はるかのひとりごち。

のんびりと旅レポお届け中~。

一筆書きで「日本海」その3:加太越え

2008年03月20日 23時24分07秒 | たびろぐあちこち。

名古屋から関西本線の普通列車で亀山に着いたわたしたち。
せっかくなので駅前へ出てみると、立派な鳥居がありました。
これ、なんの鳥居??とちょっと気になったので調べてみたところ、
ここ亀山って、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が亡くなった土地と伝えられていて、
主祭神として祀られている能褒野神社(のぼのじんじゃ)の鳥居が、
玄関口の亀山駅前に古くから建てられているんだそうな。歴史を感じるなぁ。

そんな亀山といえば、最近でパッと浮かぶのが、
「世界の亀山モデル」でおなじみ、シャープ亀山工場。
駅前には、亀山工場行きの三重交通のバスがいました。
工場見学やってたら見に行ってみたいんだけど、やってないか??

と、ここでもそれほどゆっくりしている時間はナシ。
次の列車に乗るために駅のホームへ戻ると、お出迎えしてくれたのがこちら!!


国鉄生まれ 国鉄育ち

…と、いきたいとこだったんですけどね、
さすがに紀勢本線経由で大阪へ向かうには時間がなさすぎ(^^;;
というわけで、ここからお世話になった車両がこちら。↓


1両編成のディーゼルカーに乗って、「関西本線」の旅の続きです!
この車両、JR木次線や芸備線、
以前乗った松浦鉄道くま川鉄道などで活躍しているものと同型の気動車。
ここから先は本数が少なくなるだけに、発車間際には車内はいっぱいになりました。


亀山駅のお隣の「関」駅。ここから駅名板が青、つまりJR西日本の管轄となります。
かつては名古屋と大阪を結ぶ、鉄道の要衝だった関西本線。
ホームの長さがそれを物語ってます。
単行の気動車じゃもったいないとこが、ちょっと寂しげ。

そして、関西本線といえば、有名なのが加太-柘植間の「加太越え」。
鈴鹿の山間の峠を、列車は進んでいきます。


加太駅を過ぎてほどなくすると、見えてきました。スイッチバック。
これ、後ろから撮ってるんですけど、本線の左手に見えるのが引上げ線。


そして、スイッチバックのポイントを通過。
左手にはチラッと、「中在家信号場」のホーム跡が見えます。


そして、右手にもう1線と、スイッチバック区間をあっという間に離れていく列車。
かつては蒸気機関車がモクモクと煙を上げながら、
このスイッチバックを使って峠を越えたり、
少し前までは、交換列車の待避で使われていたそうですが、
いまでは列車の本数も減ってしまったからか、そのまま通過するようになりました。
引上げ線で対向列車を待つ光景、見てみたかったなぁ。


そして、加太越えを終えた列車は「柘植」駅に到着。
元来た線路を振り返ると、靄がかかった鈴鹿の山がそびえたってました。
ここ柘植駅は、JR草津線との分岐駅。
懐かしい湘南色の113系がいたりして、そっちへ引き寄せられそうになりましたが(危)、
ここはグッとこらえてそのまま進みます。


列車が「伊賀上野」駅にたどり着くと、こんなツーショットが見られました!
わたしたちが乗った普通列車のお隣には、黄色いボディの見慣れぬ車両。
これ、キヤ141系という気動車で、線路と電気の点検をするお医者さん。
JR西日本所属のこの車両、通称「ドクターWEST」って言うんだそうですよ。
たまたま遭遇できて、ラッキーだったカモ♪


そんなわけで(?)、列車は終点「加茂」駅に到着!
亀山から1時間20分の旅でした~♪
もともとお天気も悪くてドンヨリとした空模様だったけど、
そんな空もだんだんと日が落ちて、暗くなりかけてきました。
さあ、寝台特急「日本海」の待つ大阪まで、あとちょっと??

