虹色オリハルコン

命にエネルギーを与えるパワーの力

命からエネルギーを奪うフォースの力

どちらを選ぶかは自分次第

安倍元総理が「素晴らしい人材」と評価した「差別主義者の杉田水脈」

2022年11月05日 | 山口敬之事件

少し前の東京新聞、ジャーナリスト北丸雄二さんのコラムだけど、杉田水脈さんのことや、性的マイノリティをカミングアウトした前衆議院議員の尾辻かな子さんのお母様の話など、ちょっと胸にせまるものがあったので、アップしておきます。





尾辻さんのお母さんは、最初は娘の同性愛に戸惑い泣いたこともありましたが、最終的には誰よりも強い応援団になりました。


抜粋

人は自分のためだけではよく闘えません。けれど、誰か大切な人のために闘うときに長く頑張れる
政治家は、自分だけじゃなく、誰か大切な人を守ろうとするときに政治家になれるんだ
と、大阪から出てきた尾辻さんと焼き鳥屋でいっぱいやりながら、話しました。



ああ、そうだなあと思ったので。
政治家が、自分の選挙のことしか考えない。選挙協力してくれる人だけしか見ない。
自分を守ることを一番に考えるから、自民党の議員らは、カルト団体とつながっても問題ないと思ったのだろう。
その団体によって苦しんでいる国民のことは、彼らの頭の中では完全に忘れ去られていたんだ。


政治家は正義を守って欲しい。強者におもねり、弱者の人権を傷つけるために政治家になったのか。
強いものには媚びるのに、マイノリティを差別したり、傷ついた人にさらに追い打ちをかけるような言葉の暴力を投げつける。
安倍さんに「杉田水脈さんは素晴らしい」と絶賛された人でもある。


安倍さんの背中越しに言いたい放題、その後ろ盾がなくなった今、自分でまいた種は自分で刈らねばならないのですね。
もう政治家をお辞めになったほうがいいと、個人的には思います。
    ↓


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山口敬之事件、魔法が解けるように過去の虚偽と真実が明るみに

2022年07月22日 | 山口敬之事件



ガンジー翁の言葉より
私は失望したとき、歴史全体を通していつも真理と愛が勝利をしたことを思い出す。暴君や殺戮者はそのときには無敵に見えるが、最終的には滅びてしまう。どんなときも、私はそれを思うのだ

パワーかフォースか、愛かエゴか、真実か虚偽か。
ガンジー翁が言われていたように、暗黒の時代が続き先が見えないようなときも、それは必ず終わるのだと、歴史が証明している。
最後は必ず真実が勝つ。


ついに、詩織さんが勝った。よかった。

伊藤詩織さんが会見で、「安倍元首相」銃撃の責任を問われる「中村警察庁長官」について語ったこと(デイリー新潮) - Yahoo!ニュース

 最高裁は7月7日、伊藤詩織さん(33)が元TBS記者の山口敬之氏(56)を相手に性被害を受けたと訴えた裁判の上告審で、山口氏の上告を退ける決定を下した。この決定をもって...

Yahoo!ニュース

 

伊東詩織さんへの質問の中に、安倍襲撃に関わる責任が問われている中村格警察庁長官のことがあった。
安倍友・山口逮捕を、同じく安倍友で当時の刑事部長だった中村格が直前に阻止した因縁の人物だ。





(記事抜粋)

最高裁は7月7日、伊藤詩織さん(33)が元TBS記者の山口敬之氏(56)を相手に性被害を受けたと訴えた裁判の上告審で、山口氏の上告を退ける決定を下した。この決定をもって、山口氏が伊藤さんに性被害を与えたという事実が民事裁判の場で確定的に認められたことになる。
 7月20日に行った会見では、逮捕状を握りつぶした当時の刑事部長で現在の警察庁長官である中村格氏への質問も出た。

 伊藤さんは7月20日午前11時から都内で、弁護士同席の下、記者会見を開催。最高裁判決とこれまでの歩みについて1時間以上にわたり語った。

 (中略)

警備の不備を問われた中村長官への質問も

 伊藤さんは会見で、世間の関心を集めた「逮捕状の執行取り消し」についてもこう触れた。

「(週刊新潮が)中村格氏が(山口氏に)逮捕状が出ているのに逮捕しなくてもいいという指示をしたんだということの(情報の)ウラを取っていただいたおかげで、今までわからなかったことがわかって、(物事を)進められたということがあります」

 この点について、改めておさらいしておこう。

 警視庁高輪署は2016年、山口氏への逮捕状を取り、捜査をさらに進めようとしていた。しかし当時、警視庁の刑事部長だった中村格警察庁長官が逮捕の中止を命じ、逮捕は直前になって取り止めとなった。中村長官は週刊新潮の取材に対して「私が決済した。(捜査の中止については)指揮として当然」とその事実を認めている。

 中村長官と言えば、安倍晋三元首相(享年・67)の殺害事件に関して、警備の不備に関する責任を問われる立場で、予想されたよりも任期を短縮され、秋にも事実上更迭されるのではと見られている人物だ。

 会見でも、伊藤さんとの質疑応答の中で、次のような質問があった。

――逮捕状の執行取り消しを認めた中村格さんは現在、警察庁長官になっており、先日の安倍元首相の襲撃事件を受けて「痛恨の極み」などと発言しました。最終的に今回の責任を取って辞任する可能性が指摘されています。逮捕状執行の取り消しを命じた中村さんが今、こういう状況になっていることについて、伝えたいこと、想いを教えていただけますか? 

