はるばるブログ@信州四賀の里山暮らし

日々季節を送る農の暮らしは、まるで旅人です。田んぼに畑に、土手に畦、山川草木に虫の気配、花鳥風月、私の視線。

稲苗発芽

2007-04-30 00:02:57 | 田んぼの仕事・有機の米づくり


始まりは、針のような芽です。
独特の匂いもします。

発芽させている数日間、強風の日が続き、トンネル内に風が吹き込んだようで、
ところどころ乾燥したり冷気があたったりして、発芽ムラができてしまった。

発芽後も連日霜注意報が出て、管理に気が抜けない。

花日記:レンプクソウ

2007-04-27 22:35:14 | 農と生きもの達


8年も耕作している田んぼの土手で、見慣れない野草があることに
気がついた。
ひと・むし・たんぼの会のメンバーに教えてもらった。

レンプクソウ。レンプクソウ科レンプクソウ属。
一属一種と検索しているとありました。
(ということは、何を意味するのだろうか?)
湿った林床にあるような草本ということで、なんで田んぼの土手
にあるのでしょうね。

別名を五輪花といって、花がキューブ状に五面につくようです。
高さは10センチほどに見えました。
結構、見れば見るほど独特の花に見えてきました。

この土手はアシが繁茂して、急斜面で面積も広く、草刈の手が回って
いないのが実情です。
このアシを刈って堆肥にしたいのですが、今年も忙しくなってきました。
(雪のないこの冬はチャンスだったのに。。。)
ほかに、コンロンソウ・シデシャジンなど、土手草らしからぬものもは、
他にも咲きます。
少なくとも一回はアシを刈り払ってみようかと。。。おもっています。

一粒一株

2007-04-24 23:02:33 | 有機の畑


畑の作付けを進めている。
写真はチンゲンサイ。(4/20)
野菜によっては、こうしたセルトレイという連結ポットで育苗する。

播種・鉢上げ・育苗管理・定植・播種・圃場管理・・・
多品種を適量に、連続して収穫していくには、あっちやって、こっちやって、
と非常にせわしなくなりがち。田んぼもあるし。
田んぼは畦を整備して、代かきに順次うつるところ。

それにしても、毎日風が強い。
保温などの被覆資材を使っているから、気が気でない。
すでに何度もめくれているが。。。

なんとなく、雨が少ない。今晩から降る予報。期待大。


苗ばかりで野菜が少ないこの時期。植えている野菜がおいしそうでたまらない。
今日は、レタス2種、春菊を植えた。食べたいな。

ソメイヨシノ散り始め。ヤマザクラ咲き始め。


仕事の心得、発見

2007-04-21 23:50:50 | 有機の畑



キヌサヤ・スナップインゲンのネット張りです。
3月中旬に直播、その後トンネル。今、巻きヒゲが出てきたところ。
6月に入れば採れ始めます。茹で上げの甘さ、パリパリ感、楽しみです。

さて、今年になって仕事をするにあたって、気付いたというか、
自分に言い聞かせる「心得」を発見しました。

それは、
「仕事は、準備と片付けに、分けられる。」
です。

何かある仕事をしようとすると、どうも、気が急いてしまういけない性分なのですが、
こう思えば、準備こそ、大切。
そして、片付けも仕事のうち。

気にして実践してみます。


目撃!タカの狩り

2007-04-19 22:42:17 | 農と生きもの達



畑でキヌサヤのネット張りの作業をしていました。

鳥の叫び声、激しく暴れる羽音。刹那、辺りは異様な張り詰めた空気が
伝わってきた。
キジのオスの鳴き声が、いつまでも声高く響いている。

あ!タカが狩りをしたな!
ついにその時に出くわしたゾ!!

