そうだ、すべては宇宙の采配なのだ

「すべては宇宙の采配」
木村秋則著

「奇跡のリンゴ」の木村秋則さんの一番新しい本です。一言で言うなら、「木村さん、ついに出してしまったのね～～～！！」
奇跡のリンゴでもちょこっと出てきた、ＵＦＯに乗せられたというエピソード、ライターである著者は、木村さんの幻想という表現をしていましたが、木村さん自身の言葉で語られる数々の不思議な出来事は、幻想でかたずけるのには、あまりにリアルすぎる、ということでいっぱいです。
木村さんの周りにいる人も、同時に体験させられてしまうっていうこともあるし…。

しかし、木村さんの数々の不思議体験をカミングアウトしてしまうこと（もちろん、私は否定の立場じゃないけど）は、木村さん自身にとってリスクが伴うのでは・・と、心配だったので、この手の話題の本や談話は、出されない方がいいのだろうと思っていたのですよね。

でも、でちゃったよ～～！！
飯田史彦さんも、3月に国立大学の経営学教授という立場も潔く捨てて、今月20日には、無料のスピリチュアルケアの研究所をオープンする予定だし。
選挙もあるし、世紀の日食の後のこの8月。２００９年・日本の夏。

・・・お陽さまお月さま、ありがとうございます。ようやく、こんな時代が来たのか・・・（涙）

読みたいけど、いっぺんに読むのはもったいないと、少しずつ読もうと思ったのに、止まらなくなって一気に読んでしまいました。詳しいことは、ネタばれになりそうなので、控えますが、まず前書きに、えらく共感しましたので、その部分を一部紹介しますね。

　（前略）
　しかしわたしはこう思うのです。この世界で人間が理解できること、理解していることなんて、ほんのわずかにすぎないと。
　（中略）
　辛酸をなめて、次から次にいろんなやり方を試しては失敗して、ようやくある程度の形が見えるようになって振り返ってみれば、かつて正しいと教えられていたことは、決して正しくなかったことがわかりました。そしてわたしが身をもって知った知識だけが、わたしにとっての新たな常識となり、その常識は私だけのものではなく、志を同じくする農家の、新しい共通認識として広がりつつあります。
　わたしは「大事なことは、目に見えるものや、地上に出ているものだけではないんだ」ということに気がつきました。
　地中には表に出ている作物の、少なくとも2倍以上の根が張っています。土の中には2倍以上の世界があるのです。
　目に見える地上部だけを見て、右往左往し、必死になってりんご作りをしているとき、わたしにはそれがわかりませんでした。
　しかし、土の大切さに気づいて気を配るようになってから、りんごの栽培はぐんぐんと前に進み始めました。
　目に見えていることだけ見ていても、本当のこと、真実はわからないのです。
　それは無農薬・無肥料の自然栽培に限ったことではありません。
　人間もそうです。
　大事なことは、目に見えない部分にあります。
　（中略）
　わたしの畑に1立方センチメートルあたり30億個いるといわれるバクテリアは、顕微鏡を使ってもその全貌を知ることは不可能です。引っこ抜いた根の姿も、地下部にあるときの状態とは違う形でしか見ることができず、真の姿を知ることはできません。
　人生も、今見えている部分、隠れている部分、この2つが1対2以上の割合で、存在するのではないでしょうか。
　本書は、人がいま認識している現実、その2倍はあるはずの認識できていない真実、それを読者と共に考察するために、誤解されるのを覚悟のうえで書いたものであります。


木村さんご自身、「誤解されるのを覚悟のうえ」と書かれているのですから、並々ならぬ決意だったのでしょう。
人と違うことをしてるっていうだけで、やたらバッシングされる日本社会ですからね。木村さんも随分、ひどいことを言われたりいじめられたりしたみたいです。その上、こんなことを書いてしまったなら…。
でも、木村さんのほかの本を読んだ方なら、木村さんはただのトンデモおじさんじゃないことはご承知だと思います。　
大きな役割をもった方は、試練も半端じゃないし、不思議体験も起こるべくして起こってしまうのでしょう。

木村さんを見るにつけ、ノアの方舟のノアと重なってきます。1年前にも書いたけど、やっぱり思います。「木村さんの船に乗るべし」と。　

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本を読んでいるときは気付かなかったのですが、本の帯を外したら、木村さんの手にいいものが・・・・何かな？これ（笑）


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