 逮捕状の取り消しと安倍元首相の警備に問題があったか否かは直接関係のないことだが、伊藤さんは大要こんな風に答えている。

「中村格氏に対しては、これまでの様々な決断について、いろいろな質問が投げかけられています。それらに答えを出さないということは私の中でも気持ち悪いものがあります。もし辞められるのであれば、辞める前に、投げかけられた疑問についてお話をしてほしいなと思っています」


 (後略)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


詩織さんは本当によくがんばった。心から尊敬する。

被害者の伊藤詩織さんを、まるで彼女の方が悪いかのように騒ぎ立てた杉田水脈さんなどの安倍応援団の女性たちもなりを潜め、かつてはアベ友としてワイドショーでブイブイ言っていた山口敬之の事件もようやく決着を見た。

そして、安倍友として警察庁長官に順調に出世をした中村格は、奇しくも安倍襲撃事件の警察トップとしての責任を問われ、秋にも更迭されるらしい。

安倍さん自身、たくさんの疑惑がありながら、警察人事の掌握によって追及の手を逃れ、何も語ることなく逝ってしまった。
本当は、ちゃんと法によって裁かれて欲しかったのだ。
中村格氏に対しても、詩織さんがいうように、警察の職務をゆがめたのではないかという疑問について、きちんと話してほしいと思うものの、一方で、そんな殊勝な心がけなど彼らにあるのか、ないだろうとも思う。
マイナスフォースは、見限ったほうがいい数値だから。

運命の皮肉なのか、この夏、魔法が解けるように、さまざまな過去の虚偽と真実が明るみに出て、消えてゆく。

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被害者が泣き寝入りしない社会に

2022年01月26日 | 山口敬之事件

「少しでも想像を」伊藤さん訴え 被害者泣き寝入りしない社会に(共同通信) - Yahoo!ニュース

 「これが自分の近い人に起きたらと、少しでも想像してほしい」。実名で性被害を訴えたジャーナリスト伊藤詩織さん(32)は25日の東京高裁判決後...

Yahoo!ニュース

 


詩織さん、良かった。最初は勇気が必要だったと思う。
でも同じ経験をしている人たちがたくさんいることがわかって
自分だけのためじゃなく、同じように苦しんでいる女性たちのために
つらくても、ひどいことを言われても、
あきらめるわけにいかなかったんだよね。
詩織さん、よくがんばりました。えらかったね。

時代が詩織さんを後押ししたのか、詩織さんが時代を後押ししたのか、
多分両方が共鳴したのだと思うけど、
時代が変わっていっているのを肌で感じています。


そして山口敬之さん、納得せず上告するらしい。
マイナスフォースは逆反応するから、
世間は悪いと判断しても、自分の中では正しいと思う。
悪いことしていないと思っているし、
なんとなれば自分は被害者だと言う。

でも、マイナスフォースは、やればやるほど墓穴を掘る。
もう時代のフェイズは変わったの。
安倍晋三さんのご威光は消えた。
たとえ次の判決がどうであろうと傲慢な彼への信用は、もう消えた。

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詩織さん、漫画家はすみとしこさんらを提訴

2020年06月09日 | 山口敬之事件

OGPイメージ

SNSに風刺画や「枕営業」…伊藤詩織さん中傷の漫画家ら提訴:東京新聞 TOKYO Web

ツイッターで悪質な書き込みやイラスト投稿で名誉を傷つけられたとして、ジャーナリストの伊藤詩織さん(31)は八日、漫画家はすみとしこさん...

東京新聞 TOKYO Web

 



たとえ真実であっても、自分が気に入らなければ嘘だという。
たとえ虚偽であっても、自分が気に入れば真実だと思う。
人間は、言葉があるゆえ嘘をつき、脳があるゆえ、たくさんの理由をつけて間違ったほうを選ぶことがままある。


はっきりとわかる嘘であっても、安倍さんやトランプさんの支持者には、多分にこの傾向があるように思う。
スピリチュアルや宗教を否定するつもりは全くないけれど、変な教えは世の中にごまんとある。
そういうものに洗脳されやすい人たちは、安倍支持者やトランプ支持者が多いように思う。安倍昭恵さんを見てるとよくわかりますでしょう。


安倍支持者には、いくつかの傾向があるけれど、

1.経済の部分では新自由主義者。
2.中国・韓国への憎悪から来るいわゆるネトウヨ。
3.天皇を神といただく日本会議・神道系およびスピ系支持者。

そして、2と3は、重なっているところも多々ある。
漫画家のはすみとしこさんは、「幸福の科学」という、宗教を利用した反共・金銭至上主義の団体との親和性も高いらしいので推して知るべし。

