屋久島初日の夜、宿でちょっと早めの食事を済ませ、
島の北西に位置する、永田いなか浜へと車を走らせました。
ここでの目的は、
ウミガメの産卵を見ること。
屋久島といえば、小笠原などと並ぶウミガメの産卵で有名な場所。
せっかく屋久島まで来たんだから、ぜひ見ておきたいと、
同行の友人にはナイショで、見学の予約をしておいたのです。
当初はサプライズ企画にしようと思って、黙ってたんだけどね、
昼間、しまを車で周ってる最中、ヤツはしきりに「ウミガメ」を連呼するので、
仕方なくバラしちゃいましたよ。まったくもー(笑)。
屋久島では、ウミガメの見学会がボランティアの方々によって開催されていて、
まったく初めて見るわたしたちでも、見学できるようになっています。
もちろん、ウミガメが上陸しない日もあるらしく、
夜中まで待っても見られないこともあるそうですが、
わたしたちのときは運が良くて、日が落ちた午後8時頃には、
1匹のウミガメかあさんが、すぐそばの浜に上がってきていました。
撮影は禁止とのことで、デジカメを持たずに浜へ降りたので、
この記事には写真はなし。わたしの記事ではめずらしいことですね(笑)。
当然、月明かりくらいしかない暗闇の砂浜での撮影は、
フラッシュを使わない限り無理。
必死で大事な卵を産んでるかあさんに対して、
フラッシュをたくなんて失礼ですからね。もちろん納得です。
係りの方に連れられ、砂浜を見学者が1列になって歩いていきます。
歩き慣れないもんだから、砂に足を取られちゃって大変。
そんな中、最初は真っ暗で周りがよく見えなかったけど、
だんだんに慣れてきた目を凝らすと、
いました。
ウミガメかあさんが、ジッとしています。
もう、産卵のための穴を掘ってあるので大丈夫、ということで、
順番に並んで、一人ずつ静かに後ろから見ることになりました。
いやぁ、ドキドキしました。
テレビでは見たことあるけど、本物は生まれて初めて。
わたしたちの番が回ってきたので見させていただくと、
うまーく掘られた穴の中に、
ピンポン玉より一回りくらい小さい、まぁるくてかわいらしい真っ白な卵が、
ポコン。ポコポコン。ポコン。
と落ちていきます。感動。なまら感動。
ああ、屋久島来てよかった。
なんかね、ここのところ物騒な事件が多かったりして悲しくなるけど、
生命の誕生の瞬間って、ほんと素晴らしいですよ。
なんともいえない感動で、ウワーッと胸が熱くなりました。
これが孵化して、小さな仔ウミガメなんか出てきちゃった日にゃあ、
おばちゃん感極まって泣いちゃうよ。マジで。
ひとしきり産み落とし終わると、
ウミガメかあさんは、大切な命を隠すために、
必死に腕を降り、穴の上に砂をかぶせていきます。
またね、この作業が大変そうなの。
渾身の力を振り絞り、
バサ。バサ。バサッ。
と砂をかけていくのです。
思わず「がんばれ」と、心の中で叫ばずにはいられなくなります。
母は強いねぇ。
疲れきってしばらく動けなかったウミガメかあさん、
大事な子供たちを隠すことに納得したのか、海のほうへと帰って行きました。
途中、持ってくるなと言われてるにもかかわらず、
フラッシュたいて写真撮った人がいて、かなりムカっときましたけど、
それ以外はほんとに感動。もうこんな機会ってそうそうないだろうし、
とってもとっても、いい経験になりました。
ありがとう、ウミガメかあさん。
子供たち全員が無事に孵って、海へと戻り、
そしてまた、こうして卵を産みに来続けてくれることを願わずにはいられない、
生命(いのち)の力強さを感じた夜でした。
島の北西に位置する、永田いなか浜へと車を走らせました。
ここでの目的は、
ウミガメの産卵を見ること。
屋久島といえば、小笠原などと並ぶウミガメの産卵で有名な場所。
せっかく屋久島まで来たんだから、ぜひ見ておきたいと、
同行の友人にはナイショで、見学の予約をしておいたのです。
当初はサプライズ企画にしようと思って、黙ってたんだけどね、
昼間、しまを車で周ってる最中、ヤツはしきりに「ウミガメ」を連呼するので、
仕方なくバラしちゃいましたよ。まったくもー(笑)。
屋久島では、ウミガメの見学会がボランティアの方々によって開催されていて、
まったく初めて見るわたしたちでも、見学できるようになっています。
もちろん、ウミガメが上陸しない日もあるらしく、
夜中まで待っても見られないこともあるそうですが、
わたしたちのときは運が良くて、日が落ちた午後8時頃には、
1匹のウミガメかあさんが、すぐそばの浜に上がってきていました。
撮影は禁止とのことで、デジカメを持たずに浜へ降りたので、
この記事には写真はなし。わたしの記事ではめずらしいことですね(笑)。
当然、月明かりくらいしかない暗闇の砂浜での撮影は、
フラッシュを使わない限り無理。
必死で大事な卵を産んでるかあさんに対して、
フラッシュをたくなんて失礼ですからね。もちろん納得です。
係りの方に連れられ、砂浜を見学者が1列になって歩いていきます。
