虹色オリハルコン

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9.11は阻止できた!「理性の奪還」より

2008年03月07日 | 911の疑問
理性の奪還」のなかでアル・ゴア氏は、イラク戦争を仕掛けるまったく正当な理由はなかったこと、その攻撃理由の中にイラクの石油を奪うことがあったこと、を書いていました。



その発端となった911の出来事について、ゴア氏はホワイトハウスの当然の仕事として阻止できたはずだと述べています。
なぜなら、911攻撃を回避するための情報は入手可能だった、しかしブッシュ政権はそれらをことごとく無視していた・・・と。
事実、FBIからの報告や、ジョージ・テネットCIA長官が何度も「真っ赤に点滅する」警告を当時のライス国家安全保障担当補佐官に発していたのに、彼らはくり返しその警告を無視しました。無視するどころか、その警告は怒りと共に拒否されたそうです。なぜだったのでしょうか。

だからといって、ゴアさんはこの点について、多くの人々が疑問に思っている911の攻撃にこの政権が何らかの関与をしていたのではないか(この部分では、意図的に警告を無視していたのではないか)とは、言ってはいません。
ではなくて、彼らがあくまで自信過剰な上に危機管理能力がなかったからだと結論づけています。
おそらく、ゴアさん自身がホワイトハウスの住人だったことも踏まえて、そこまでアメリカ政府を貶めたいとは思いたくないのだろうということと、全編貫くブッシュ政権の無能に対するゴアさんの批判ぶりをみれば、彼らがそんな大ポカをやる可能性は十分あるのだといいたいのでしょう。(私の想像ですけどね。)

ブッシュジュニアが何も知らなかった、あるいは知らされていなかった、という可能性は私もあると思います。
しかし、彼の後ろにいる人たちは、どうなんでしょうか。以下は私の想像もあり、断定するものではないのですが、このような可能性くらいは、マイケルムーアの本を読んだので、考えられます。

たとえば、2000年の大統領選、なぜブッシュが勝ったのか。大学の教授があきれるくらい劣等生だったという彼が合衆国の共和党の代表に選ばれたのは、父親が元大統領という毛並みと知名度を看板にして、とにかく彼を前面に出しておけば、彼はなんとでもなるし、政治を裏から動かすのに都合がいいもんね、と思う人々がいたってことなんではないでしょうか。そして彼をどんな手段を使ってもバックアップした。
フロリダ州(当時ブッシュの弟が州知事を務めていた)の集計をめぐっては、最期までもめにもめました。特にブッシュ陣営は姑息な手段を使っていたようです。詳しい経緯はこちら。→(2000年アメリカ合衆国大統領選挙『ウィキペディア(Wikipedia)』

近年の歴史上においても、あまりに不幸な衝撃的な出来事であるにもかかわらず、911の後の展開が、テロリストではなくてアメリカの特定の人々の巨大な利益につながったという現実に、私は少し違和感を覚えます。
あまりにもさくさくと物事が運びすぎてはいないだろうか、ということです。

○ペンタゴンへの攻撃は明らかにミサイルかそれに類するものなのに、なぜ政府は旅客機が突っ込んだと嘘を言わねばならないのか。
○攻撃されていないワールドトレードセンターの第7棟ビルが、なぜ先に崩れ落ちた2棟のビルとまったく同じように崩れ落ちたのか。このビルには、旅客機も突っ込まなければ火災も起こらなかったのに!
○そして、その点についての説明も言及もなく、またその疑問すら口に出さないのは、一体なぜなのか。


とても単純な疑問です。
この疑問に対して、アメリカ政府が誠実な答えを出さない限り、たとえブッシュ・ジュニアが本当に当日まで何も知らなかったとしても、911のビデオが教えてくれるように、テロリストと呼ばれる人たちとつながっている政府内の何らかの大きな力が働いていたのではないか、という疑問ははれません。



わたちだって、本当のことを知りたいもん

桃太郎さんのブログ記事にて、911の疑問について放送した日本のテレビ報道番組が見られます。あわせて、ぜひご覧ください。
911陰謀説のTV報道は5回 / この911事件の疑問に対する説明責任はアメリカ政府にあります「勝手に応援、桃太郎日記」より

