競馬万事塞翁が馬

中央競馬重賞予想&回顧とPOG馬の応援ブログ

ピボットポイント、同じような競馬で4着

2018-01-28 12:46:44 | POG2017-18
◆日曜京都5レース(未勝利・芝2,200M)
ピボットポイント(M.デムーロ):4着(1人気)

スタートを無難に決めて前に行こうとしたものの、周りも先手を主張して中団の内。
馬群の中で身動きが取れない中、当面のライバル・ノストラダムスが外から一気に上がっていく。
3コーナーの丘付近で後ろから数えて5~6番手。これは後ろ過ぎでは…。
3コーナー過ぎから外に出して上がっていったものの後手感は否めず。
結局ノストラダムスが早め先頭から押し切り。ピボットポイントは大外一気からまたしても届かず。

ズブくて自分から動けず、エンジンの掛かりも遅いから全力で追っても届かない。
このまま後ろからの競馬を続けても同じような結果になるのは目に見えている。
次は負けてもいいから前々での競馬を試してもらいたい。

アロハリリー、強気の競馬で攻めるも2着惜敗…

2018-01-21 15:18:21 | POG2017-18
◆日曜京都6レース(メイクデビュー・芝1,800M)
アロハリリー(鮫島克駿):2着(3人気)

上々のスタートを決めて馬なりのまま前へ。
行きっぷりが良過ぎて先頭に立つも、キングスクロスらに先を譲って3番手。
最内を綺麗に立ち回り、外のオールフォーラヴを見ながら直線へ。
早めに鞭を入れ、余裕綽々のオールフォーラヴに先駆けて先頭。

抜け出す際の脚が速く、残り200Mで3馬身程のリード。完全に勝ったと思った。
しかしゴール前でオールフォーラヴに差し返される形でクビ差惜敗。
凱旋門賞でオルフェーヴルがソレミアに差されたような感じの喪失感…。

今週除外覚悟で余裕残しの調整だったのが悔やまれる。
逆に言えばまだ上積みの余地がある状態でここまで走れたことを褒めるべきか。
次走は確勝級。次にオールフォーラヴと当たる時は負けない。

~レース後のコメント~ ※ラジオNIKKEI競馬実況HP
1着 オールフォーラヴ(川田将雅騎手)
「除外で2週延びて少しテンションの高いところがありましたが、
それでも我慢して競馬をしてくれました。コンディションの良い馬場で
どれだけの走りをするのか見てみたいです」

2着 アロハリリー(鮫島克駿騎手)
「レースセンスが良く、外回りの競馬もバランスよく上手に走っています。
能力の高い馬です」

3着 グレートウォリアー(福永祐一騎手)
「スタートが速くなくて取りたい位置を取れませんでした。
それでもしっかりと伸びていますし、将来性を感じる馬です。
次でゲートの反応も良くなると思います」

サラキア、想定通りの出遅れも順当勝ち

2018-01-21 14:19:38 | POG2017-18
◆日曜中京5レース(メイクデビュー・芝1,600M)
サラキア(池添謙一):1着(1人気)

パドックでの第一印象は「ん、馬体萎んでない?」。
馬体重436kgは想定していたよりかなり軽く、全姉サロニカと変わらない見栄え。
シルエットはスッキリまとまっていたが、何となくこじんまりとした感じ。
デビュー前の写真はゴムマリみたいなグラマラスな馬体だったが…。

スタートも抜群に上手かった姉とは対照的に超の付くド下手。
やはりサクッと出遅れたが、行き脚が速くあっという間に中団前までリカバー。
掛かる素振りは無く、首が沈む推進力あるフォームでどんどんポジションを上げていく。
4コーナーで先行集団の直後まで取り付き、手綱を締めて絶好の手応え。
直線で内のスペースに滑り込ませると、楽に抜け出していった。

スタートは下手だが行き脚が付くこと、馬群の中でも気にせず追走できたこと、
そして前半で脚を使っても末が切れることが確認できた。
デビューが2週遅れて状態もどうかと心配したが杞憂だった。
次はどこを使うのだろうか。姉が勝ったエルフィンSだと中1週だし厳しいか。

