eine Pause

ドイツで右往左往する関西のおばちゃんのお話。
外人を見たら逃げていた私がまさかのドイツ暮らしΣ(゜д゜lll)

ドイツの“早く注文しろ”攻撃

2015-09-25 17:06:00 | 四方山話
以前こんな記事を書きました→リュックでしばかれるドイツが、また一つドイツで受ける攻撃が増えました。




ドイツ生活で困ることの一つに、「すぐに注文しないと嫌がられる」というのがあります。

例えばパン屋さんやケーキ屋さんに行って、ショーケースの前に行くとすぐに「こんにちは。何にしますか?」と聞かれます。

馴染みの店ならいいのですけど、初めていくお店なら何があるか分からないわけで、そこでしばらく眺めて何にしようか悩んでいるとめっちゃ嫌がられます。

でもね、そんなにすぐに決められます?

パンの前に名札があればまだいいですが、閉店近くになると残ったパンを集めて全部一緒くたにしてあるのです。

もうね、どれがどれかさっぱり分かりません。

それをもし一つずつ「これは何?じゃあ、あれは?」とやっていたらため息( ´Д`)=3 フゥをつかれてお釣りを投げられること必至です。



そういえば一度ケーキ屋さんで、しっかり名前を言って指さして注文しているのにあさってのケーキを取られそうになったことがありました。

「それじゃなくてこっちです。」と言うと、店の人は「何言うてんねん、このおばさん」という顔をしていましたが、ケーキの前の札を手に取って見て「ふん」と鼻で笑いポイッとその札を捨てました。

そう、その札が間違っていたのです。

もちろん謝ることもなく、そのまま普通に会計して終わりでした。




レストランに入ってもしかり。

席に着くなり「お飲み物は何にしますか?」

いやいやいや・・・私らまだメニューを広げてもないやん? そやのにもう注文せーてか?

そこで「ちょっと待ってください。」というと、口では「いいわよ。」と言いながら、明らかに手間が増えてがっかりしている様子。

ひどい所は食事と飲み物メニューが別で、食事メニューしか持ってこずに注文しろと言います。

「うちはワインにビールにノンアルコール、何でもあるよ。(^◇^)」



いやいやいや・・・そりゃそうやろうけど、同じビールでも白とか黒とかサイズとか値段とかあるやん?

そこで、「メニューをまず持ってきて下さい。」と言えばいいのだけど、ついそのまま無難にありそうな物を注文してしまう私。


聞くところによると、ドイツ人は店に入る前に飲みたい物が決まっているのが普通だそうで。

まぁ、それだけバリエーションがないっていうことですけれどもね。

たとえ飲み物でも「○○産の○○桃を使った生ジュース」とか「何とか牧場のなんたら」とか、日本のようにネーミングで気を引こうとする努力もみられません。

しいて言えば、ごくたまに食事に「エルゼおばあさんのオムレツ」とか書いてあったりするくらい。

釣られやすい私はそういうのがあると、絶対に頼みたくなってしまいます。

もっとメニューに凝れば、それだけで店の印象も良くなるのに・・。



昨日も“早く注文しろ攻撃”に負けて、つい注文してしまった玉ねぎケーキ。 (本当は甘い系のパンを買うつもりだった) ついでにフェダーヴァイサーも買ってお昼にしたのでした。








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スワロフスキーの船で遊覧 ~Passau 3~

2015-09-21 17:56:00 | 旅行(ドイツ国内)
ようやく旅行記最終です。

パッサウ最終日も好天に恵まれました。 ホテルから見えた気球。 一度乗ってみたいな。


朝食後に川の合流点まで散歩しました。 観光案内所も入っている市庁舎(日本語のパンフレットもあります)。

 



ここが目的地Ortspitzeです。 周りにも散歩を楽しむご夫婦がたくさん。 のんびりした朝のひと時です。


川沿いには土産物屋さんも並びます。 子供向けの民族衣装が可愛い
 


さて最終日のメインイベント、こちらのクリスタル船でドナウ川クルーズに向かいます。

外からは分かりませんが、この船にはたくさんのスワロフスキーが使われています。
  


この船は2時間のコースでKastenという所まで行って戻ってきます。 パッサウ周辺は良いもののそれを過ぎると一面の緑・緑・緑・・・・で眠くなってしまいました。普通の船で45分の遊覧コースもありますので、そちらで十分かと思います。


船から見た川の色の違い。

この日は最高気温27℃。 すでに秋だと思っていたのに、思いがけず最後の夏を味わうことができ、私は鼻の頭、夫は頭のてっぺんを日焼けしました。

帰ってから夫が珍しく「パッサウは良かったよね」と言いました。 思わずガッツポーズヽ(^。^)ノをしたのは言うまでもありません。旅行前症候群にかかったかいもあったというものです。