かつて身近にその宗教団体に洗脳されていた信者がいたせいで私自身、悲しい思いもたくさんしましたが、はすみさんも、よほど思い込みが激しい傾向があるのでしょう。



イギリスBBCのドキュメンタリーも見ました。
OGPイメージ

「日本の秘められた恥」  伊藤詩織氏のドキュメンタリーをBBCが放送

BBCは28日夜、強姦被害を訴え出た伊藤詩織氏を取材した「Japan

BBCニュース

 


その映像の中で、自民党・杉田水脈議員や千葉麗子さんとともに、性被害にあった女性を漫画にして揶揄して笑っていた・・・・
「唾棄」なんて言葉、私は日頃は使ったことがないけれど、そんな言葉がふさわしかった。不快感でいっぱいになり、悲しくつらい気持ちになった。

でも、彼女たちの世界では、自分たちが被害者へのセカンドレイプをしている自覚もなく、また性被害にあったすべての女性たちを同じように傷つけてしまっている自覚もなく、それは彼女たちにとっては普通のことで真実のように思えたのでしょう。


安倍支持者は弱者に向かって「自業自得」とよく言うけれど、これもまた、はすみさんたちが投げた言葉の暴力の大きさに比例する巨大ブーメランが、今生のうちに帰ってきただけです。「自業自得」とはもともと、仏教用語ですからね。


彼女たちのでたらめな誹謗中傷、悪意を放置したら、詩織さんだけでなく、同じように被害に遭ったものが泣き寝入りする世の中のままだから。
セカンドレイプを許さない、自分一人のことだけでなく、これから続くみんなのために・・
そう思い行動を起こされた詩織さんの勇気に、感謝と尊敬の気持ちをこめて、応援します。


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山口敬之事件、逮捕ストップさせた中村格が出世!?

2020年01月12日 | 山口敬之事件

久々デイリー新潮のこの記事。
安倍政権ご用ジャーナリストである山口敬之レイプ事件。
山口逮捕の直前になって、突然ストップをかけた、当時の警視庁刑事部長にしてスガ官房長官の元秘書の中村格が、警察庁ナンバー2である次長の席に就任するらしい。
安倍政権への忠誠には甘い飴がもらえるから、忖度がやめられないと、身をもって示してくれたようなものですね。

以下、長いけど全文。前半は、警察の新しい人事を巡るあれこれ・・
中村格については、後半に書かれている。


OGPイメージ

「山口敬之」準強姦逮捕状握り潰し 中村格氏が「警察長官」に王手という悲劇(デイリー新潮) - Yahoo!ニュース

“官邸ベッタリ記者”山口敬之氏の準強姦逮捕状を握り潰した人物として、週刊新潮は当時の警視庁刑事部長・中村格の関与をたびたび報じてきた。 また...

Yahoo!ニュース

 

 “官邸ベッタリ記者”山口敬之氏の準強姦逮捕状を握り潰した人物として、週刊新潮は当時の警視庁刑事部長・中村格の関与をたびたび報じてきた。

 また、本誌からの取材依頼メールを受けた山口氏が〈北村さま、週刊新潮より質問状が来ました…〉と、本誌編集部に“誤返信”したのも既報のとおり。この北村さまについて、後に山口氏は“相談相手の民間人”と説明したが、当時の内閣情報官の名は北村滋氏だった。伊藤詩織さん事件に登場する人物たちの明日は――。

 ***

 2019年12月26日の「首相動静」欄に、こんな文言が掲載された。

「警察庁の栗生俊一長官、松本光弘次長、北村博文交通局長、大石吉彦警備局長、警視庁の三浦正充警視総監、斉藤実副総監と会食」

 特捜部が政治家を逮捕する一方で警察幹部と……とか、北村は北村でも滋さんの方じゃないんだとか……いろいろな議論が飛び交ったが、さる官邸関係者によると、

「首相が警察幹部を労った、いわゆる“お疲れ様会”ですね。すでに官邸には、新しい長官と総監の人事が伝えられています」

 順当に行けば、1月のどこかの閣議で人事が了承されることになる。

 具体的には、栗生俊一長官が退任し、その後に松本光弘次長が、三浦正充警視総監が退任し、斉藤実警視庁副総監が、それぞれ新たに就任する。両者の人事は同時ではなく少しずれる可能性はある。そして、この会食の場にはいなかったあの中村格官房長が警察庁ナンバー2である次長の席に就任予定なのだが、そこに触れる前に、長官人事について説明しておこう。

 栗生氏は2018年1月に就任し、任期は2年ということになる。就任前にはパチンコ業者からの付け届けを示唆する怪文書が出回ったこともあった。2017年12月19日配信記事「警察庁幹部がパチンコ業者から付け届け!?“告発”の裏で繰り広げられる人事の暗闘」では名を伏せて報じられているが、このときターゲットになったのが、長官就任前の栗生氏だった。

