何年かぶりかで、雑誌「クロワッサン」を買ってみました。だって、猫さん特集ですもん♪
表紙のねこちゃんは、CMでもおなじみの箱に飛び込みする子です(笑)
どのポーズもたまりませんね~。写真はクリックで拡大します。
猫さん写真で、思いっきり楽しんだ後、ふと目次を見ると・・・
「あなたに伝えたい」という巻頭記事。
猫さんの話題じゃないけれど、忘れてはならないこと。
震災以来、ほとんどの記事を「脱原発」で、突っ走ってまいりました「虹色オリハルコン」ではありますが、久しぶりに原点に戻って、広田しのぶさんのインタビュー記事「化学物質過敏症の実態は、まだまだ理解されていないのです。」以下青字、全文ご紹介します。
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化学物質過敏症の実態は、
まだまだ理解されていないのです。
「支援センターを10年運営していますが、化学物質過敏症を苦にして自殺した方は、知る限りでも10人以上いらっしゃる。ところが、この病気の苦しさは、まだほとんど理解されていないというのが現状です。
1990年ごろから注目され始めた化学物質過敏症(以下、CS)。90年代後半には、新建材や塗料などが原因とされるシックハウス症候群が社会問題になり、CSも一般的に知られるようになった。
「2009年には、ようやく厚労省が病名として認め、カルテにも書けるようになったのですが、それでもまだ、CSに否定的な医師が多い。専門医は全国で5本の指で足りるくらいしかいらっしゃいません。」
センターは、環境病である化学物質過敏症の患者を支援するとともに、化学物質に依存しない社会を目指して活動している。
「いま、世の中に流通している化学物質は5万種類以上といわれています。家の中でも外でも身近にあって、誰もが化学物質にさらされている。個人差はありますが、さらされている時間が長いほど、濃度が高いほど、CSを発症しやすくなる。つまり、私たちは全員、患者になる危険性を抱えているわけです」
広田さんが特に懸念しているのが、発育過程にある子どもたちのこと。おとなになってから発症するCSは対応法もあるが、胎児・幼児期から多量の化学物質にさらされていると、発育そのものに支障をきたすそうだ。また、電磁波もCSの悪化の原因となり、併発する患者が増えているという。
「一度、身の回りを見直してくださるとわかると思います。化学物質をゼロにすることは不可能ですが、一人一人が、自分なりに減らす工夫はできるのではないでしょうか。
ホームページ http://www.cssc.jp/
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化学物質過敏症の実態は、
まだまだ理解されていないのです。
広田しのぶさん
(NPO法人化学物質過敏症支援センター理事長兼事務局長)
(NPO法人化学物質過敏症支援センター理事長兼事務局長)
「支援センターを10年運営していますが、化学物質過敏症を苦にして自殺した方は、知る限りでも10人以上いらっしゃる。ところが、この病気の苦しさは、まだほとんど理解されていないというのが現状です。
1990年ごろから注目され始めた化学物質過敏症(以下、CS)。90年代後半には、新建材や塗料などが原因とされるシックハウス症候群が社会問題になり、CSも一般的に知られるようになった。
「2009年には、ようやく厚労省が病名として認め、カルテにも書けるようになったのですが、それでもまだ、CSに否定的な医師が多い。専門医は全国で5本の指で足りるくらいしかいらっしゃいません。」
センターは、環境病である化学物質過敏症の患者を支援するとともに、化学物質に依存しない社会を目指して活動している。
「いま、世の中に流通している化学物質は5万種類以上といわれています。家の中でも外でも身近にあって、誰もが化学物質にさらされている。個人差はありますが、さらされている時間が長いほど、濃度が高いほど、CSを発症しやすくなる。つまり、私たちは全員、患者になる危険性を抱えているわけです」
広田さんが特に懸念しているのが、発育過程にある子どもたちのこと。おとなになってから発症するCSは対応法もあるが、胎児・幼児期から多量の化学物質にさらされていると、発育そのものに支障をきたすそうだ。また、電磁波もCSの悪化の原因となり、併発する患者が増えているという。
「一度、身の回りを見直してくださるとわかると思います。化学物質をゼロにすることは不可能ですが、一人一人が、自分なりに減らす工夫はできるのではないでしょうか。
ホームページ http://www.cssc.jp/
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昭和30年代~40年代、私が子どもの頃、回りに花粉症の人なんてだれ一人いなかったし、「花粉症」という言葉すら知りませんでした。
いつの頃からだろう、気づけば「あの人も花粉症、この人も花粉症」とか「今年になって花粉症デビュー」とか・・・誰にとっても、もう決して他人事ではないものになっているのです。
化学物質過敏症(=CS)に関しても、今は他人事と思っていても、現状をほうっておけばいつか花粉症と同じように、爆発的に患者が増えてしまう時代が来るかもしれない。
広田さんも言われています。「私たちは全員、患者になる危険性を抱えているわけです」と。