~レース後のコメント~ ※ラジオNIKKEI競馬実況HP
1着 サラキア(池添謙一騎手)
「ゲートに不安な部分があって出なかったのですが、それ以外はすごく上手に走ってくれましたし、
直線もいい反応でした。もう一段ギアがありそうですし、新馬としてはいい勝ち方だったと思います。
次(2戦目)が大事になると思いますが、距離は問題ないと思いますし、楽しみです」

(池添学調教師)
「思っていたくらいはスタートを出てくれましたし、良かったです。
この脚で新馬なら良いところにつけられるだろうと思いましたが、その通りの競馬ができました。
なんとかクラシックにいい状態で向かえるように、オーナーサイドとも考えていきたいと思います」

2着 ナリタハーデス(松山弘平騎手)
「スタートも良かったですし、ラストもしっかり伸びていました。レースセンスがいいですね」

フォックスクリーク、「ディープの墓馬場」で不発…

2018-01-20 16:33:44 | POG2017-18
◆土曜京都10レース(若駒S/OP・芝2,000M)
フォックスクリーク(川田将雅):5着(2人気)

「競馬予想TV」でもお馴染みの血統評論家・亀谷敬正氏のコラムがネット競馬に
載っていたのだが、何やら不吉なことが書いてあった。

今月の京都芝は、ディープインパクト産駒はのべ33頭出走して1勝のみ。
単勝10倍以内でも21頭出走して1勝のみ。


実際、若駒Sと同じ距離で行われた未勝利戦で単勝1.9倍のディープインパクト産駒
サトノグロワールが8着に沈み、いよいよ怪しくなってきた。

スタートのタイミングが合わず、後手を踏む形で少し置かれたがすぐにリカバー。
3番手の外でやや行きたがる素振りを見せたもののこれは許容範囲。
ケイティクレバーの単騎逃げも全馬ほぼ一団で推移。
3コーナーを過ぎた辺りから押し上げていくと、スーパーフェザーもしっかり付いてきた。
馬場の3分どころを通って直線に向き、直後にスパート。

しかし最内を立ち回ったケイティクレバーがあっという間に3馬身のリード。あれ?
しかも内から抜けてきたテイエムディランやバイオレントブローにも追い付けない。え?
内から差してきたマイハートビートにも全く抵抗出来ず。おいおい…。
結局スーパーフェザーとの低レベルな5着争いを制するのがやっと。

「ディープの墓馬場」でディープインパクト産駒が揃って討ち死に。
しかし勝ったケイティクレバー(ハービンジャー産駒)も母父はディープインパクト。
単純に2頭が弱かったということになりそう。500万下から改めて出直し。

ちなみにケイティクレバー540万円、スーパーフェザー28,080万円。
スーパーフェザー1頭でケイティクレバーが52頭買えます。
キーファーズのカザン(25,380万円)も然り、つくづく高額馬って走らんよな…。

~レース後のコメント~ ※ラジオNIKKEI競馬実況HP
1着 ケイティクレバー(小林徹弥騎手)
「頭数が落ち着いたのも良かったです。行く馬がいたら控えてもと思っていましたが、
もまれるよりはマイペースでと思いました。自分の型で競馬できたことが良かったです」

2着 マイハートビート(津村明秀騎手)
「前より返し馬も落ち着いていました。前の馬が楽にレースをする中、
後ろから自分のレースをして頑張ってくれました。最後は止まってしまいましたが、
トモがパンとしてくればもっと良くなる馬です」

5着 フォックスクリーク(川田将雅騎手)
「直線は馬場を選んで外めを走りました。時間がかかるタイプでしょうか。
改めて成長を期待したいです」

6着 スーパーフェザー(M・デムーロ騎手)
「3~4コーナーは外を回ってのレース。ペースもスローで思ったほど伸びませんでした。
勝った時は緩いながらも綺麗な馬場でした。今日はかなり痛んだ馬場でしたから、
それもあったかもしれません」

