競馬万事塞翁が馬

中央競馬重賞予想&回顧とPOG馬の応援ブログ

今週の競馬回顧(9/25)

2011-09-25 17:14:32 | 競馬回顧
今週は実質「WIN3」ということで張り切って参加。
阪神10レース、トシザマキで幸先良く的中!
しかし中山10レース、点数を削るために切ったゼンノベラーノに勝たれてアウト。
ただ札幌11レースはハナ差で負けた(タガノザイオン2着)ので諦めがついた。
やっぱり吸い上げられるだけだな、この馬券は。

《第57回産経賞オールカマー》
スタート前の輪乗りでアーネストリーが映った時、目の周りが黒くて夏負けか?と思った。
レースは大外シャドウゲイトが出鞭を入れて先頭。2番手は内からコロンバスサークル
もといヨコテンが出てきた。やっぱりこの人は計算高い。
アーネストリーは成り行きに任せて3番手。

シャドウゲイトの単騎逃げで少頭数ながらやや縦長。
3コーナーを過ぎた辺りでカリバーンが外を通って進出。
アーネストリーも前との距離を詰めつつ、外に持ち出して直線へ。

結局アーネストリーが危なげなく押し切って順当勝ち。
ゲシュタルトは内で脚を溜めての差し込みで関西馬によるワンツーを演出。
カリバーンは外を捲って勝ちに行く競馬。今回のところはこれで上出来。
コロンバスサークルは内枠を活かした先行策も嵌らず。
マコトギャラクシーは悠長に構え過ぎた上、直線で内にササって万事休す。

ちなみにこのレースで出走馬9頭のうち6頭に印を打って外した奴がいるらしい。
そんな奴いねーよ。いたら速攻視ぬべき。ということで詩にます。

《第59回神戸新聞杯》
オルフェーヴル、16kg増。ウインバリアシオン、18kg増。先週の続きか?
テレビ中継のパドックでは美辞麗句を並べているが…。
レースはスマートロビンがハナを奪う展開。
オルフェーヴルは馬なりで5番手、ウインバリアシオンは手綱を引きつつこの直後に入った。

スマートロビンの逃げは緩く、1,000M通過は63秒5。
4コーナーにかけて馬群凝縮、想定通り瞬発力勝負の様相。
オルフェーヴルとウインバリアシオンがそれぞれ外を通って直線へ。

オルフェーヴルはウインバリアシオンにマークされながらもこれを全く相手にせず、
自分から追い出してあっさり突き放した。強い、強過ぎ。三冠確定。
ウインバリアシオンは序盤行きたがっていたし、オルフェーヴルよりも先に手が動いていた。
ダービー時よりも更に離されたのは痛恨。太目だったのは相手も同じ。完敗だった。

フレールジャックはこの緩い流れでも掛かる素振りを見せず、折り合い完璧。
バネの効いた差し込みでスマートロビンを交わして3着、菊花賞への優先出走権をゲット。
上位2頭には遠く及ばなかったが、距離(折り合い)に目途がついたのは大きい。
ショウナンマイティは進出が遅かった上に直線に向いてもモタモタしていた。
フレールジャックと見比べても反応の悪さが目立った。

今週の競馬予想(9/25)

2011-09-25 00:00:09 | 競馬予想
《第57回産経賞オールカマー》
新潟で行われた'02年を除く過去10年の勝ち馬9頭は
いずれも4角3番手以内につけているように、前有利の一戦。
但し2~3着に後方待機馬が来ることが多い。
逃げ・先行馬を軸にして後方待機馬を意識して抑える馬券構築が有効。

アーネストリーを軸に、中山で差し脚鋭いマコトギャラクシー
策士ヨコテン騎乗、中山で差しての好走が多いコロンバスサークル
前走マイルのハイペースで上がり最速、今回ブリンカー外しのムラマサノヨートー
昨年のアメリカJCCで逃げて2着、今回逃げ馬不在で単騎可能なシャドウゲイト
先行して上がり3ハロン34秒台、札幌記念を叩いたカリバーンへ流す。

◎アーネストリー
○マコトギャラクシー
▲コロンバスサークル
△ムラマサノヨートー、シャドウゲイト、カリバーン
3連単◎1着固定流し(20点)

《第59回神戸新聞杯》
阪神芝2,400Mで行われた'07年以降の過去4年、
ダービーから直行してきた馬は延べ23頭が出走して【3・3・2・15】(26.1%)、
毎年2頭が3着以内に入っている。
ということで、まずはオルフェーヴルウインバリアシオンの2頭軸で考えたい。