「栗生さんは最終的には官房副長官のポストに就きたいと思っている。このポストは長らく内閣情報官を務め、国家安全保障局長に就いた北村滋さんも関心を示している。栗生さんは昭和56年入庁で、北村さんは55年入庁。1年違いの二人は犬猿の仲なんですよ」(同)

 その栗生氏の跡を襲う松本氏は、警察庁外事情報部長時代には『グローバル・ジハード』(講談社)という書籍を上梓し、その後、警備局長→官房長→次長と順調に出世すごろくのマスを進んできた。もっとも、さる警察庁関係者によると、

「警察庁出身で官邸を仕切る杉田さん(和博官房副長官)が『松本長官』には難色を示してきました。ウマが合わないと言ってしまえばそれまでですが、杉田さん好みの報告の仕方があって、松本さんはそれに馴染まなかったことが確かにありましたね。ただ、仮に松本さんが退任、あるいは総監に就いた場合、栗生さんが3年目に突入することになる。“いつまでやるんだ!!”って声はかなり聞こえてきていました。オリパラ警備で何かあったら最低でも長官・総監のどちらかは詰め腹を切らされますから、なかなかつらい役回りとも言えますね」

中村格氏は…
 そして、次長に就任する中村格氏である。

 2019年12月18日、ジャーナリスト・伊藤詩織さん(30)が元TBSワシントン支局長の山口敬之氏(53)を訴えた民事訴訟で判決が下り、結果は詩織さんが勝訴した。そもそもの原因は、2015年4月4日未明、山口氏による準強姦事案が発生したことにある。警視庁高輪署が逮捕状を持って成田空港で山口氏の帰国を待ち構えていたところ、その直前に逮捕は中止。捜査員は目の前を行く山口記者をただ見つめることしかできなかった。中止の命令は、当時の警視庁刑事部長だった中村氏によるもので、彼自身、「(逮捕は必要ないと)私が決裁した」と週刊新潮の取材に認めている。

 中村氏は菅義偉官房長官の秘書官を長らく務め、その絶大な信頼を得てきた。山口氏逮捕の中止命令をする一方、安倍首相元秘書の子息による単なるゲームセンターでのケンカに捜査一課を投入し、相手を逮捕するという離れ業もやってのけたのは「週刊新潮」が報じた通り。官邸絡みのトラブルシューター・守護神・番犬たる部長が、いよいよ警察庁長官の座に手をかけたということになる。

 準強姦逮捕状の握り潰しが露見した当時、国会議員だった元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士は、その頃から捜査の大きな問題点を指摘していた。

「この事件では、そもそも逮捕状が出ていたのに、当時の刑事部長が途中で捜査を止めてしまうというまったく異例の判断がされました。そのことが起点となり、法治国家としてはあるまじきその後の流れができてしまったのだと考えています。というのも、刑事事件の捜査においては、強制捜査の有無が証拠の集まり方を左右することになるからです。被疑者が逮捕されていないのに、被疑者と親しかったり、利害関係を有している関係者が、捜査に積極的に協力することは、はっきり言ってあまりありません。やはり被疑者を逮捕してはじめて、関係者たちはことの重大さに気づき、捜査にきちんと協力するようになるものなのです」(週刊新潮19年12月26日号に寄せたコメント)

 法治国家としてあるまじきその後の流れを警察トップが作ってしまったのだとしたら、「警察いらない」ってことになりはしないだろうか。

週刊新潮WEB取材班

2020年1月12日 掲載



新潮が危惧するように「警察いらない」とまではいえないけど、こと向かうべき相手が国家権力や上級国民であった場合、個人が泣き寝入りしなくてはならない、・・とか、そんなことが起こってはならないはず。(現実には起こっているのだが)
それが立憲主義国家、民主主義国家、法治国家ですから。
新潮には引き続き取材を期待しています。


★おまけ

先日のカルロス・ゴーンのレバノンでの会見を見た森法務大臣の発言。こういうのこそ、ブーメランって言うのでしょうね。







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山口敬之逮捕にストップをかけた中村格は菅官房長官の元秘書

2019年12月23日 | 山口敬之事件

引き続き、デイリー新潮の記事。山口敬之性犯罪事件に関してはデイリー新潮かなり攻めています。

わかればわかるほど、べったりべったべたのレイプ犯山口敬之と官邸の関係も浮き彫りになってくる。

記事に紹介されているのは、一つは山口が交わしたスポンサーである会社との顧問委託契約の内容。
その会社は、2017年12月東京地検特捜部に助成金詐欺容疑で逮捕された齊藤元章氏が創業者である半導体開発会社「ペジーコンピューティング」・・その会社から、彼は家賃200万円!!のホテルの賃貸の部屋を、自由に使わせてもらっていた。やな奴。

と、もう一つは、逮捕直前にストップがかかった理由である当時の警視庁刑事部長で現・警察庁ナンバー3の官房長・中村格(いたる)の介入。中村格は、菅官房長官の秘書官を長らく務めていた。


伊藤詩織さんvs.安倍官邸ベッタリ記者の法廷対決 被告が墓穴を掘る「ホテルの証拠ビデオ」 | デイリー新潮

「準強姦逮捕状」が握り潰されて4年。安倍官邸ベッタリ記者・山口敬之元TBSワシントン支局長(53)と彼にレイプされたと訴える伊藤詩織さん(3...

