菅直人前総理の新著「東電福島原発事故総理大臣として考えたこと」を手に入れました。
まだ、ざっと目を通しただけですが、今までの菅さんのインタビュー記事に関しては、ほとんど読んでいますので、大体の経緯はわかっているつもりです。
しかし、知らされていない部分もきっとあると思いますので、これから、じっくり読んでみたいと思います。
目次より。時系列で書かれています。
●最初の地獄の1週間
11月1日のモーニングバード「そもそも総研・たまペディア」は、当時総理大臣だった菅直人氏がどんなことを考えていたか、というインタビューが中心でした。
もし、最悪の事態が起これば、東京も避難区域としなければならない。何千万人もの人々をどうやって移動させるのか、どこへ受け入れるのか。移動のストレスで亡くなる人も出るだろう・・・。
しかも、日本には、国が強制的に人を動かすための超法規的な戒厳令も、原発事故が起こった時の非常事態宣言の法律もないのだという。そんな中、いったい、どうすればいいのか。想像を絶する事態と、日本が壊れるかもしれないという総理としての恐怖と苦悩。
田坂広志氏の本にも書かれていましたが、たとえ、最悪の事態が起こっていなくても、その可能性があることを公表することで起こる社会的なパニックへの危惧。しかし、パニックを恐れて公表を遅らせれば、国民を被曝させてしまう危険も高くなる。進むも地獄、退くも地獄だったという1週間。
今、こうして、普通に秋の景色を見ることができるのも、あの時に紙一重で事なきを得ることができたからです。
そうです、菅さんが、東電に乗り込んで、必死で説得してくださらなかったら、「今」はないのです。
私、もう何度でも書きますよ。菅さんに感謝こそすれ、文句をいう筋合いなど、誰にもないと。
最後にたまペディア担当の玉川徹氏も、
「(国会議員の中には)菅さん以上の人は、いたかもしれない。7百何十人かの中には。
だけど、多くの人は、菅さん以上のことはできたんだろうか、果たして・・・と、今でも思っています。」
と、言われていました。
しかし、さらに言うなら、私どもは、菅さん意外にあの難局を乗り越えることができた人はいなかった、と、確信に近い気持ちでいます。天の配剤だったとしかいいようがありません。
理系の基本的知識、瞬間の判断力、瞬発力、突破力。くわえて、気力、体力、胆力。それができた人は、あの当時、菅さん意外にいなかったと思っています。
●原発事故とキネシオロジーテスト
一瞬の選択が、未来を全く違う形に変えてしまう。それが、バタフライ・エフェクトです。
あのまま 東電幹部 にお任せしていたなら、次に起こる可能性として、関東どころか、中部・近畿地方、北は北海道の一部まで汚染は広がり、東北は復興どころではなくなり、中国・四国・九州・沖縄・北海道の一部を残して、日本という国は国の形をなさなくなるだろう・・・という、恐ろしいことすら起きたかもしれない。
(信じる信じないはご自由ですが、キネシオロジーテストが、かような答えを出していたので・・)
事故当時、キネシオロジーテストでは、現時点で最悪の事態(再臨界・核爆発)は起こっていない、という答えではあったものの・・・明日のことはわからない、その瞬間瞬間の選択が、未来を変えてしまうから。
でも何度やっても、逃げなくても大丈夫、と、キネシオロジーテストも答えていたので、冷静になろうと当時は私も書きました。(関東地方に住んでいて・・・)(ミッション達成)
だけど、本当はビビリな私なので、もしキネシオロジーテストがなければ、震災後、しばらく西へ疎開していた人たちのように、ここから逃げ出そうという気持ちになっていたかもしれません。
(現実的には、介護の必要な人を抱えて、知り合い一人もいない西側に逃げるなんて、物理的にも無理でしたが・・)
●意図的にデマを流した勢力がある
そして、脱原発にかじを切った菅さんに対して、各方面からの激しい菅おろし。その中で流れたデマ。
読売新聞や産経新聞は当然としても、東京新聞まで裏を取らずに報道していたとは・・・・
