帰省。

正月、盆、法事、祭り。
年に数回しか帰省しない、わたし。



今年は部活の予定などなく、ゆっくり帰省できました。



天気は晴れ。



この祭り県の文化財に認定されてるらしい。
500年も続く祭りらしい。



『だんだんみんな年を取って、若いもんはおらんし、維持するのがえらい』と、父がぼやいていた。
祭り場で、名古屋市立大学工学部の先生と知り合ったらしく、その先生いわく
『高山祭りが無形文化遺産に登録されるより、この祭りの方が断然いい』らしい。



高山祭りはからくりに糸が無数についていて、からくりを引く様子も客には見えない。
この祭りは、４つの滑車の組み合わせのみ。糸の仕掛け方次第で、どうにでも変化ができる。からくりも毎年オリジナル。
また、だんじりについても、一般的な４輪ではなく、２輪。
その先生が全国の祭りを調べたところ、２輪のだんじりは、この祭りと新潟県にしかないらしい。



その先生はからくりの仕組みも設計図にしておこし、この祭りのことを本にして出したそうな。



『その先生に売り込んで、工学部の学生にからくりを作る』
『からくりを工学部のある大学に売り込んで、大学対抗からくり祭りをする』
『初の女性からくり演者を出す(だんじりは女禁)』
などなど、タネ見つけのトークをした。



住んでないから、誰かに頼って推し進めることはできないけど、どの地域も後継者不足は現実問題だ。
だんじりの修繕も、宮大工にしかできないし、金もかかるそう。



いずれにせよ、県の許可なしにしては、祭りの決まりごとなんかは変更できないそうだ。



生まれ育った土地にある歴史や文化。
何とか守りたい。