100メールほど先の雑木林の外れ。林道からほんの脇。丸見えだ。
タカ自体は、小さく感じる。
カメラを手に、下の段の畑に下りて、視覚になるよう身をかがめて接近。

警戒しながら、獲物(おそらく、キジ♀)をついばんでいる。

思い切って近づく。そんな時、選挙カーが近くを通りかかるが、逃げなかった。

土手下から顔を上げて撮影。
掲載写真は、デジタルズームを掛けてここまで大きく写しこんだ。
同定は、写真を見てできるだろうと。

手持ちの図鑑、ネットの検索、、、

「オオタカ 幼鳥」・・・・・いかがでしょう?
詳しい方、コメントよろしくです。

この畑はこいつとは違う、腹部がもっと白いタカも2日連続で上空を飛ぶのを見ている。よく、鳴いてもいる。今後の出会いが、楽しみ楽しみ。


空を見て目を細める

2007-04-17 23:42:32 | 時には寄り道



数日前の空と山岳の眺め。山ではしっかり雪が降ったようだ。

15日付けの毎日新聞の日曜書評に、養老孟司氏の評で
「不都合な真実」アル・ゴア著があった。
相変わらずの切れ味のよい評とおもって紹介したいとおもって
いたところ、毎日新聞のサイトに丸々同じものが掲載されている!
そこへリンクを貼って紹介したい。
http://hondana.mainichi.co.jp/2007/04/post_5f76.html

私はこの本も映画もまだだし、話題になっている程度しか知らない。
「温暖化」はもはや耳にしない日はない。
個人でできることは、効果があるのか?
文明のあり方など変えられないのか?
わからない。

ただ、評にあるアメリカ文明の延長の一端にわれわれはいると言える。
もう遅いのか。流されるだけなのか。
何かできるのか。急に世が変わることがあるのか。

・・・・同時に明日の天気も心配である。
また、雨があるようなので、その前にひとつできればいいが。。。


種籾播き工房

2007-04-17 08:05:07 | 田んぼの仕事・有機の米づくり


今年も稲の種まきの日がやってきた。(4/14)
種まきでスタート!というよりは、すでに選別や浸種、催芽といった
手を掛けており、一つ一つ進めている感じである。

といっても、最終的に田んぼいっぱいに広がるとおもうと、
少し不思議な感じです。
苗を作り移植する、水稲はやはり少し手の込んだことをします。
アジア文化だ。

45aほどの作付け面積なので、苗は100枚程度。
種籾を薄く精密に播種する器械(道具)で、一枚一枚作業していきます。
(写真はポーズをとらせたもので、園児にできる仕事ではありません。)

この器械は種籾を40g播く設定ですが、移植時の1本苗、欠株を減らす
ため、今年は試みで、播種後60g程度に手作業で、増量してみた。

昨日、無事、田んぼに苗間を作って、苗伏せは完了した。
ビニールトンネルの中で、太陽熱を利用してゆっくり発芽させる。

サクラも咲き、シュレーゲルアオガエルも鳴き始めた。
田んぼもいよいよにぎやかになってくる。



作付けパッチワーク

2007-04-13 23:50:52 | 有機の畑


3月初旬に播いたキャベツも、畑に出る日が来た。
まだまだ霜の降りる日も幾日もあるだろうが、種まき、植え付けがはじまった。

野菜セットでの出荷のみなので、出荷便数に合わせた植え付けに神経をつかう。
足りないのも困るが、余るのもイケナイ。春は野菜が先に行くと、どんどん成長
するので、なおさら。
これからは、もうどんどん、畑を埋めていく。
この前後2日に、コマツナ・カブ・レタス類を播いたり、植えたり。

この日(4/11)、キアゲハがはじめて飛んだ。
ウグイスも少し、上手く鳴けるようになった。

やけに暖かい。下り坂の天気の前にやることを気にする。
少しずつ、仕事の感覚も、戻ってくる。



トウのほろにが

2007-04-11 00:25:02 | 有機の畑


トウの立ったコマツナ。
最近、こればかり食べています。

たっぷり茹でても、家族でペロリ。
野菜の不足するこの時期、重宝します。

おひたしもいいが、パスタに使うとこれまた、最高です。

セット野菜では、お届けできないのがザンネンです。