デイリー新潮

 


(記事抜粋)

「準強姦逮捕状」が握り潰されて4年。安倍官邸ベッタリ記者・山口敬之元TBSワシントン支局長(53)と彼にレイプされたと訴える伊藤詩織さん(30)が遂に民事法廷で対決した。山口記者が墓穴を掘る証拠ビデオや菅官房長官による経済支援額が明るみに出て……。

【顧問委託契約】と題されたその書類には、天使が歌っているような、あたたかく優しい文言が並んでいた。

・原則として月1回、意見交換を行なう

・顧問料として月額42万円を振り込む

・必要と認める範囲で交通費その他の経費を支払う

(中略)

 山口記者は、今年2月1日、「レイプされた」と主張する伊藤詩織さんを相手取り、「名誉を毀損し、プライバシーを侵害した」として、1億3千万円の損害賠償を求めた。詩織さんは2017年9月、「支局長の立場に乗じ、就職斡旋をチラつかせ、レイプした」と、山口記者に1100万円の損害賠償を請求していたから、彼は「反訴」したことになる。

 冒頭の契約書は、その「山口反訴状」から図らずも捲(めく)れ出た内容である。要は、彼女の告発のお蔭で、月額42万円の企業など、顧問先を二つ失った。1億3千万円の請求額にその逸失利益も含まれるというわけだ。そこには菅義偉官房長官の関与が見え隠れする。

(中略)

山口は今回、詩織さんがちゃんと歩行しているのを証明すべく、ホテルの防犯カメラから取り出した画像を証拠として提出しました。しかし、介抱なしに歩けているとは見えず、墓穴を掘った恰好です」

 話を戻すと……詩織さんの刑事告訴を受け、高輪署は捜査を開始。その年の6月、準強姦容疑での逮捕状を携えた高輪署の捜査員が、機上の人となっていた山口記者を逮捕すべく成田空港でスタンバイしていた。しかし、その直前に逮捕は中止された。それは、当時の警視庁刑事部長で現・警察庁ナンバー3の官房長・中村格(いたる)氏が、「(逮捕は必要ないと)私が決裁したと本誌(「週刊新潮」)の取材に認めている通りである。

 中村氏は菅官房長官の秘書官を長らく務め、その絶大な信頼を得ており、総理ベッタリ記者の逮捕中止命令は官邸への忖度ではという疑問が、世の中に今もなお燠(おき)のように燻(くすぶ)っている。

 捜査を引き継いだ警視庁からの書類送検を受けた東京地検は、ほぼ1年後の16年7月に不起訴と判断。詩織さんは17年5月、検察審査会に審査申し立てを行なったものの、9月に「不起訴相当」の議決が出た。公開中の映画「新聞記者」製作のきっかけはこの「準強姦逮捕状」握り潰し事件にある、と映画関係者は語っている。




年も押し迫ってきて、いろんなことが今年は明るみになった。
見える事象は、呆れたりうんざりさせられるけれど、こういうことが表に出てくることは、とても良いこと。

今年の流行語大賞は「ワンチーム」だったけど、個人的には「上級国民」が印象に強く残ります。
「上級国民」なんて、言葉遊びに見えて実は、本当に存在したんですね。いつの頃からか、日本は階級社会になっていた。

安倍やスガを持ち上げて親しくなることで、様々な恩恵に預かれる。山口敬之も心のなかでは、上級国民であることを自負してたんだろうなあと思う。

東京・永田町のザ・キャピトルホテル東急。ホテルと銘打ってはいるが、「ザ・キャピトルレジデンス東急」と呼ばれる賃貸フロアがあり、そのフロアの月200万円の部屋で山口は生活してきたという。2017年12月、助成金詐欺で逮捕されたスパコンの会社創業者が、彼のスポンサーとしてバックにいた。この手の資金援助している会社は、一つではなかったようだ。
山口敬之は、総理に近いということを利用して、あらゆるところに触手を広げては、うまい汁を吸ってきたのだろう。
だからこそ、詩織さんに求めた1億3千万円の損害賠償という常識はずれのような金額も、出てきたのだろう。


おごり・思い上がり、彼にも、またこの言葉を贈りたい。

   



スガ氏の影響力も消滅に移動した。
来年も引き続き、良識良心のもと、関係各位、本来のジャーナリズムと警察・検察諸氏には頑張っていただきたい。
続きは、こちらの記事。
 ↓
伊藤詩織さん「勝訴」!敗訴の「山口敬之」 TBS退社後を支えた美味しすぎる“顧問契約” 菅官房長官の口添えも… | デイリー新潮