「その4」へつづく~♪


最新の画像もっと見る

10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ぷく)
2008-03-21 13:02:14
スイッチバック通過の様子、迫力があっていいです。いまの気動車ってそれなりに力もあるだろうし、なにより軽そうだからちょっとした勾配でも難なく上っていくんだろうね。
ところで、鉄道のお医者さんってやっぱり黄色いんだね。こういうのってどこ走ってるかわかんないんじゃないの?現れたのが忍者の里ってとこが渋いカモ。(笑)
返信する
関西本線 (奉賛会)
2008-03-21 15:20:59
ここを初めて通ったのは、小学校の伊勢志摩方面への修学旅行のときでした。
このところはやはり、ちょっと無沙汰していますけど。
でも、レポを見ていると誘われますね。久しぶりに行きたくなってきました。
赤川仮橋もレポを見て、実際に見たくなって行ってきました。
いつも旅レポに刺激うけています。
返信する
Unknown (みわひめこ)
2008-03-21 20:43:06
中在家信号場、今でも健在なんですね。
SL写真では良く見る名前でした。
私も、肥薩線でスイッチバックを経験してきたばかりです。
返信する
ぷくさんへ。 (はるか)
2008-03-22 00:05:26
スイッチバック区間、あっという間に通過しちゃうから、
もうドキドキでしたよ。わっ、わっ、って思いながらシャッター切ってた。
なんとなく走ってる感が伝わってるといいなぁ。
そういえば、新幹線のお医者さんも「ドクターイエロー」だもんね。
あっちほど黄色が目に鮮やかじゃないけど、ドロンと現れたときにはビックリ。
場所が場所だけに登場の仕方はピッタリだったカモ(笑)。
返信する
奉賛会さんへ。 (はるか)
2008-03-22 00:08:45
わたしが通った学校がたまたまだったのか、
学校行事で鉄道を使ったのは、高校の修学旅行くらい。東海道新幹線でした。
もうそれは子供の頃から乗ってたから、それほど新鮮じゃなかったなぁ。
それ以外はほとんどバス。だからそういう思い出があるってうらやましいです。
奉賛会さんのことだから、関西本線、乗りに行っちゃいそうだなぁ(笑)。
刺激になってるなんて、旅レポメインのブロガー冥利に尽きます。ありがとうございます♪
返信する
みわひめこさんへ。 (はるか)
2008-03-22 00:11:23
信号自体は使われてないようでしたけど、
建物やホームは残されてましたね。
加太の大築堤、写真には収められなかったけど、
SLが通るときは迫力あったんでしょうね~。
肥薩線の3段スイッチバック、大好きな場所のひとつです。
最近は溜まった旅レポを書くのに必死で、
あまり遊びに伺えずごめんなさい。落ち着いたら見に行きま~す♪
返信する
20年以上前に・・・ (nobu)
2008-03-22 16:57:59
・・・なんて書くと、あらためて「歳食ったなぁ…」と感じますが
二十歳の夏、大阪側からこの加太越えを通ったことがあります。
車両はよく憶えてないですが、朱色のキハ52だったかなぁ???暑くて窓を開け放して乗ってました。
しかしこの肝心のスイッチバック区間、しっかり爆睡してた気がします・・・

キヤとの並びはほんとラッキーでしたね。
そういえば昔、急行えびのに乗ってたら、大畑駅で試運転中のハチロクと遭遇して驚いた記憶があります。
返信する
nobuさんへ。 (はるか)
2008-03-23 00:21:50
おお!nobuさんも加太越え、経験されてるんですね~!
夏の暑いときに窓全開で走る列車、いまじゃ大変だけど風情があっていいですよね~。
nobuさんが乗った頃だったら、スイッチバックで待避してたかも??
キヤは最初わからなくて、なんだこれ??って感じだったんですけど、
作業をされてる方の姿が見えて、ちょっと得した気分でした(笑)。
普段そこを走らない車両と遭遇するのって、ラッキーですよね!
返信する
Unknown (大阪人)
2008-09-13 10:47:26
キヤ 141系は、見たことがありますが、

カメラがなかったり、

電車の中なので、撮影できません

でした。

また、加太越えにも

行きたいんですが、

歩いて、加太駅からかかる時間を、

教えてください。

キヤ 141系 貨物列車も

加太越えを通りますか。
返信する
大阪人さんへ。 (はるか)
2008-09-13 23:04:23
コメントありがとうございます。
わたしも列車に乗りっぱなしの旅でしたので、
キヤの運用や加太越えまでの所要時間などはわかりません。
旅先で見たもの、出会ったものを綴っておりますので、参考にならなくてすみません。
返信する

コメントを投稿