菅さんが炉心冷却のための海水注入をやめさせたというデマのことです。今や自民党の総裁に返り咲いた安倍晋三氏も、このデマをメルマガで拡散していました。見てきたように嘘を書き、いまだ訂正もなし。
http://www.s-abe.or.jp/topics/mailmagazine/2291
思えば、事故が起こる前から、電力会社は多額の広告費を使って(これも全部経費として電気代に上乗せできるから、いくらお金を積んでも痛くないのだ)、マスコミを操縦できるような原発推進キャンペーンを貼ってきた。
くわえて、原子力ムラの、反原発叩きキャンペーンも。しかもこの経費は税金。
(反原発記事を中傷し、恥を千載に残したエネルギー庁)
事故後は、その原発広報活動のセクションが一致団結して、裏で菅おろしキャンペーンをはったとしたら・・・と考えることは想像に難くない。
実際に、海水注入をやめさせようとしたのは官邸に詰めていた東電の武黒フェローだった。(これは当初、東電側が、将来また原発を使うつもりで、海水の腐食から炉を守ろうとしたからだ。)
だが、実際は、現場の吉田所長の判断で海水注入は続けられていた。
だから、何の問題もないことだったのに、2ヶ月もたってからデマをわざわざ流した者がいる。そして大手新聞が、裏も取らずに報道することで国民には総理に対する悪い印象が刷り込まれていった。
それにしても、菅さんが海水注入をやめさせたという虚報に対して、どこからも公式の訂正もなければ、謝罪もないというのは、どういうことなのか。
●東電福島原発事故総理大臣として考えたこと
最後に、そもそも総研ではないけれど、同様にインタビュー番組がYouTubeにアップされていました。
菅さんは、ここで
と断言されました。
11月1日のそもそも総研の動画、見つけました。
http://www.at-douga.com/?p=6217
まだ、ざっと目を通しただけですが、今までの菅さんのインタビュー記事に関しては、ほとんど読んでいますので、大体の経緯はわかっているつもりです。
しかし、知らされていない部分もきっとあると思いますので、これから、じっくり読んでみたいと思います。
目次より。時系列で書かれています。
●最初の地獄の1週間
11月1日のモーニングバード「そもそも総研・たまペディア」は、当時総理大臣だった菅直人氏がどんなことを考えていたか、というインタビューが中心でした。
もし、最悪の事態が起これば、東京も避難区域としなければならない。何千万人もの人々をどうやって移動させるのか、どこへ受け入れるのか。移動のストレスで亡くなる人も出るだろう・・・。
しかも、日本には、国が強制的に人を動かすための超法規的な戒厳令も、原発事故が起こった時の非常事態宣言の法律もないのだという。そんな中、いったい、どうすればいいのか。想像を絶する事態と、日本が壊れるかもしれないという総理としての恐怖と苦悩。
田坂広志氏の本にも書かれていましたが、たとえ、最悪の事態が起こっていなくても、その可能性があることを公表することで起こる社会的なパニックへの危惧。しかし、パニックを恐れて公表を遅らせれば、国民を被曝させてしまう危険も高くなる。進むも地獄、退くも地獄だったという1週間。
今、こうして、普通に秋の景色を見ることができるのも、あの時に紙一重で事なきを得ることができたからです。
そうです、菅さんが、東電に乗り込んで、必死で説得してくださらなかったら、「今」はないのです。
私、もう何度でも書きますよ。菅さんに感謝こそすれ、文句をいう筋合いなど、誰にもないと。
最後にたまペディア担当の玉川徹氏も、
「(国会議員の中には)菅さん以上の人は、いたかもしれない。7百何十人かの中には。
だけど、多くの人は、菅さん以上のことはできたんだろうか、果たして・・・と、今でも思っています。」
と、言われていました。
しかし、さらに言うなら、私どもは、菅さん意外にあの難局を乗り越えることができた人はいなかった、と、確信に近い気持ちでいます。天の配剤だったとしかいいようがありません。