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卑劣な山口敬之の嘘 ドアマンの証言

2019年12月19日 | 山口敬之事件

昨日の民事裁判の結果を不服として、いまさらあとに引けないのか山口敬之は、控訴するそうです。
見苦しいにもほどがありますけど、彼に妻子があるとしたら、恥ずかしさに耐えられないと思う。
デイリー新潮の以下の記事は、詩織さんの言ではなくて、当日その場にいたホテルのドアマンの証言です。
生々しく、山口敬之の強引で計画的とも思える行動に唖然とする。もし、自分の娘や姉妹や大事な人が、こんな状況に追い込まれてしまったら、誰だって彼を犯罪者として逮捕してほしいと思うだろう。
以下、デイリー新潮の記事より。


伊藤詩織さん「勝訴」 連れ込む山口記者の姿を目撃…控訴審でカギを握る「ドアマンの供述調書」 | デイリー新潮

“総理ベッタリ記者”こと山口敬之元TBSワシントン支局長、そして彼に「レイプされた」と主張する伊藤詩織さんとの間で係争中の損害賠償訴訟の判決...

デイリー新潮

 


(抜粋)

高輪署からドアマンに、「本件で話を聞きたい」とアプローチがあったのは、事件から少し経った頃だった。まだ逮捕状は出ていない。やってきたのは高輪署の強行犯係の刑事ら二人だ。

 ドアマンの頭に当日の光景が生々しく蘇ってきた。聞かれもしないのに山口記者の風采を話し出した彼に捜査員は虚を衝かれたことだろう。

「記憶力があまり良い方とは言えない」――。ドアマンは自身を分析し、捜査員にこう打ち明けている。そんな彼がどうして「15年4月3日のこと」を詳細に覚えているのか。それは、「ドアマン生活の中でも忘れられない出来事だったから」だ。


■女性が不本意に連れ込まれていると…

 二人が乗ったタクシーがホテルの玄関前に滑り込んできた時、ドアマンは後部座席の左側のドアの方へ出向いた。陳述書にはこうある。

〈その時に手前に座っていた男性と目が合い、怖い印象を受けました。そして、奥に座った女性に腕を引っ張るようにして降りるように促していた〉

 詩織さんは運転手に「近くの駅まで」と言ったが、山口記者は「部屋を取ってある」と返し、タクシーは彼の指示に従ってここまでやってきたのだ。

〈女性の方は(中略)「そうじするの、そうじするの、私が汚しちゃったんだから、綺麗にするの」という様なことを言っていました。当初、何となく幼児の片言みたいに聞こえ、「何があったのかな」と思っていたら、車内の運転席の後ろの床に吐しゃ物がありました〉

 山口記者は詩織さんの腕を引っ張って、無理やり車外へ連れ出そうという動きを取る。

〈女性は左側のドアから降ろされる時、降りるのを拒むような素振りをしました。「綺麗にしなきゃ、綺麗にしなきゃ」とまだ言っていたので、座席にとどまって車内を掃除しようとしていたのか、あるいはそれを口実に逃げようとしているのか、と思いました。それを、男性が腕をつかんで「いいから」と言いました〉

〈足元がフラフラで、自分では歩けず、しっかりした意識の無い、へべれけの、完全に酩酊されている状態でした。「綺麗にしなきゃ、綺麗にしなきゃ」という様な言葉を言っていましたが、そのままホテル入口へ引っ張られ、「うわーん」と泣き声のような声を上げたのを覚えています〉

〈客観的に見て、これは女性が不本意に連れ込まれていると確信しました〉

 山口記者が主張する“合意の上だった”とは真っ向から対立する証言だ。




息するように嘘をつく・・・人間は嘘をつくものだ、嘘をついてなんぼだ、自分のためなら嘘をついても問題ない、嘘を言ってるうちにそれが本当だと思いこんでしまう・・・というチームの人。





意識の二極分化のマイナスは、今現在、「衰退」から「消滅」へと移行しています。

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良かった!詩織さん民事裁判で勝訴

2019年12月18日 | 山口敬之事件

伊藤詩織さん涙「長かった」性暴力民事裁判で勝訴

詩織さん勝訴で涙 長かった | 2019/12/18(水) - Yahoo!ニュース

伊藤詩織さんが、山口敬之氏から性的暴行を受けたとして、損害賠償を求めて起こした民事訴訟で、地裁は330万円の支払いを命じた。伊藤さんは「長か...

