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第67回安田記念

2017-06-04 16:57:24 | 競馬回顧
サトノアラジンはこれまで不利受けまくりだったのでまともなら突き抜けてきて当然。
無印にしたのはハイペースにならないと思ったから。このペースで残ったロゴタイプも相当強い。
イスラボニータは直線で前が塞がって志望、アンビシャスはスタート直後に置かれて脂肪。

サトノアラジンはいつも通り後方からの競馬。レッドファルクスを内に置いて自らは外でフリー。
4角大外を惜しげもなくぶん回し、直線大外からの追い込み。
昨年のこのレースは行くところ行くところ全てが壁、マイルCSはゴール前で致命的不利。
香港マイルは大外ぶん回しのスタイルを崩さず負けて、前走は内の狭いところに入って自滅。
今回はテンがそこそこ速くなり、大外から何の不利も受けず末脚が炸裂。
展開が嵌ったのもあるが、ようやく(というか初めて)GIの舞台でまともな競馬が出来た。

ロゴタイプは外から先手を主張し、サンライズメジャーらを抑えてハナへ。
4コーナーで手綱を緩めてサンライズメジャーらを引き付け、直線に向いてからまた突き放してきた。
それでいて持ったままの手応え。ラチに寄せての正真正銘の内ピタで完全に勝ちパターン。
3馬身程のリードで完勝かと思ったが、ラスト200Mで脚色が鈍り始め、ゴール寸前で差し切られた。
それにしても昨年の覇者が8番人気とかあり得んでしょ…。アサクサデンエンもこんな感じだったっけ。

レッドファルクスはスタートが決まって先行集団の直後に入ったものの自重、後方からの競馬を選択。
道中は後ろから数えて5頭目の内。勝負どころも内に入れて距離を稼ぎつつ、持ったままで直線へ。
直線に向いた当初は前が壁になっていて追い出さず(追い出せず)、徐々に外へ進路をシフト。
サトノアラジンが過ぎ去った後の外へ持ち出し、ラスト200Mから猛然とスパート。
ゴール前の伸びは一番だったが、仕掛けが後手に回った分差し切れず。この馬もハイペースが向いた。

エアスピネルもスタートを決めながら自重、あっさりと後ろに下げていった。
前が速くなると踏んだのか、この馬にしては思い切った後方待機策。
4コーナーはレッドファルクスと同じく内に入れて持ったままの状態。
ただレッドファルクスと違って一貫して内に拘ったことで前が壁になって追い出せず。
ラスト200Mを切ってから馬群を縫って伸び始めたが時既に遅し。策士策に溺れるといった感じの負け方。

ステファノスは内の各馬のポジショニングを見ながら中団付近になるように追走。
大外枠ということで自然と大外を回すことになったが、手応えを保ちつつ流れに乗った状態で直線へ。
持ったままで直線の坂を上ってきて、外からサトノアラジンらが来る前に満を持してスパート。
しかし内からグレーターロンドン、外からサトノアラジンにいとも簡単に抜かれ、ゴール前で脚色一杯。
悪くは無かったが流石に久々のマイル戦で1分31秒台の決着はキツい。純粋にスピード負け。

イスラボニータは絶好のスタートを決め、先行集団の一角を形成。
ヤングマンパワーらを行かせて自らは6番手の内。馬群の中に入れ、手応えを温存した状態で直線へ。
しかしブラックスピネルとヤングマンパワーが壁になってなかなか追い出せず。
直線半ばでようやく追い出せるようになってきた頃には既に外からの追い込み馬が台頭。
ただイスラボニータ自身もモタついて伸び切れず。ハイペースでどっちつかずの位置取りでは凡退も納得。

アンビシャスは一完歩目から既に遅く、拍子抜けするほどあっさりと後方待機が確定。
道中はロンギングダンサー@ノリJr.と仲良く最後方待機。ダメだコイツら…。
道中は内を通るだけ通っておいて、直線に向いてからは強引に外へ持ち出し。
ただこの時点で既に手応えがなく、やる気なく鞭を数発入れて終わり。ちょっと買い被り過ぎた。

ヤングマンパワーはスタート後の行き脚が今一つで、押しまくってやっとの思いで5番手の外。
道中の折り合いも良いとは言えず、勝手に突っ走らないように抑えながらの追走。
直線に向いてからやたら頭を上げていて推進力が乗らず、ラスト200Mで完全に失速。
関屋記念を1分31秒8で勝っている馬だけにスピード負けした訳ではないだろうが…。

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