理系の基本的知識、瞬間の判断力、瞬発力、突破力。くわえて、気力、体力、胆力。それができた人は、あの当時、菅さん意外にいなかったと思っています。
●原発事故とキネシオロジーテスト
一瞬の選択が、未来を全く違う形に変えてしまう。それが、バタフライ・エフェクトです。
あのまま 東電幹部 にお任せしていたなら、次に起こる可能性として、関東どころか、中部・近畿地方、北は北海道の一部まで汚染は広がり、東北は復興どころではなくなり、中国・四国・九州・沖縄・北海道の一部を残して、日本という国は国の形をなさなくなるだろう・・・という、恐ろしいことすら起きたかもしれない。
(信じる信じないはご自由ですが、キネシオロジーテストが、かような答えを出していたので・・)
事故当時、キネシオロジーテストでは、現時点で最悪の事態(再臨界・核爆発)は起こっていない、という答えではあったものの・・・明日のことはわからない、その瞬間瞬間の選択が、未来を変えてしまうから。
でも何度やっても、逃げなくても大丈夫、と、キネシオロジーテストも答えていたので、冷静になろうと当時は私も書きました。(関東地方に住んでいて・・・)(ミッション達成)
だけど、本当はビビリな私なので、もしキネシオロジーテストがなければ、震災後、しばらく西へ疎開していた人たちのように、ここから逃げ出そうという気持ちになっていたかもしれません。
(現実的には、介護の必要な人を抱えて、知り合い一人もいない西側に逃げるなんて、物理的にも無理でしたが・・)
●意図的にデマを流した勢力がある
そして、脱原発にかじを切った菅さんに対して、各方面からの激しい菅おろし。その中で流れたデマ。
読売新聞や産経新聞は当然としても、東京新聞まで裏を取らずに報道していたとは・・・・
菅さんが炉心冷却のための海水注入をやめさせたというデマのことです。今や自民党の総裁に返り咲いた安倍晋三氏も、このデマをメルマガで拡散していました。見てきたように嘘を書き、いまだ訂正もなし。
http://www.s-abe.or.jp/topics/mailmagazine/2291
思えば、事故が起こる前から、電力会社は多額の広告費を使って(これも全部経費として電気代に上乗せできるから、いくらお金を積んでも痛くないのだ)、マスコミを操縦できるような原発推進キャンペーンを貼ってきた。
くわえて、原子力ムラの、反原発叩きキャンペーンも。しかもこの経費は税金。
(反原発記事を中傷し、恥を千載に残したエネルギー庁)
事故後は、その原発広報活動のセクションが一致団結して、裏で菅おろしキャンペーンをはったとしたら・・・と考えることは想像に難くない。
実際に、海水注入をやめさせようとしたのは官邸に詰めていた東電の武黒フェローだった。(これは当初、東電側が、将来また原発を使うつもりで、海水の腐食から炉を守ろうとしたからだ。)
だが、実際は、現場の吉田所長の判断で海水注入は続けられていた。
だから、何の問題もないことだったのに、2ヶ月もたってからデマをわざわざ流した者がいる。そして大手新聞が、裏も取らずに報道することで国民には総理に対する悪い印象が刷り込まれていった。
それにしても、菅さんが海水注入をやめさせたという虚報に対して、どこからも公式の訂正もなければ、謝罪もないというのは、どういうことなのか。
●東電福島原発事故総理大臣として考えたこと
最後に、そもそも総研ではないけれど、同様にインタビュー番組がYouTubeにアップされていました。
菅さんは、ここで
脱原発を実現することが、
この事故に総理として遭遇した私の使命
この事故に総理として遭遇した私の使命
と断言されました。
菅直人前総理を直撃 原発事故 総理として考えた本音と舞台裏
11月1日のそもそも総研の動画、見つけました。
http://www.at-douga.com/?p=6217
時間が経てばたつほど、真実がわかってくるのではないでしょうか。
残念ながら、政治利用に脱原発を口にする人もいらっしゃるようですが、(言わないよりはいいですが・・)
菅さんの脱原発に対する意識は、「ホンマモン」だと思います。