Yahoo!ニュース

 


詩織さん、良かったですね。マスコミに顔を出してからの告発後は、心無い政権擁護の人々の卑劣な誹謗中傷(セカンドレイプ)にさらされて、わたしも悲しくてたまりませんでした。
相手が総理に近い人物でなければ、ここまでひどい言われようなどしなかったと思えば、よけいに痛ましかった。
たくさん傷ついたと思いますが、あなたの折れない勇気と優しさが、今まで性被害にあっても、泣き寝入りしトラウマを抱えたままの女性たちにも光を投げかけてくださいました。
今日の時点で、753P。パワーアップされていました。


昨年は、イギリスBBCが「Japan's Secret Shame(日本の秘められた恥)」というタイトルで事件を放送しました。本当に時代錯誤の恥ずかしい日本がそこにありました。

「日本の秘められた恥」  伊藤詩織氏のドキュメンタリーをBBCが放送

BBCは28日夜、強姦被害を訴え出た伊藤詩織氏を取材した「Japan

BBCニュース

 


よくがんばりましたね。本当にありがとう。


それにしても、この山口敬之事件の山口敬之所轄から警視庁に突然この案件担当が変わって、逮捕直前で不起訴になるというウルトラCのドンデン返し。
不起訴になったあとは、安倍政権の御用ジャーナリスト・民間スポークスマンとして、ワイドショーなどで安倍夫妻がどれほど魅力的な人物であるかなど、二人の擁護に大活躍をしていました。(ちょうど森友・加計疑惑追求の時期と重なっていた)
まさにその最中の詩織さんの告発。その日以来、山口敬之はテレビ画面に出てこられなくなりました。
詩織さんが勇気をもって、表に出てきてくださらなかったら、この悪行のからくりも世間に見えないままでした。
「運命」のようなものまで感じる事件でした。

「真実を行うものにこそ、未来は訪れる」と信じます。



前記事に続きガンジーボットより




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御用ジャーナリスト山口敬之氏の逮捕見送りの件
伊藤詩織さんの決意表明

 
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山口敬之レイプ事件「日本の隠された恥」

2018年07月04日 | 山口敬之事件
youtubeに、山口敬之事件の被害者伊藤詩織さんを取材したイギリスBBCのドキュメンタリー「レイプ、日本の隠された恥」が、昨日、和訳付きでアップされてましたが、今日は著作権の関連か見られなくなっていました。



BBC公式HPより



しかし、こちらのサイトに一部動画を交えた記事がでていましたので、是非クリックしてご覧になってください。
      
「日本の秘められた恥」  伊藤詩織氏のドキュメンタリーをBBCが放送
(BBCNEWSJAPAN 2018年6月29日)
BBCは28日夜、強姦されたと名乗りを上げて話題になった伊藤詩織氏を取材した「Japan's Secret Shame(日本の秘められた恥)」を放送した。約1時間に及ぶ番組は、伊藤氏本人のほか、支援と批判の双方の意見を取り上げながら、日本の司法や警察、政府の対応などの問題に深く切り込んだ。制作会社「True Vision」が数カ月にわたり密着取材したドキュメンタリーを、BBCの英国向けテレビチャンネルBBC Twoが放送した。




こちらも・・事件がおおやけになった後の安倍支持者や応援団のセカンドレイプがおぞましい。まさに「日本の恥」そのものです。
      
★関連サイト



上は、番組の中で放送されたワンシーン。安倍支持者や、安倍チルドレンの国会議員たちが集まって、事実を捻じ曲げて被害者を嘲笑うという本当に気持ち悪いシーンですが、そこに彼らの中身、実態、本質が見えます。


 7月3日追記
こちらで、詩織さんのインタビュー番組、12分間の動画が見られます。You Tubeに公開されているのが今年2月なので今回のBBCの番組とは違うみたいですが
https://www.youtube.com/watch?v=zcOTPMiCqe8

動画画面の設定(歯車マーク)をクリック→字幕をクリック「日本語」を選択すると、和訳の字幕が画面にでてきます。


 2019年3月16日追記

ニコニコ動画のリンクが切れていました。ひろみさんが見つけてくださったサイトのURLです。
久しぶりに見たら、杉田水脈さんを再び見て嫌悪感がよみがえりました。
今となっては、こんな事を言ってしまったご自分も恥ずかしいのではないでしょうか。

「字幕」1/2 Japan's Secret Shame(日本の秘められた恥)BBC 伊藤詩織(ITO SHIORI)
http://www.pandora.tv/view/s9star/56160066

「字幕」2/2 Japan's Secret Shame(日本の秘められた恥)BBC 伊藤詩織(ITO SHIORI)
http://www.pandora.tv/view/s9star/56160067



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★関連サイト
 日本の隠された恥(ブログ・人生波乱万丈)

 
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御用ジャーナリスト山口敬之氏の逮捕見送りの件

2017年05月30日 | 山口敬之事件
衝撃的なニュースが飛び込みましたね。
ジャーナリスト山口敬之氏から性的暴行を受けたとして訴えた女性。
逮捕状が出て、成田空港で、山口氏が帰国するタイミングで逮捕するということだったが、現場の警察官によると突然、上からの命令により、逮捕見送りになったという。