歩き慣れないもんだから、砂に足を取られちゃって大変。
そんな中、最初は真っ暗で周りがよく見えなかったけど、
だんだんに慣れてきた目を凝らすと、
いました。
ウミガメかあさんが、ジッとしています。
もう、産卵のための穴を掘ってあるので大丈夫、ということで、
順番に並んで、一人ずつ静かに後ろから見ることになりました。
いやぁ、ドキドキしました。
テレビでは見たことあるけど、本物は生まれて初めて。
わたしたちの番が回ってきたので見させていただくと、
うまーく掘られた穴の中に、
ピンポン玉より一回りくらい小さい、まぁるくてかわいらしい真っ白な卵が、
ポコン。ポコポコン。ポコン。
と落ちていきます。感動。なまら感動。
ああ、屋久島来てよかった。
なんかね、ここのところ物騒な事件が多かったりして悲しくなるけど、
生命の誕生の瞬間って、ほんと素晴らしいですよ。
なんともいえない感動で、ウワーッと胸が熱くなりました。
これが孵化して、小さな仔ウミガメなんか出てきちゃった日にゃあ、
おばちゃん感極まって泣いちゃうよ。マジで。
ひとしきり産み落とし終わると、
ウミガメかあさんは、大切な命を隠すために、
必死に腕を降り、穴の上に砂をかぶせていきます。
またね、この作業が大変そうなの。
渾身の力を振り絞り、
バサ。バサ。バサッ。
と砂をかけていくのです。
思わず「がんばれ」と、心の中で叫ばずにはいられなくなります。
母は強いねぇ。
疲れきってしばらく動けなかったウミガメかあさん、
大事な子供たちを隠すことに納得したのか、海のほうへと帰って行きました。
途中、持ってくるなと言われてるにもかかわらず、
フラッシュたいて写真撮った人がいて、かなりムカっときましたけど、
それ以外はほんとに感動。もうこんな機会ってそうそうないだろうし、
とってもとっても、いい経験になりました。
ありがとう、ウミガメかあさん。
子供たち全員が無事に孵って、海へと戻り、
そしてまた、こうして卵を産みに来続けてくれることを願わずにはいられない、
生命(いのち)の力強さを感じた夜でした。
「生命の尊さを見せてもらった」のですね。
ウミガメの涙は涙ではないという話もありますが、そんなことは関係ありません!ウミガメの暮らす海を守る、そんな気持ちを持ち続けたいです
海がめ母さんが必死に砂を卵にかけてる所なんて見たら、ぐっときちゃうだろうな。
1匹でも多くの海がめさんが浜に戻ってきてくれるといいね。
そんなときにも、マナー違反をする人がいるっていうことがとても悲しいです。
みんなで静かに感動を分かち合っているときに、フラッシュなんて。
無事に元気な子どもたちが生まれるといいですね。
子供たちにこういうものを見せてやるといいですね。成長してから見せてもダメですから子供のうちに見せたいものです。
ウミガメは卵を産むときに涙を流すといいますが、どうだったのでしょう。
いや~貴重な体験されたんですね。
ウミガメの産卵、テレビではよく見ますが、、、
ホントに自然を大切にしないと。人間の都合だけでコンクリートで固めた護岸ばかりの海岸を見るたびに思います。
先日は近所の海水浴場(人工ビーチ)で産卵があったと言ってました。元気に育って帰ってきて欲しいものです。
実をいうと、このとき足の具合がすこぶる悪かったので、一瞬、行くのを躊躇したんです。
でも友人が、「運転は任せろ!ここまで来て見なかったら絶対後悔する!」
って言ってくれたので、ある意味その友人に感謝しないといけないかも。
毎回思うことですが、周囲に支えられながら旅をしているわたしです
なんかちょっとうれしかったりして
ほのぼのした空気が流れてましたよ~。
あの卵たちが、全員無事に大きくなってくれるといいんだけど、
敵も多いらしいんだよね。その敵の中には人間も含まれていて。
なんだか悲しい気持ちになります…。
わたしのそばにいたオジサンが、
「持ってくるなって言われてるのに、なんで持ってくるかなぁ!」
ってみんなに聞こえるように言ってたのがうれしかったです(笑)。
いいぞ!オヤジ!みたいな(小心者なわたし)。
年々上陸数が減ってるそうなので、がんばってくれるといいなぁ、って思います。
ただ、親がきちんとマナーを教えなければ、せっかくの機会も台無しになりそうですが。
(フラッシュたいたの、実は子供…)
ウミガメの涙って、残念ながら涙ではないそうです(^^;
体内の塩分を放出しているそうで、泣いているように見えるんですよね。
わたし、ずっと「産卵の辛さ」で泣いてると思ってたので、
ちょっとだけガッカリでした(苦笑)。
それにしても、人間がどんどん自然の居場所を狭めてるんですよね。
せっかく産まれた卵たちも、人が踏んでしまえばそれで終わり。
ちょっとした心遣いが、足りなくなってきているのが寂しいですね。
nobuさんのご近所でも産卵があったんですか!
人工ビーチでも産んでくれたなんて、なんだかうれしいなぁ。
毎年戻ってきてくれるようになるといいですね~!