過去4年の勝ち馬は全て4角5番手以降からの差し込みで、
ここ2年の勝ち馬は上がり3ハロン33秒台を記録。
今年も見たところ逃げ馬不在で、全馬一団からの瞬発力勝負が濃厚。
スローで流れた青葉賞で上がり3ハロン33秒6、ダービーでも上がり最速、
今週コース追いで好時計&併走馬をぶっ千切ったウインバリアシオンを上位に取る。

オルフェーヴルは坂路追い主体で、仕上げもトライアルらしく普通。
ウインバリアシオンよりは本気度が劣るとみて次点評価。

青葉賞でウインバリアシオンにコンマ3秒差、札幌の古馬準オープンで差し切り勝ちを収めた
ショウナンマイティは実力・決め手共に上位2頭と比べても見劣らない。
他ではスプリングSでオルフェーヴルにコンマ2秒差、阪神外回りで決め手冴えるステラロッサ
そこそこ速い流れで3連勝、今回はスローで折り合えるかが焦点のフレールジャック

◎ウインバリアシオン
○オルフェーヴル
▲ショウナンマイティ
△ステラロッサ、フレールジャック
3連単◎○▲ボックス(6点×2)
3連単F◎○-◎○-△△、◎○-△△-◎○(計8点)

今週の競馬回顧(9/19)

2011-09-19 19:59:20 | 競馬回顧
《第16回エルムS》
エーシンモアオバーが楽々とハナへ。
これとは対照的にランフォルセはもっさりしたスタートで後方からの競馬。
1,000M通過(推定)は61秒2と流れは緩く、全体的に固まって推移。
ランフォルセは向こう正面半ばから外を通って徐々に進出。

4コーナーの位置取りは内にエーシンモアオバーとダイシンオレンジ
外からオーロマイスターとランフォルセ。
直線に向いたところでダイシンオレンジが離され、残った3頭による争い。
オーロマイスターが先に抜け出しにかかるところを外からランフォルセが追いかける形。
結局ランフォルセが懸命に粘るオーロマイスターを交わして1着。

ランフォルセは3コーナー手前から外を回しても十分間に合った。
但しそれなりに鞭が入っていて、決して楽勝とは言えない内容だった。
スタートが普通だったらもう少しスマートに勝てただろうが…。

オーロマイスターはスタートで前に行けたことで終始楽なレース運び。
直線で一旦先頭の場面もあった。ラストはランフォルセより3kg背負っていた分の差か。
エーシンモアオバーは後続にピッタリと取り付かれる苦しい競馬。
相手が揃うと交わされるだけになってしまう。良くも悪くも善戦止まり。

エアマックールはともかく、バーディバーディも3コーナー過ぎから早くも失速気配。
外のオーロマイスターは持ったままだったのに、バーディバーディは押し通し。
初コースだったとはいえ、この時計で勝負にならなかったのはちょっと問題あり。

ダイシンオレンジは直線に向いたところで外の2頭にあっという間に離された。
ラスト100Mでもう一度盛り返してきたが時既に遅し。久々を考えればまずまずの内容。
キッズアプローズはランフォルセの後ろから捲り気味に進出してきたものの、
直線でついて行けなくなった。この辺りは格の差か。

今週の競馬予想(9/19)

2011-09-19 00:23:25 | 競馬予想
《第16回エルムS》
新潟で行われた'09年を除く過去10年、マリーンSを経由した馬は
延べ21頭が出走して【1・1・2・17】(9.5%)、このうち勝っていた馬は
【1・1・0・4】(33.3%)と意外にも信頼性が低い。
マリーンSで後続にコンマ7秒差、1分44秒0で勝った'01年エンゲルグレーセは
ここでも1着、同じくマリーンSで後続に1秒2差、1分43秒5で勝って6連勝を決めた
'04年ウィンデュエルは当時3歳のパーソナルラッシュに屈して2着。
概ね良馬場で1分43秒台ならここでも通用する感じ。
マリーンSで稍重ながら1分43秒1で勝ったランフォルセは問題無しとみる。

しらかばS連対馬は近年のトレンドで、昨年はしらかばS勝ち馬クリールパッションが
ここでも勝利、同2着エーシンモアオバーがここでも3着に入った。
但しこのレースに関しては、4コーナーで4番手以内につけていないと勝ち負けが難しく、
新潟で行われた'09年を除く過去10年で4角5番手以降から連対出来たのは
'01年2着トーホウエンペラー(4角7番手)のみ。
しらかばSで逃げて2着、札幌で7戦して全て3着以内のエーシンモアオバーをチョイス、
マリーンSで1分43秒5をマークも、しらかばSではハンデを貰って差して1分44秒5の
メダリアビートはここでは厳しいとみる。

