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カレイドスコープナイト 4-4-72

2017-05-11 00:26:34 | 本と雑誌

 眩い光が周囲一体を包んだ。 百合亜とバアルが眼を覆う。 眩い光は一瞬で消えた。 百合亜とバアルが眼を開けると、周囲一体をを包む眩い光の代わりに地上から空を覆う黒雲に届く、円筒状の光があった。 円筒状の光は赤、紫、黄色といった宝石のような7色の光で構成され、激しく美しく輝いていた。 宝石のような7色の光はランダムに、目まぐるしく配色を変え、あたかも光のカレイドスコープといった様相を呈していた。 百合亜は思わず声を上げそうにになった。 黒雲に覆われた空の下に輝く光のカレイドスコープの中にミッシェルの姿があったのである。 ミッシェルは光のカレイドスコープの中をゆっくりと舞い上がってゆく。

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