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スピルバーグ監督が学習障害を告白

2013年01月16日 | 社会のニュースを考える
下書きしておきながら、すっかり忘れていた過去のニュース記事を発掘するシリーズ、第2弾(笑)。

映画監督といえば、泣く子も黙るのが、スティーブン・スピルバーグ監督のこと。
1975年公開の「ジョーズ」で世界的なデビューをし、「未知との遭遇」「ジュラシックパーク」「インディ・ジョーンズシリーズ」などが、大ヒット、映画のひとつの時代を作りました。
どんな天才的な子供時代を送ったのかと思えば、学習障害で少年期にいじめを受けていたことを公表したとのこと。



2012年10月4日の東京新聞によれば

「特に中学時代がつらかった。きついことをされた」 と、振り返る一方
「(10代から始めた)映画作りが(嫌なことを)忘れるための最大の手段だった。
 必要のない恥じらいや罪の意識、苦しみから救ってくれた」 と、話した。

と書かれています。

彼が読字障害だったという自分自身に対する大きな謎が解けたのは、わずか5年前(正確に言えば、年越しちゃったから6年前)だったのだというから、驚きました。
特に中学時代は、きついいじめにあったというけれど、世界中に影響を与えた映画監督の話だけに、今は辛くても、人生あきらめないで生きてゆかなければ・・・と思わせてくれるニュースでした。
(本当、どんな人だって、うっかり自殺なんかしたら、世界的な損失になってしまう可能性だってあるっていうことですものね。)


「映画作りで救われた」 スピルバーグ氏、読字障害公表

【ニューヨーク共同】米映画監督スティーブン・スピルバーグ氏(65)が3日までに、読み書きに困難が伴うディスレクシア(読字障害)で少年期にいじめを受けていたと公表した。「映画が私を救った」と述べ、製作活動を通じ、感じる必要のない恥じらいや罪の意識から救われたと説明。同じ障害のある人に「あなたは独りぼっではない」と呼び掛けた。
 学習障害のある若者向けのウェブサイト「フレンズ・オブ・クイン」上のビデオインタビューで公表。読字障害について「あなたが思うよりよくある。一生付き合うものだが対処の仕方はある。読解速度を上げる方法もある」と述べた。
 読字障害と診断されたのは5年前。読み書きに悩んでいたことの「謎が解けた」と振り返り、もっと早く診断されていれば良かったと話した。
 教室の皆の前で教科書を読むのがつらかったと告白。当時は読字障害が知られておらず、特に中学で数多くのいじめを受け、支えてくれる先生もいたが怠けていると見なす人もいたと吐露した。
 文章を読む時間が他の人の倍かかるが「ゆっくり読むから非常によく理解できる」と述べた。
 日本の支援団体「エッジ」によると、読み書きに困難を伴う人は欧米で人口の10~15%、日本でも5~8%に上る。
 スピルバーグ氏は映画「ジュラシック・パーク」「インディ・ジョーンズ」シリーズなどで知られる。(沢康臣)

(共同通信)

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ふと思ったのですが、字を読むというのは左脳の働き、その働きが弱いのは、むしろ右脳が左脳を凌駕して活発に働いているからじゃないかと。
だからこそ、イメージ脳である右脳の働きによって、頭のなかで立体的な映像を作れるがゆえに、映画作りにも役だっていたのではないでしょうか。
「未知との遭遇」の主人公が、頭のなかに浮かぶメッセージのようなイメージによって、大きな山を作ってしまうあたりは、右脳の活性化そのものですものね。


 余談ですが・・・

映画監督といえば、昨日、大島渚監督が逝去されました。
何か昭和がどんどん終焉してゆくようにも感じます。
私の個人的な感覚かもしれませんし、年齢的なものかもしれませんが、3.11以来、去りゆく著名人に対して、それ以前に比べて、なんともいえない感慨があります。
あの時、あまりに沢山の人々が亡くなったので、命に対してより敏感になってしまったのかもしれませんが。
時代は変わってゆくのですね。いいことは残し、悪いことは手放してゆかなければ・・・

大島渚さんのご冥福をお祈りします。


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