競馬万事塞翁が馬

中央競馬重賞予想&回顧とPOG馬の応援ブログ

第57回宝塚記念

2016-06-26 18:27:24 | 競馬回顧
湿った馬場ならマリアライトだろ、と最後に抑えてみたら勝っちゃうとは…。
競馬ってのはやっぱりその時その条件にバッチリ当てはまった馬が勝つように出来ている。
アンビシャスとか切れ味だけの馬が3番人気って絶対要らんと思ったら案の定ブービーだった。
でもマリアライトと父も母父も同じなんだよなぁ。血統論者、解説プリーズ。

マリアライトは押しても前に行けず、中団馬群の後ろを追走。
ただ周りに馬がいないところを気分良く走れていた。
終始外々を走らされて、4コーナーも大外ぶん回し。しかもかなり手が動いていた。
直線に向くまでに鞭が飛んでいてこりゃ無理だと思いきや、直線も鞭連打で伸びてきた。
テン3ハロン34秒7に対して上がり3ハロン36秒8の持久戦。牝馬のくせにめっちゃタフ。

ドゥラメンテはスタートが今一つで、押しても行かなかったので後ろから4頭目。
ちょっと後ろ過ぎるような…。3コーナー過ぎから追い上げに入ったものの周りが壁。
結局、直線で外に振って猛追したものの皐月賞ほどのキレは感じられず辛うじて2着。
行きっぷりが悪かったのは重馬場もあるが海外帰りという状態面にもありそう。
入線後、デムーロ下馬で故障の疑い。凱旋門賞挑戦は白紙の模様。

キタサンブラックは今回も馬なりでハナへ。
直後がしっかりついてきていたので溜めているのかと思いきや、1,000M通過59秒1。
馬場状態を考えると速い流れ。4コーナーで直後がバタバタになっても持ったまま。
直線はもはや定番となった内ピタ粘り。ラスト50Mまで先頭だった。
ドゥラメンテには三度敗れたが今回は僅差。差し決着でこの内容なら上出来。

ステファノスは中団外、マリアライトの内という位置取り。
馬群に包まれていたこともあり、勝負どころでは特に動かず。
直線でラブリーデイの内を突いて上がってきたものの、ラスト100Mでガス欠。
見た目以上に重い馬場で切れ味を発揮できず。やはり良馬場でこその馬。

シュヴァルグランはキタサンブラックに離れないよう、先行集団の直後の内を追走。
作戦としては良かっただろうが、一貫して荒れたところを走らされる羽目に。
直線で内突きを狙ったところ、すぐ前にいたアンビシャスが壁になって失速。
その後盛り返したものの、前から離された9着と惨敗。今回はコース取りが最悪だった。

フェイムゲームはスタートでよろめいて後ろからの競馬が確定。
これは想定内としても、この馬もシュヴァルグランと同じく最内を追走。
3コーナー過ぎの時点で既に手応えが怪しく、直線に向いたところでほぼ最後方。
バテて下がってきたトーホウジャッカルの煽りを受けて更に後ろへ…。酷過ぎワロタ。

第57回宝塚記念

2016-06-26 12:33:29 | 競馬予想
またまた内枠をゲットしたキタサンブラックが今回もハナ。
カレンミロティックがこれに続く。シュヴァルグラン、ラブリーデイ辺りも前へ。
ドゥラメンテは中団からじっくり、馬群はバラけず一団を想定。
基本は前有利だろうが、脚を溜めて大外一気で来そうな差し馬にも出番あり。

◎シュヴァルグラン
天皇賞春は長距離の高速馬場らしい内ピタ先行決着。同馬も内から抜けてきたが間に合わなかった。
阪神では2馬身以上離して3連勝中と相性が良い。
過去10年、天皇賞春で上がり3ハロン5位以内だった馬は【5・3・1・15】(33.3%)、
'10年を除く9年で1頭が馬券対象圏内に来ている。今回の該当馬は同馬とフェイムゲームの2頭。

○ドゥラメンテ
前走はスタート直前に落鉄が判明しながらテンションが上がって打ち替えできず、
片足裸足で走って2馬身負け。依然として底を見せていない。
ただ毎回良馬場で上がり3ハロン34秒前後で走っているキレ味タイプの馬だけに、
開催が進んで水分を含んでいる馬場で同じような脚が使えるかどうか。

▲フェイムゲーム
天皇賞春は内ピタ先行決着を後ろから行って上がり3ハロン2位タイ。
前が止まらないインチキ馬場でコンマ5秒しか負けていないのはむしろ評価して良いのでは。
'12年1着オルフェーヴル、'13年1着&'14年1着ゴールドシップ、'15年2着デニムアンドルビーと、
このレースでは近年天皇賞春で好走していた馬よりも差し不発だった馬の巻き返しが続いている。

