめ直す好機にあります。
国は、立地自治体住民の安全を最優先に考え、立地自治体住民がじっくりと地域のこれからを検討できるよう、その間に影響がある地域の雇用や経済基盤をサポートすべきではないでしょうか。
グリーンピースは、今後も県議会の傍聴や政府への働きかけを続けます。
グリーンピース『再稼働ストップウォッチ』プロジェクト――「原発」「再稼働」について、今日のおおい町議会審議の評価詳細はこちらから。
福井県応援メッセージ募集中◎
越前ガニ、羽二重餅、恐竜フクイサウルスなどなど、福井には魅力がたくさん。
ぜひ、福井県にメッセージを送ってください。
メッセージが10個集まると、紙風船を1つ用意。
ご参加&詳しくはこちら→『福井Love風船』プロジェクト
よろしければ、下のマークをクリックして!

よろしければ、もう一回!
グリーンピース福井アクションセンター駐在の高田の、
おおい町議会傍聴報告ブログです。
「原発立地自治体の苦しみ、いま、これから――おおい町議会原子力委員会」
http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/blog/staff/blog/39350/
こうした声のある中、野田総理が
「政治判断して、稼働をお願いせねばならない時は、政府を挙げて自治体の理解を得るべく全力を尽くす」http://sp.mainichi.jp/m/news.html?cid=20120304k0000m010085000c
などと述べているのは傲慢だと思いました。
政治判断を下す前に、まず、自治体でなされている議論を知るべきでしょう。
Kazue Suzuki Nuclear/Energy campaigner
Greenpeace Japan
Tel:+81-3-5338-9800
Fax:+81-3-5338-9817
Mobile:+81- 80-3017-0046
http://www.greenpeace.org/japan
Twitter: gpjTweet
グ リーンピースの放射能調査にご協力をお願いいたします。
→https://www.greenpeace.or.jp/ssl/support/supporter_form_html#form
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原発立地自治体の苦しみ、いま、これから――おおい町議会原子力委員会
http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/blog/staff/blog/39350/
こんにちは、福井アクションセンター駐在中の高田です。
2日金曜日も、大飯原発がある福井県おおい町の町議会を訪ねました。
この日傍聴したのは、午後1時30分からの原子力発電対策特別委員会。
原発関係の陳情3件が話し合われました。
委員会では、参加の7名の議員が、個々の議題に対して積極的に発言し、対立する意見もしっかりと述べられています。
大飯原発再稼働に反対する2つの陳情をめぐっても、多くの発言がありました。
そこには、原発立地自治体おおい町が抱えている苦悩や不安が表れています。
【大飯原発再稼働に反対する陳情に対するおおい町原子力発電対策特別委員会での委員(議員)の発言要旨(3月2日)】
「福島原発事故の分析と教訓に基づく安全対策とられるまで大飯原発の再稼働をしないことを求める点は同意できる」
「未来永劫に再稼働しないとの意味が含まれているのではないか」
「福島事故では100キロ以上離れたところでも影響がある。大阪など大飯原発から離れたところの住民も心配している」
「(原発は)みんな心配してるが、一番心配しているのは立地の自治体だ」
「絶対にシビアアクシデントないと保証できる、人類の英知として安全基準を確立しない限り再稼働はダメだ」
「大飯原発動くと、ストレステスト2次評価もないまま、なし崩し的に全国の原発が動く前例になってしまう」
「いや、大飯が動いたからと言って他もということではなく、個別にみていくはずだ」
「2度と福島のような事故を起こしてはならない点には同意。しかし、(原発立地自治体は交付金などのお金を得るために住民を危険にさらすな、などの陳情文面について)過疎地域であり、安全だという国策にのっとって誘致し、小規模自治体ゆえに原子力に頼らざるを得なかったことなど、これまでの経緯をあまりにも理解しておらず、やるせない気持ち」
「立地自治体は、国の一元的な責任を信用してきた。陳情文面を見ると、自分たちは空気のように電気を使いながら、立地自治体の苦しみや痛みを理解していない。悲しい」
住民とふるさとの安全を守りたい、けれども、財源も雇用も暮らしを支える経済基盤も原発とともに歩んできた――議員からの発言には、単純に「原発推進・反対」では割り切れない、歯がゆさややるせなさが滲んでいました。
安全か雇用か。
おおい町をはじめ、原発の立地自治体は、究極の選択を迫られて苦しんでいます。
安全も雇用も、確保する責任をもつのは、立地自治体の議員や首長だけではありません。国にもその責任があります。
西川福井県知事は、おおい町など原発が集中している嶺南地域の次の基幹産業として、自然エネルギーなどを誘致していく考えを県議会で表明しています。
安全も雇用も確保できる産業はあります。
たりないのは、現状をどのように変えていくかの具体的なステップです。
原発立地自治体は、原発の多くが停止している今、地元のこれまでとこれからを白紙から見つめ直す好機にあります。
国は、立地自治体住民の安全を最優先に考え、立地自治体住民がじっくりと地域のこれからを検討できるよう、その間に影響がある地域の雇用や経済基盤をサポートすべきではないでしょうか。
グリーンピースは、今後も県議会の傍聴や政府への働きかけを続けます。
グリーンピース『再稼働ストップウォッチ』プロジェクト――「原発」「再稼働」について、今日のおおい町議会審議の評価詳細はこちらから。
福井県応援メッセージ募集中◎
越前ガニ、羽二重餅、恐竜フクイサウルスなどなど、福井には魅力がたくさん。
ぜひ、福井県にメッセージを送ってください。
メッセージが10個集まると、紙風船を1つ用意。
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