自己条件とはいえ大外をぶん回して直線半ばから独走、重馬場ながら1分43秒5を
マークして勝ったキッズアプローズは重賞のここでも楽しめそうな感じがする。

他では10か月振りとはいえ先月からしっかり追われ、それなりに先行力があるエアマックール
先行して重賞勝ちのあるダイシンオレンジ、勝ち損ねてばかりとはいえ
戦ってきた相手が違うし、前走でも先行して3着のバーディバーディ

◎ランフォルセ
○エーシンモアオバー
▲キッズアプローズ
△エアマックール、ダイシンオレンジ、バーディバーディ
3連単F◎-○▲-○▲△△△(計8点)、3連複◎1頭流し(10点)

今週の競馬回顧(9/18)

2011-09-18 16:24:01 | 競馬回顧
セントライト記念は1着が抜けて2~6着持ち、ローズSは2着が抜けて1+3~4着持ち。
3着抜け以外のバリエーションが増えて嬉しいなぁ(棒読み)。
今気付いたけど、ローズSはクイーンCのワンツーだったりする。
まいねいさべる、買えたなぁ。まだまだ甘いわ。

《第65回ラジオ日本賞セントライト記念》
想定通り、ロイヤルクレストが大外から押してハナへ。
単独2番手のショウナンバーズを7~8馬身離し、1,000M通過57秒5。
単騎逃げでもこれは無謀。放っておいても良し。

案の定3コーナー過ぎから各馬が動き始める。
後方から外を回してサダムパテック、そしてそのすぐ前にフェイトフルウォー
これらとは対照的にトーセンラーはインコースでじっとしていた。

内からトーセンラー、間ベルシャザール、外からフェイトフルウォー
これらから遅れてピサノパテックが猛追。その後ろはバラバラ。
結局上位はこれらダービーからの直行組で占められた。

勝ち時計2分10秒3は'04年コスモバルクがマークしたレコードとコンマ2秒差。
コスモバルクは菊花賞でもハナを奪い、勝ち馬デルタブルースとコンマ3秒差の4着。
セントライト記念で2着だったホオキパウェーブは菊花賞で追い込んで2着。
今年の上位3頭のうち、フェイトフルウォーサダムパテックはロングスパート、
トーセンラーは4コーナーまで待ってからの追い出し。
ベルシャザールはハイペースを先行して僅差の4着。
今年のセントライト記念組はちょっと注意しておいたほうが良いかもしれない。

《第29回関西テレビ放送賞ローズS》
ある意味注目の馬体重発表。
ホエールキャプチャ、6kg増。エリンコート、14kg増マルセリーナ、16kg増
エリンコートはともかく、マルセリーナはあの調教メニューで二桁馬体増はヤバい。

レースはこれら人気の3頭が揃って前につける展開。
マルセリーナはやや行きたい感じ。ホエールキャプチャはその内で3番手、
エリンコートはこれらの直後。
マイネジャンヌ主導の流れは緩く、1,000M通過61秒7。
馬群はバラけず、ほぼ一団の状態で想定通りの瞬発力勝負へ。

エリンコートは最初から冴えず、マルセリーナも伸びてきそうでなかなか伸びない。
ホエールキャプチャだけが内から確実に伸びてきた。
馬場の真ん中からキョウワジャンヌ、これに馬体を合わせてビッグスマイル
よっしゃ、これは獲ったデー!
…大外から何か来てるぞ。マイネイサベル?ちょっ、まじ勘弁。

桜花賞2着、オークス3着、そして今回は先行して勝利。
ホエールキャプチャの安定性にまた一つ、自在性が加わった。
先に抜け出してしまった分、マイネイサベルに詰め寄られる結果になったが
3歳牝馬のトップクラスにあることはアピール出来た。

マイネイサベルは4コーナーで前が壁、直線も外が開くのを待ってからの追い出し。
スムーズならと思わせる反面、仕掛けが遅れた分だけ最後の伸びに繋がった感。

キョウワジャンヌビッグスマイルは追い出すタイミングも伸び方もほぼ一緒。
キョウワジャンヌは坂のところで勢いが無くなった。やはり距離に問題がありそう。
ビッグスマイルは早い段階で鞭が飛んでいて余裕が無さそうだった。

マルセリーナは途中まで追い出しを待っていたし、余裕のある負け方。
ラスト1ハロンだけ追う調教で16kg増。ハッキリ言うと「敗退行為」。
予想でも書いたが、このローズSに関してはこのテの舐めた仕上げが横行している。

エリンコートはほぼ空気で全く良いところなし。
父デュランダルに似ずかなりのジリ脚。今回のような瞬発力勝負だと厳しいようだ。