△ステファノス
鳴尾記念が今の条件で行われるようになった'12年以降、その出走馬が毎年1頭馬券に絡んでいる。
今年の該当馬はサトノノブレス、ステファノス、ヤマカツエースの3頭。
これらの中では叩き2戦目でGI2着2回を含む4戦パーフェクト連対の同馬をチョイス。
正直、良馬場のほうがチャンスがあっただろうが、湿った馬場でも悪くはない。

△キタサンブラック
天皇賞春は出来レースなのでノーカウント。カレンミロティックと僅差という時点でお察し。
天皇賞春を勝った直後の馬は'07年2着メイショウサムソン以降、5頭が馬券圏外に消えている。
今回も内枠を引き当てたので無視はしないが、マークされたら3着までが精一杯。
湿った馬場は周りが気にしそうな分だけ相対的に有利といったところ。

△マリアライト
このレースではディープインパクト産駒が未勝利だが2~3着には5頭来ており、うち4頭は牝馬。
昨年は2番人気のラキシスこそ馬群に沈んだものの、10番人気と11番人気がそれぞれ2、3着に入った。
前走は1コーナーで外からカット、直線で勝ち馬に寄られながらも僅差の2着。
湿った馬場ではエリザベス女王杯を含む3勝。馬場を味方に一角崩しを狙う。

◎シュヴァルグラン
○ドゥラメンテ
▲フェイムゲーム
△ステファノス、キタサンブラック、マリアライト

3連複◎or○1頭軸流し(16点)

第66回安田記念

2016-06-05 16:37:59 | 競馬回顧
流れが緩いから内ピタ先行って分かってたけど、お前かよロゴタイプ。

取りあえず、穴パターン星取表に当てはめてみた。
○(1)前走5着以内だったのに評価されず(9頭)
×(2)騎手乗り替わり(9頭)
×(3)6枠より外(9頭) ※2枠だけで3頭あり
○(4)6歳以上(8頭)
○(5)前走5番人気以内(国内馬11頭中7頭)
×(6)リピーター(5頭)

しかし当然のように穴が開くなぁ。高田記念ですな。

ロゴタイプは緩い先行争いを楽に制してハナ。
モーリスとリアルスティールが直後に来たものの、両者共引っ掛かって制御で手一杯。
先頭で鼻歌でも歌っているかのような楽逃げ。えっと、GIだよねコレ。
4コーナーを持ったままで回ってきて、直線に向いても持ったままで抜け出して独走。
流れが緩かったら内ピタ先行買っておけばOKということがよく分かる一戦だった。
これが事前に分かっていながらロゴタイプ無印とか…。やっぱ疲れてるのかな?

モーリスはジワジワと出していったところ、流れが緩くて早速引っ掛かってしまった。
前でロゴタイプが鼻歌を歌っているのに、こちらは鞍上が抑え込みに腐心。
直線でようやく楽な態勢になり、どこで追い出すかを伺う感じになってきた。
残り400Mでゴーサインが出て、前を追いかけ始めたが何やら雲行きが怪しい。
最内で粘るアイツが遠い。残り200Mを残して敗退確定。あーあ、ベリーやらかした。
遠征疲れとかそういうのではなく、戦術的に負けたっぽい。

フィエロは抑えが利いて中団やや後方で待機。
4コーナーで外を回したものの、少頭数でロスは最小限に抑えられていた。
直線ですぐ前にいたイスラボニータを捌くのに手間取り、結局外に振って追い込んできた。
上がり最速33秒5の脚でモーリスに襲い掛かったがまたもや及ばず。
能力はGI級。詰めが甘いというより、レース振りでいつも損な役回りを演じている。

サトノアラジンはフィエロの後ろ、後方4番手。
勝負どころで馬群の後ろに付け、直線でバラけたところをスッパ抜く予定が、まさかの壁。
この頭数で前が壁とか…。最初から外に振っとけよ。
エンジンの掛かり(加速)もすこぶる鈍く、ラスト100Mで火が付いたが遅過ぎ。
これは乗り役の操縦ミス。やっぱり川田は川田でした。

ダノンシャークは後ろから2頭目の内でじっくり脚を溜めていく作戦。
道中は内に張り付いていたものの、直線に向いてモーリスの直後に付けてきた。
直線半ばでモーリスの内から抜けてきそうな感じになり、大金星かと思ったがそこまで。
ゴールにかけて後ろから来られて7着。結果的に構え過ぎだね岩田君。