今書きながら思ったのですが、もしかするとそうやって上手く操られているのかも・・・












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オーストリアの田舎町 ~Schärding~

2015-09-19 22:15:00 | 旅行(ドイツ国内)
今回はパッサウからすぐのオーストリアの町、Schärding シェルディングのお話です。

鈍行列車で2駅、いつ超えたか分からないうちに国境を超え、駅からは誰にも会わない道を延々20分。

ようやくたどり着いた中心部は、この門の奥にあります。

門をくぐると、ずらりと並ぶ色とりどりの建物。 ここがこの町一番の見どころSilberzeileです。




窓やドアに寄ってみました。
  

一番右が市庁舎。 こんなかわいい市庁舎なら、用事がなくても来たくなります。


そうしていると、急にブラスバンドの演奏が聞こえてきました。 続々と門をくぐって、コスチュームを着た人々が現れます・・・が、あっという間に終わってしまいました。





気を取り直してイン川沿いまで移動。 向こうに見えるのはSchloss Neuhausです。

川沿いは綺麗に整備されていて、誰でもタダで使えるハンモックがありました。(足だけ見えますが、夫が寝ています)
 

そして、Schlossplatzまで来たら、先ほどのパレードの方々がいらっしゃいました。
 


パレードはお祭りではなく、戦没者慰霊のセレモニーだったのです。

夫が理解した範囲ではこの町は何度も戦禍を被り、たくさんの被害者が出たそうです。 たまたまこのセレモニーに出くわさなかったら、単に「綺麗な町」という印象で終わっただろうと思います。 

最後は大砲が3度撃たれました。


真夏のような暑さの中で粛々と行われる行事を見て、広島と長崎を思いました。




次回はまたパッサウに戻り、旅行記最終回です。









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レース飾りのカラフルな街並み ~Passau 2~

2015-09-18 16:19:00 | 旅行(ドイツ国内)
前回の続きです。

城砦から下りてきた後は、少し町を散策しました。

通称「芸術家通り」のHöllgasse。 通りの上に傘が広がり、お店に混じってアトリエなどが並びます。

土産物屋さんの前には、特大ブレッツェルと白ソ-セージ。

なんてことない横の小道もお洒落です。


中心部のレジデンツプラッツ。


ため息が出る美しさです。


真っ白な大聖堂。

中は豪華ですが、嫌みなほどではありません。

世界最大のパイプオルガン。 日曜・祝日以外はお昼にオルガンコンサートが行われ、4ユーロで30分間のコンサートを聴くことができます。 私達ももちろん聴きましたが、なじみのない曲だったせいか、夫を含む男性陣数人が気持ちよくお眠り💤になっておられました


レストランもカラフルで、窓にレースを飾り付けたよう。

普通の家だって、隣りと同じ色ではありません。


最後は黄金のワンコちゃん。 お店が開くと外に出してもらえ、みんなに可愛がってもらっていました。



次回は電車でたった2駅の外国。 オーストリアの田舎町のお話です。










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3つの川が出会う町 ~Passau 1~

2015-09-15 18:12:00 | 旅行(ドイツ国内)
今年の休暇旅行はバイエルン州のPassau パッサウという町に行きました。



昼過ぎにホテルに着いて、チェックインした後は早速観光開始。

目指すのは丘の上にある城砦 Veste Oberhaus。


歩いても行けるのですが、急な登りのため行きはバスを利用。 あっという間に到着です。


博物館も併設されているのですが、そちらには入らず展望塔だけ登りました。(一人1ユーロ) そこからの景色。
川の水の色が違うのが分かって頂けるでしょうか? 濃い色がドナウ川、緑っぽい色がイン川です。

見晴らしのいいレストランに来ました。 →Das Oberhaus
結婚式があったようで、白いハートの風船が飾ってありました。

このレストランの売りはこの眺望。 テラス席は大人気で空いてなかったので、室内のちょっと高くなっている席に座りました。


お料理もドイツとは思えないほど洒落た盛り付けです。
  


人がいなくなったのを見計らって、テラス席から撮影。 真ん中の白い建物が大聖堂。 パステルカラーの街並みも可愛いです。


帰りはゆっくり歩いて下ります。


 

すでに秋になってしまったと思っていたのに、この日の気温は25℃。 秋晴れというより夏の再来のような青空に、自然と笑顔になってしまうのでした。

旅行記はあと何回か続きます。











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