今期POG動向

2018-01-14 17:10:00 | POG2017-18
新年明けましておめでとうございます。
今年もどうぞ宜しくお願いいたします。
GIではないですが、6日の東西金杯は予想する予定です。

新年一発目の投稿は仲間内POGの話題から。
今年度は指名馬5頭中3頭がデビューし、うち2頭が勝ち上がり。
しかし数を使えておらず、ここまで3頭が計4レースを使ったのみ。
ここで近況を整理してみる。

【1位】レイエンダ(牡、美浦・藤沢和雄)
父:キングカメハメハ 母:ラドラーダ(シンボリクリスエス)
7月30日の札幌芝1,800Mでデビューし、ほぼ馬なりで楽勝。
これはキタか、と期待したのも束の間、両膝と右前副手根骨に軽度の異常発生。
全治6か月ということで年内は全て棒に振る羽目に。
昨年暮れに500万下から青葉賞へ、という見込みが報道されたもののまだ安心は出来ず。
無理に使ってアドミラブルの二の舞になったらと懸念する反面、やはりダービーには出て欲しい…。
今年の牡馬クラシック戦線は異常に層が厚いが、この馬もそれに入りうるポテンシャルを秘めている。

【2位】サラキア(牝、栗東・池添学)
父:ディープインパクト 母:サロミナ(Lomitas)
9月の札幌開催でデビューの予定も、まさかのゲート試験が受からず強制回避。
その後も再三ゲート試験に落ち、4回目の試験で何とか合格。
その後一息入れて、1月8日の京都芝1,600Mで池添を背にデビュー予定(※)。
全姉サロニカ(エルフィンS勝ち)を超える活躍を期待せずにはいられない。
※出走希望馬多数で抽選になり、敢えなく除外…。14日にスライド?(1/4追記)
※14日もまた除外…。運悪過ぎワロタ。21日中京芝1,600Mに向かう模様。(1/14追記)

【3位】フォックスクリーク(牡、栗東・中内田充正)
父:ディープインパクト 母:クロウキャニオン(フレンチデピュティ)
10月15日の京都芝1,800Mでデビューし、先行策から順当に勝利。
この血族は当たり前のように勝ち上がってくるが、相手が強くなると脇役になってしまうのがネック。
全兄クリアザトラックは2戦目で朝日杯を使って完敗、その後も平場で勝って重賞で敗退の繰り返し。
結局年内は使わず、1月20日の若駒Sに出走予定とのこと。
馬主の金子真人HDにはワグネリアン、中内田厩舎にはダノンプレミアムという横綱級がいるだけに、
暫くの間は裏街道(毎日杯、京都新聞杯など)で確実な勝ち上がりを狙ってくれるはず。

【4位】アロハリリー(牝、栗東・高野友和)
父:ハーツクライ 母:ハワイアンウインド(キングカメハメハ)
8月の小倉でデビューする予定が、直前追い切りで筋肉痛を発症して回避、そのまま放牧へ。
12月23日にようやく帰厩し、28日に栗東坂路で4F55秒4-1F12秒6を計時。
このまま順調に行けば今月中のデビューもありそうな感じ。
高野厩舎は素質馬が蕾のままポシャるケースが多いだけに、この馬はまともに育ててもらいたい。
昨年のファンディーナなんてフラワーCの後、どれだけGI勝つんだと思ったらアレだからね…。
※21日の京都芝1,800Mで鮫島駿を背にデビュー予定。サラキアと被らなくて良かった。(1/14追記)

【5位】ピボットポイント(牡、栗東・友道康夫)
父:ディープインパクト 母:ペンカナプリンセス(Pivotal)
フォックスクリークと同じレースでデビューし、軽く出遅れた上に反応一息で5着。
2戦目は12月17日の阪神芝2,000Mでシャフトオブライトの前残りを捉え切れず2着。
次走は1月28日の京都芝2,200Mを予定とのこと。外回りで力を発揮できる舞台だが、前残りに注意。