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米大統領選におけるゴア氏のスタンスについて (ユリアナ)
2008-03-07 14:42:30
虹色オリハルコン様、こんにちは、ユリアナです。
さて、米大統領選、近年にない盛り上がりを見せていますが、ゴア氏は、ヒラリーとオバマ氏のどちらを支持するのでしょう。私は、オバマ氏の方を支持すると見ているのですが、、虹色さんは、どう思われますか?なにか、オバマさんは、アメリカ国民にみならず、世界中の人達に対して、誠実であるような気がするのです。そしてなによりも、政治に「理性」「教養」「知性」などを、戻してくれそうな感じがするのです。
ここ何年か、アメリカ・イギリスを中心にしたアングロサクソン型政治は、世界中の人達に、大事なことを教えまいという政治だったような気がします。日本でも、小泉・安倍両政権は、ワンフレーズ政治で、見事に日本国民を騙しました。国民になにも考えなくてもよいという姿勢だったのです。その結果、年金・医療など国民生活に関わるもの全てが崩壊してしまいました。
あの佐藤優さんは、その著書の中で「キャリア外交官は知性・教養に欠けるから、外国では相手にされない」と書きました。ということは、政治家・霞ヶ関の官僚は、頭は良いけれど、教養がないということです。教養がないから、日本国民の繊細な気持ちに鈍感なのでしょうね。
日本の政治にも、本格的な「教養」「理性」「知性」がでてくることを望みます。
さて、最初の本題に戻りますけど、ゴア氏、もし民主党政権ができたら、国務長官くらいのポストについて、日本の政治家の模範になってもらいたいですね。その溢れ出る「教養」「知性」で!!!
返信する
ゴア氏は中立・・・? (金木犀)
2008-03-07 23:49:24
ユリアナさん、コメントありがとうございます。

ちょっと何のニュースか忘れてしまったんですが、ゴア氏がクリントン、オバマ両氏から、中立の立場をとると表明したと、聞きました。
しかし、あえて、中立をとったということは彼の本音としては、オバマ氏によっているのではないかと思います。というのも、彼の立場なら、長年のよしみ?といいますか、当然クリントン支持に回るだろうと一般的には、思いますものね。あえて、中立を保ったのは、クリントン支持ではないということを表明したんでしょうね。

フランスのドキュメンタリー『ヒラリーとビル』という番組を見たんですが、それによるとホワイトハウス時代は、時にヒラリーとゴアは、対立関係にもあったようです。つまり、ヒラリーは、しばしば自分が副大統領の如く振舞うので、ゴア副大統領はずいぶん困惑したようです。

>なにか、オバマさんは、アメリカ国民にみならず、世界中の人達に対して、誠実であるような気がするのです。そしてなによりも、政治に「理性」「教養」「知性」などを、戻してくれそうな感じがするのです。

そうですね。自分の立身出世よりも、世界平和への気持ちが強いことはわかります。
すごい人が出てきたなと思います。

また、ゴア氏が、市民に直接訴えて温暖化に警鐘を鳴らしていることと、オバマ氏が「いっしょにやろう」と国民に自立と自分で考えることを促しているのは、共通しているんじゃないかなと思います。

>あの佐藤優さんは、その著書の中で「キャリア外交官は知性・教養に欠けるから、外国では相手にされない」と書きました。

そうだったんですか・・では、日本の外交官はあまり相手にされていないのね・・
官僚ってお勉強が異常にできる人たちの集まりですよね。お勉強の脳だけでなく、脳の別の部分も働かせないと、バランスの取れた人格になりにくい=付き合いにくい=相手にされない、ってなってしまうんですね。
官僚がペーパーテストの結果だけで選ばれるのは、国益に反してしまいますね。

>さて、最初の本題に戻りますけど、ゴア氏、もし民主党政権ができたら、国務長官くらいのポストについて、日本の政治家の模範になってもらいたいですね。

そうですねえ。もし、世の中がガラッと変わるなら、ゴアさんには、またがんばって欲しいです。
「理性の奪還」を読むと、これほどの知性と教養と理性、愛のある人が、大統領に選ばれなかったのは、やはりそこに不正があったからだと思わずにいられません。

日本の民主党にもなかなかの人たちもいますよ。期待しています。
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