アル・ゴア著「私たちの選択」

木村秋則さんの「すべては宇宙の采配」の前書きに、「そしてわたしが身をもって知った知識だけが、わたしにとっての新たな常識となり」という一節が書かれている。
木村さんにとって、今まで「正しい」と教えられていたことが本当は正しくなかった、最善ではなかったということ。自分にとっての常識は、人から言われた情報ではなく自分が身をもってわかったことだけだったということ。
ここ数年、私も同じような気持ちになることが多い。

キネシオロジーテストという、自分の体が出した答えに従うというやり方によって、私どもは、生活や仕事の面で、どれだけ効率よく、行き届いた選択をできるようになったか、と思う。
失敗しても自己責任、というのも小気味いいものだ。といっても、一見失敗したように見えて、さらに次の展開に必要な失敗であった・・とわかったりするのが、キネシロジーの奥深さといおうか。
「パワーかフォースか」を書いてくださったホーキンズ博士と日本に紹介してくださったエハン・デラヴィ氏には、感謝してもしたりないほどである。

ところで、地球温暖化の原因について、私は科学者ではないから、一地球人として、世界中の多くの科学者が言っていることを受け入れるだけの立場である。これについてキネシロジーテストで出た結果がどうだったかということも、ここでは場違いであるとも思う。
しかし、真実が何であれ、人為的に大気中に必要以上、増えすぎてしまったCO2を許容範囲内まで減らすことはいいことだと思っている。



ゴア氏の最新の著書「私たちの選択」は、彼の本気と使命感がびんびん伝わってくる本である。
年も押し迫ったけれど、今年はこのゴアさんの本の紹介で終わらせたい。




地球をあたかも清算中のビジネスであるかのように扱うことは、何か根本的におかしい。　ハーマン・デイリー

常に右肩上がりをめざす資本主義には、必ず限界がくるということを私達はもう、認めなくてはならない。物理的に、地球は有限、資源は有限なのだから。







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それから、アル・ゴアは一部の人々が言うような原発推進者では決してない。むしろ放射能の危険性やコストの高さを考えて、現状の原発に非常に懐疑的である。自らチェルノブイリ原発事故の現場にも視察に行っている。
また、原発の排水が、付近の河川や海への二次的な問題を引き起こす、原発が標的にされれば、核を持たないテロリストに核攻撃をされる可能性もあるとも述べているし、原発はいずれ衰退するだろうと述べている。(画像はクリックすると大きくなります）

先日コペンハーゲンで行われたCOP15を見れば、よくわかるけれど、困難も多い。しかし、希望を捨てず、タイトルにあるように次の一手の選択はできるのである。
それに対する提言、とくに「考え方、生き方を変える」という部分に、私はとても共感できた。

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【ブログ納めのお知らせ】

さて、ゴア氏からの具体的な提言についても書きたいのですが、何かとあわただしい年末なので、ここでいったん、今年はブログ納めとさせていただきます。
お正月休みに(休めるかどうかわからないけど・笑）もう少し読み込んで、年明けに次の記事を書きたいと思います。

今年も1年、拙いブログにおつきあいくださいまして、ありがとうございました。
日暮れが1年で1番早くやってきます。寒い毎日です。無理せぬように、お体にも気をつけてください。
少し（だいぶ？）早くて恐縮ですが、皆様、どうぞ楽しいクリスマスと良いお年をお迎えくださいね。