でも、そうなってからでは、遅いのです。
「奇跡を起こす 見えないものを見る力」木村秋則
なお、CSに関して、またまたいつもの木村秋則さんのリンゴのお話ですが、最新刊「奇跡を起こす見えないものを見る力」の120ページあたりに書かれていることをご紹介します。
下記に登場する早苗さんの体験が、化学物質過敏症の実態をリアルに教えてくれます。
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私のリンゴを命の支えにしてくれた人もいます。
化学物質過敏症の早苗さんです。この病気は化学物質に対してアレルギー反応が出る病気で、ほんの少しの化学物質に接しただけで呼吸困難などに陥ってしまう大変苦しい病気です。現在日本に、70万~100万人いるとされています。
早苗さんは、近くのゴルフ場が農薬散布するたびに心臓発作のような症状に襲われ、次第に悪化して、自宅で暮らせなくなりました。発作の原因がわからず、病院を転々とするうちに、タバコを吸っている人が家の外を歩いていただけで、呼吸困難になるほど重症化したのです。
化学物質の少ない場所を求めて、転地療養をしながら暮らし続けていた早苗さんですが、そのうちに鍋や食器、食べ物、水にまで拒否反応が出るようになり、何も口にできなくなりました。そして4日目には脱水症状を起こしてしまいました。
しかし、化学物質だらけの病院に行くことはできません。何か口にできるものはないかと、早苗さんのお母さんが必死で自然食品店を探し回り見つけたのが、私のリンゴです。
早苗さんは私のリンゴは食べることができました。リンゴによって早苗さんの体に水分が取り入れられ、ようやく危機を脱することができたのです。
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私のリンゴを命の支えにしてくれた人もいます。
化学物質過敏症の早苗さんです。この病気は化学物質に対してアレルギー反応が出る病気で、ほんの少しの化学物質に接しただけで呼吸困難などに陥ってしまう大変苦しい病気です。現在日本に、70万~100万人いるとされています。
早苗さんは、近くのゴルフ場が農薬散布するたびに心臓発作のような症状に襲われ、次第に悪化して、自宅で暮らせなくなりました。発作の原因がわからず、病院を転々とするうちに、タバコを吸っている人が家の外を歩いていただけで、呼吸困難になるほど重症化したのです。
化学物質の少ない場所を求めて、転地療養をしながら暮らし続けていた早苗さんですが、そのうちに鍋や食器、食べ物、水にまで拒否反応が出るようになり、何も口にできなくなりました。そして4日目には脱水症状を起こしてしまいました。
しかし、化学物質だらけの病院に行くことはできません。何か口にできるものはないかと、早苗さんのお母さんが必死で自然食品店を探し回り見つけたのが、私のリンゴです。
早苗さんは私のリンゴは食べることができました。リンゴによって早苗さんの体に水分が取り入れられ、ようやく危機を脱することができたのです。
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本当に驚きました。木村さんのリンゴは文字通りの「奇跡のリンゴ」です。
木村さんを理解する時、龍やUFOの話も面白いし木村さんにとってはリンゴを実らせたのと同じレベルで真実であるのだと思うけれど、そういう部分だけがピックアップされるなら、木村さんファンの私としては、むしろ残念な気持ちにもなります。
木村さんの仕事のすごさは、むしろ、さらりと書かれる上記のような部分ではないかと思うからです。
木村さんは、自然の生態系に沿った栽培をし、化学的に合成されたものは使用しません。
そして何より植物本来が持っている力と、その下の土の力を生かすということ。
これが、CSで、食べるものさえなくなってしまった早苗さんを救った、本当の本物の、農業の力ではないでしょうか。
簡単なようですが、長年培われた観察力と洞察力、そして何より木村さんがいつも言われているリンゴの気持ちなって考える、そのような植物に対する深い愛情がなければできるものではないかも知れません。
広い面積、大型機械を使って土を固め、農薬や化学肥料をたっぷり使い、たくさん作って、ひたすら安く売る。
それが、本当に競争力のある農業なのでしょうか。農業ってそれでいいのでしょうか?
このつけは、いずれ自分たちに還ってくるのではないでしょうか。
これでは、空気がきれいだと田舎に越しても、CSの症状は改善するはずもありません。
世界で、単位面積当たり、一番農薬を使っている国、それはどこだと思いますか。
中国?インド?・・いいえ、日本です。2位が韓国。
ついでに書くなら、精神疾患で、医師が投薬する薬の量も、日本が断トツ1位、韓国が2位。(これについては、以前もご紹介しましたが、こちらで3分20秒くらいに北海道医療大学の向谷地生良教授が言われています。)
消費者もお腹がいっぱいになれば、「食べた」ということじゃないと思うのです。
本当に命の糧となるものを作る人を応援する。それらを選ぶ。
木村さんが現在、全国各地、海外まで出向いて普及させている自然栽培こそが、新しい日本の道しるべになるのではないか・・・と、思います。
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