虹色オリハルコン

命にエネルギーを与えるパワーの力

命からエネルギーを奪うフォースの力

どちらを選ぶかは自分次第

前川喜平前事務次官に対する自民党中枢の情けなさ・追記あり

2017年05月29日 | パワーかフォースか




25日に行われた文科省前川喜平前事務次官の会見。

「あったものをないとは言えない」「行政のあり方がゆがめられた」と、語ったその態度も言葉も紳士的で、とても誠実なものだったと思う。

彼の意識レベルは、523p「愛」という高いパワーの方だった。
プライベートな事もゴシップ記事のような感じで天下の読売新聞に掲載されたというが、「女性と子どもの貧困の調査」というのも、そのとおりだったのだろうと感じます。
でも、どういう経緯であれ、犯罪者でもないのにプライベートな部分を言い立てて、真実をごまかす、という安倍政権得意の「印象操作」があります。相変わらずの卑怯な手法には、ため息が出るけれど、読売新聞とも共謀しているのは、わかりました。
「読売新聞をとるの止めて、ほんとうに良かったね」と、家族とも話しました。

それにしても、勇気ある前川氏の会見に対して、与党の皆さんの態度はあまりにも不誠実。
納得できる説明もなく、ひたすら無視と否定、挙げ句の果ては人格攻撃。
共謀罪に関して国連告発人ジョセフ・ケナタッチ氏が、日本政府に対して「抗議は怒りの言葉が並べられているだけで、全く中身がない」といった事が思い出されます。

以下の自民党の中枢の人々の発言。全く中身がない。(写真は26日のテレ朝報道ステーションより)





何を持って理解できかねるのか、わかるように説明してくださらないと、私には理解しかねます。





そのような態度が「おごる平家」っていうのだ。





証人喚問に呼ぶ必要がない理由として答えて曰く。
本当は、大騒ぎになってきちんと調査されるとまずいからでしょう。






「我々は、誰の発言、誰のご意見をうかがうよりも
 総理や官房長官のご意見を信用したい、このように思っております」


って、二階幹事長の発言、これすごいですよね。
安倍さんは、絶対に嘘をつかない人なのか。
官邸は党内議員にとって神聖かつ侵すべからずなのか?

自民党議員は、国民じゃなくて、官邸を見て仕事しているのだということはわかった。
・・・官僚も。



以下、27日の東京新聞より



加計問題 居直る政府 「文書確認できない」連呼
東京新聞2017年5月27日
 安倍晋三首相の友人が理事長を務める学校法人「加計(かけ)学園」の獣医学部新設計画に関する記録文書を巡り、政府は「確認できない」と繰り返している。文部科学省の前川喜平前事務次官は「総理のご意向」などと書かれたこの文書の存在を認めたが、政府は再調査や前川氏からの聞き取りを拒否する一方で、前川氏への個人攻撃を展開し、問題の本質をすり替えようとしているようにみえる。 (金杉貴雄)
 松野博一文部科学相は二十六日の衆院文部科学委員会で、前川氏が認めた記録文書について「確認できない」と主張した。
 政府は、この文書について「行政文書」としては「確認できない」と繰り返し説明している。職員個人の「メモとしてもない」とするが、この点では職員への聞き取りしかしていない。
 二十六日に閣議決定した政府答弁書でも、文科省と内閣府の協議などについて「確認できない」とした。野党側は前川氏への証人喚問で、事実関係をはっきりさせるよう求めているが、与党は経緯を聞くなら現職官僚に聞くべきだとして反対している。
 その一方で、菅義偉(すがよしひで)官房長官は前川氏への異例ともいえる個人への人格攻撃を展開している。
 二十五日の記者会見で天下り問題でなかなか引責辞任しなかったとして「地位にしがみついていた」と強調。二十六日には、前川氏「出会い系バー」に出入りしていたことを認めたことに触れ、「教育行政の最高責任者がそをうした店に出入りし、(女性に)小遣いを渡すようなことは到底考えられない」と批判した。
 ただ、こうした批判は政府が加計学園に便宜を図ったのではないかという指摘とは無関係。民進党は「印象操作で口封じしようとしている。政権批判するとプライバシーをさらして攻撃するのか」と批判する。



 おまけです。こちらの続き。

  



★5月29日追記 
コメント欄で教えていただいた、NPO法人キッズドア理事長のブログをご紹介します。
前川氏の人となりも知ることの出来る、とても良い内容です、ぜひご覧いただけたらと思いました。

 「キッズドア 渡辺由美子 オフィシャルブログ
 すべての子どもたちに夢と希望を」より
   ↓
「あったものをなかったものにできない。」からもらった勇気

(一部抜粋)
「実は、前川氏は、文部科学省をお辞めになった後、私が運営するNPO法人キッズドアで、低所得の子どもたちのためにボランティアをしてくださっていた。素性を明かさずに、一般の学生や社会人と同じようにHPからボランティア説明会に申し込み、その後ボランティア活動にも参加してくださっていた。」

「そうなんだ、嘘をつかなくていいんだ、正しいものは正しいと、間違っているものは間違っていると、多くの人を敵に回しても、自分の意見をはっきりと言っていいんだ。
子どもたちとって、これほど心強いことはない。
「正義」や「勇気」のタネを自分の心に蒔いて、しっかりと育てていいんだ。
どれほど心強いだろう。」



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
読売 (ましま)
2017-05-27 22:01:34
読売といえば、戦時体制の反省から起きた「読売争議」を思い出します。激しい象徴的な抗議ストでした。

これから基本的体質は変わらないと思いますが、やや舵を切り変えたかな、という動きも出てくるでしょう。
ましまさんへ (金木犀)
2017-05-27 22:20:22
>読売といえば、戦時体制の反省から起きた「読売争議」を思い出します。激しい象徴的な抗議ストでした。

それは知りませんでした。そういうこともあったのですね。
読売の勧誘の人がしつこいので「ナベツネさんが亡くなったら来てください」なんて言ってしまったことがあります。
そしたら、勧誘さんが「ナベツネが死んだら取ってくれるんですか」と歓喜の表情になったので、ちょっと焦りました。
読売新聞にも、それによって生活している普通の庶民がたくさんいるのですよね。
どんな新聞であれ、真実を伝える国民に信頼される新聞であってほしいと思います。
補足情報です (ひろみ)
2017-05-29 18:35:55
「魂の法則」と「愛の法則」を日本語に翻訳した知り合いから、先ほどメールが届きました。

前川前次官の記者会見は、
マネー中心の日本を変える「蟻の一穴」になるかもしれません。

NPO法人の責任者のブログです。
「「あったものをなかったものにできない。」からもらった勇気」
http://kidsdoor.tokyo/yumiko.watanabe/2017/05/27/%E3%80%8C%E3%81%82%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%82%82%E3%81%AE%E3%82%92%E3%81%AA%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%AB%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%81%AA%E3%81%84%E3%80%82%E3%80%8D%E3%81%8B%E3%82%89/

twitter検索したら、こんなtweetもありました。
https://twitter.com/goto_nasu/status/868817722909392896


キッズドア渡辺由美子さんのブログ記事「「あったものをなかったものにできない。」からもらった勇気」(https://goo.gl/N8XhAR )を、公共の電波に乗せて伝えてくれるなんて。
http://radiko.jp/share/?sid=BAYFM78&t=20170528102927

3058
ひろみさんへ (金木犀)
2017-05-29 20:43:29
とても素晴らしいブログ記事をご紹介くださり、ありがとうございました。
前川氏の人となりを知ることのできる、良い記事ですね。
本文に追記させていただきます。

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