被害者の女性が顔を出して声を上げた。彼女にとっては、どれほどの勇気が必要だったか。胸が痛い。

2015年6月、警察から彼女に、山口氏が帰国するタイミングで成田で逮捕する、という連絡が入ったあと、また連絡が入った。



画像:5月30日テレ朝モーニングショーより




画像:同


なぜか突然、逮捕状の出ていた案件が、所轄から警視庁本部に移り、まさかの不起訴になってしまったのだ。
刑事ドラマもびっくりのウルトラCと言うか・・・元警視庁刑事吉川祐二氏も、所轄が逮捕状をとったのに、警視庁本部がストップしたのだとしたら、異例!の事態とのこと。
番組コメンテーターの弁護士さんも、
「なんでだかわからない。逮捕は慎重におこわなければならないのは当然だが、一旦、裁判所が逮捕は正当と認めていたのだから」と述べていました。


なお、山口氏は、元TBSワシントン支局長という肩書であるけれど、現在では、安倍政権の民間スポークスマンあるいは御用ジャーナリストとして大活躍しているのは、皆知るところでしょう。
総理夫妻と親しいと、いろいろ優遇されることは森友や加計でよくわかったが、まさか司法まで曲げられてしまうなら、三権分立も危うくなる。これもまた見過ごせない事態です。


「あったものをなかったものにできない」元文科省トップの前川喜平氏は、そう述べましたが、社会の理不尽と戦う・・この件もまた然り。


 
元TBSワシントン支局長を性犯罪被害で告発した女性が顔を隠さずに会見
(スポーツ報知2017年5月29日)

 安倍晋三首相を密着リポートした著書などで知られる元TBSワシントン支局長のジャーナリスト・山口敬之氏(51)から性犯罪を受けたとして告発した女性が29日、司法記者クラブで記者会見を行った。

 女性は海外でジャーナリスト活動をしている詩織さん(28)=姓は非公表=。山口氏が、不起訴処分になったことを受け、29日付で東京検察審査会に不服申し立てをしたことを明らかにした。

 詩織さんは、2015年4月4日に山口氏に都内のホテルに連れ込まれ、性犯罪被害に遭ったと主張している。顔を隠さずに会見し「性犯罪の被害者を取り巻いている法的・社会的状況が、被害者にとって、どれほど不利に働くものなのかを痛感しました。今回、こうしてお話しさせていただこうと決意したのは、そうした状況を少しでも変えていきたいと強く思ったからです」と話し、時折声を詰まらせながら経緯を説明した。

 詩織さんの説明によると、山口氏と知り合ったのは13年秋。詩織さんがニューヨークにある大学でジャーナリズムなどを勉強するため留学していたときだった。卒業後の15年4月3日、山口氏の誘いで日本で会うことになり、東京・恵比寿の串焼き店で初めて2人だけで会った。飲食後に2軒目のすし店に入って1時間ほどしてからトイレで記憶がなくなった。翌朝午前5時ごろ、ホテルのベッドで目が覚めると、裸にされており、山口氏が体の上にまたがっていたという。

 同9日に詩織さんは警察に相談し、30日に告訴状が受理された。6月4日に山口氏が日本に帰国するタイミングで、成田空港で逮捕するとの連絡が警察から入り、詩織さんは滞在先のドイツから帰国。だが、捜査員から山口氏を逮捕できなかったとの連絡が入ったという。山口氏は8月26日に書類送検されたが、16年7月22日付で不起訴処分になった、としている。

 詩織さんは不起訴処分となったことに納得できず「私の知り得ない上のパワーがあったと思っています」と話している。また「今国会において共謀罪の審議が優先され、先送りになっている強姦罪の改正案がきちんと取りあげられるべき」と主張した。

 詩織さんは、11日発売の「週刊新潮」で、山口氏から受けたという被害について告発した。山口氏は報道を受けて、自身のフェイスブックで「私は法に触れる事は一切していない」「当局の厳正な調査の結果、違法な行為がなかったという最終的な結論が出ている」「この過程において、私は逮捕も起訴もされていない。(今回に限らず、私は今まで一度も逮捕や起訴をされたことはありません)」などと反論していた。

性的被害でTBS元支局長を告発した詩織さん、ホテルの防犯カメラ画像を確認したことを主張
(スポーツ報知2017年5月29日)
元TBSワシントン支局長でジャーナリストの山口敬之氏(51)に性的暴行を受けたとして29日に記者会見した詩織さん(28)=姓は非公表=は、暴行を受けたとされる2015年4月4日の都内ホテルの防犯カメラ画像には、山口氏に抱えられてホテルへ入っていく様子が映っていたと主張している。4月15日に警視庁の捜査員と一緒に確認したという。

 詩織さんの代理人弁護士によると15年8月26日に山口氏は書類送検され、10月に詩織さんは担当検事と面会。16年1月には山口氏が担当検事から事情聴取を受けたという。その間、山口氏からは代理人を通じて詩織さんの弁護士に連絡はあったが、本人とは一切接触していないという。

 詩織さんは、山口氏のフェースブック上の「私は法に触れる事は一切していない」という反論について「そう言って来るだろうな、と思いましたが、山口氏とはもう全く関係ない(関わりをもっていない)」と話した。

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