ロサギガンティアはまさかの出遅れで最後方。
このスロー確定な状況で出遅れとか、デムーロさんパネーっす。
腹を括って直線勝負に出たものの、この流れで前に届くはずもなく、流れ込んだだけで終了。
この馬が逃げるかもとか言っておきながら、ロゴタイプをスルーしたのは自分でも謎。

リアルスティールはスタートして外から前に迫っていったところ、早速掛かってしまった。
人気薄ロゴタイプの後ろでもがく海外遠征帰りの2頭。なんだこの状況は?
勝負どころに差し掛かった辺りでは折り合いが付いていたものの、この時既に余力は無かった。
鞭を入れて加速するどころか減速。周りが追い上げていく中でこの馬だけが下がっていった。

第66回安田記念

2016-06-05 12:46:15 | 競馬予想
週末に埼玉出張が入ってお疲れモード。

このレースではほぼ毎年、2・3着に変なのが来ている。
ここ4年の上位3頭の人気は'12年から順に2-13-15、1-3-12、1-16-10、1-3-12。
ウオッカが連覇を達成した'09年も3着に10番人気が来て紐荒れ。
その前の年も3着が9番人気、その前の年も同じく3着が9番人気。

過去10年、8番人気以下で3着以内に入った13頭(外国馬2頭含む)の共通点を探ってみる。
(1)前走5着以内だったのに評価されず(9頭)
(2)騎手乗り替わり(9頭)
(3)6枠より外(9頭) ※2枠だけで3頭あり
(4)6歳以上(8頭)
(5)前走5番人気以内(国内馬11頭中7頭)
(6)リピーター(5頭)

「前走5番人気以内で5着以内に入り、今回乗り替わりで2枠か外枠、リピーターの高齢馬」が穴候補。

これに全て当てはまる奴なんているわk…
っておい、お前ドンピシャやん。ダノンシャーク。フィエロもドンピシャ。

逃げ馬不在で少頭数。一団で流れて直線ヨーイドンが目に浮かぶ。
前で包まれて、とか外に膨らんで、ということもなく、実力差がストレートに出るガチンコ勝負。
ただそれでも前で脚を溜めておいて先に抜け出せば、物理的に後ろからは抜かれない。

◎モーリス
着地検疫の関係で中間の時計が2本だけ。コケるとすればここだろうが、今回も相手が貧弱。
マイルCSを半年振りで勝って、中2週で香港へ行って勝って、そこからまた半年空けて
香港で勝つぐらいだからもう何でもアリな馬なのかもしれない。
実際にコケるまでは買い続けておいていいんじゃないの?

○リアルスティール
モーリスと勝負付けが終わっていない馬の中で一番まとも。
マイル未経験でマイルGIは無謀、という説はトーセンラー(マイルCS)がいるので無効。
前で飛ばしそうな馬が見当たらないので追走は楽だし、中団より前で競馬が出来るのも良い。
詰めが甘いのは乗り方一つだと思うので気にならない。勝ちも狙いに行ける。

▲ダノンシャーク
例年の安田記念は引っ張る馬がいての消耗戦だが、今年は行く馬不在で緩い流れが濃厚。
流れが緩そうなときは最短距離で脚を溜めた馬が何かと有利。
内突きが上手い岩田なら十分3着に持って来れる。
しかしGI馬で過去このレースでも3着があって、前走も2着だったのに何で空気なのだろうか。

△フィエロ
モーリスとは何回やっても勝てそうにないが、その後に続くことは十分可能。
前走は久々に加え、内を通った馬に出し抜けされての4着だから悲観することは何もない。
GI慣れしているし、格負けしないという点では他馬よりも安心できる。
この手の馬は人気が落ちた時に要らんことをする。

△ロサギガンティア
デムーロ人気しているが、実際この馬で重賞2勝3着1回と好相性。
今回は案外この馬が先手を取るんじゃないか、というぐらいに前が薄い。
前走も内枠で上手く乗ったが3着。叩き2戦目、内ピタ先行で居残りへ。
ちなみに今回のメンバーでモーリスに勝ったことがあるのはこの馬のみ(スプリングS)。

△サトノアラジン
上位人気2頭がいずれも国内復帰初戦で、前哨戦を好タイムで勝った同馬に注目が集まるのは
当然と言えば当然だが、基本的に後ろから行く馬なのでその点は割引。
先週、マカヒキを中団に持って行って勝たせた川田の乗り方に注目したい。
まあ、「サトノ冠にGI無し」なので1着はないだろうが…。

◎モーリス
○リアルスティール
▲ダノンシャーク
△フィエロ、ロサギガンティア、サトノアラジン

3連複◎or○1頭軸流し(16点)