eine Pause

ドイツで右往左往する関西のおばちゃんのお話。
外人を見たら逃げていた私がまさかのドイツ暮らしΣ(゜д゜lll)

ドイツの埋葬式

2014-01-31 21:23:00 | 冠婚葬祭
数日前、ドイツ人の友人からこんな手紙が届きました。


黒い縁取りのある封通に入った、埋葬式の案内状でした。

友人と言っても彼女は60代で、亡くなられたのは彼女の91歳のお母さんです。

亡くなられてからちょうど1週間後の式でした。

ドイツで埋葬式に行くのは初めてなので、ドイツ語の先生にいろいろアドバイスをもらってネットで情報を集めて行って来ました。

もしこれから埋葬式に参列される方がいらっしゃったら、一例として参考になるかもしれませんので気づいたことを書いておきます。



1、式には時間より前に到着すること。

まず墓地の横の小さい教会で神父さんのお話を聞くのですが、時間きっちりになると扉が閉まりお話が始まるので遅れると入りにくいです。

それに式の前に遺族と少しお話ができます。

2、服装は黒っぽいもので

日本のような喪服ではなく、黒っぽい服装であれば大丈夫。実際にアウトドア用のヤッケの人もいたしジーンズの人さえいました。あまり細かい規制はないようです。

3、持参するのはお花くらい

香典という習慣がないのでお金は包みません。故人と近しくなかったのであればお花も不要だそうです。
私はお花を持って行きたかったのでお花屋さんで埋葬式に行く旨を伝えたら白いバラがベストだと、こんな風にしてくれました。

これに紙が巻いてあったのですが、棺の上に投げる前に外しました。
大きな墓地だと墓地の前に花屋があるらしいですが、今回の所にはなかったので必ずしもあるわけではないようです。

4.案内をもらったけれど式に行けない場合は、お悔やみの手紙や花を送る。


実際の式の流れです。(プロテスタント)

最初に墓地の横の小さい教会で神父さんの故人についてのお話を聞く(15分くらい)→棺を運ぶ男性が入ってきて棺を先頭にお墓まで歩いていく→お墓に棺を入れたあと、遺族から順に砂をかけてお花を投げ入れる→埋葬が終われば式は終了(ここまでで1時間弱)→カフェかレストランが予約されていることが多いのでそこ移動してお茶や食事をしながら遺族と話をし、挨拶をして帰る

棺に砂をかける時ですが、お墓の横に砂とスコップが用意してあり、かけ方は人それぞれでした。

スコップで一すくいした砂を三回に分けてかける人が多かったので私もそうしましたが、スコップではなく手で砂をすくう人もいました。

お花は女性のうち半分くらいの人が持ってきていましたが、白だけでなく赤やオレンジのバラを持っている方もいたし、数も1輪から3輪くらいまで様々でした。

教会の前に名簿があって名前を記入する場合も多いようですが、今回はありませんでした。

カトリックとプロテスタントで違ってくるだろうし、もちろん地域差もあると思います。


今回の参列者は全部で20人足らず。

故人がご高齢だったし友人は一人っ子で親族も少ないので、予想はしていたもののとても寂しい式でした。

おまけに何か揉め事があったらしく友人の二人の息子のうち一人(故人からすると孫)が家族と共に最後まで現れず。

私自身は故人と面識がないので申し訳ないけれど故人よりも友人が気がかりで、母を亡くした悲しみと埋葬式に家族が揃わない現実の両方でとても辛そうに見え、いたたまれませんでした。

日本でも葬儀の時に親戚が揉めるという話はよくあるし、実際に私も経験しましたが、こんなに悲しいことはありません。

私には何もできませんが、せめてまた友人に他愛ない手紙を書こうと思います。




Wiesbadenで見た季節はずれの桜・・・。

  


この時も気温は2℃で体感的には決して暖かくなかったですが、ドイツの冬としては異例の暖冬です。




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夫の作る“ごま塩”

2014-01-26 01:00:00 | 料理
先日お弁当に関する記事を書きました(→おうち弁当主婦のすすめ)が、今回はそのお弁当のお供です。

なくてもいいけど、あると嬉しいのが「ふりかけ」。

ドイツでもアジア食材店でふりかけを購入できますが、びっくりするほどお高いです。

これを毎日使われたら、たまったもんじゃない・・・

色んな物が入ったふりかけは難しくてもごま塩なら自分で何とかできないかと探したら・・・ありました!!

そのレシピはこちら→Cpicon 作れるんだ~♪ 『ごま塩』 by rokokoA"

さすがのクックパッドです。

市販の物のようにごまと塩の粒が別々になっているのではなく“塩でコーティングしたごま”という感じですが、とても美味しいです。

最初は私が作っていたのですが、簡単だし面白くなったらしく夫が自らやるようになりました。

もうかれこれ2年近く続いています。



ごまは簡単に買えるし、何より安いです。(この袋は500グラムで2.8ユーロでした)

ふりかけの容器は日本で買ったものですが、これに入れて会社に持って行き、食べる時にご飯にかけてもらっています。

前もってかけると蓋にくっついてしまうので、もったいないですもんね。


手作りできるものといえば、紅しょうがも手作りします。

それももちろんクックパッド→Cpicon 自分で手作り♪紅生姜♪ by kenkenmama">

時々紅しょうが入りの卵焼きを作ったり、あとは焼きそばや冷やし中華に添えるくらいですが、これもあるとないのとではずいぶん違います。

自分で一から考えて作るまでの意気込みはありませんが、レシピがあればやってみたくなるもの。

レシピをアップして下さっている方々には感謝・感謝です。

海外にいるからこその不便は多々ありますが、作れるものは手作りしながら食事を楽しめたらいいなと思っています。




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ドイツ語VS私 (野球用語編)

2014-01-21 18:15:00 | ドイツ語
日々ドイツ語と格闘している私。

まるでその様子はちゃんとヒットを打てない打者のようだなと思いました。

そこで自分を打者、ドイツ語をピッチャーが投げるボールに見立てて、その様子を野球用語で解説してみたいと思います。



☆見逃し三振
  
 相手の言っている事がさっぱり分からず、一切何の反応もできないさま。


☆空振り三振

 何か話そうとはするが、口がパクパク動くだけで何も言えないさま。


☆デッドボール

 移民に正しくないドイツ語でまくし立てられること。 時々母国語なまりの魔球を投げてくるので要注意


☆振り逃げ

 事前に調べて自分の言いたいことだけは言えるが、相手の言ったことが分からずごまかして逃走するさま。


☆ぼてぼてのピッチャーゴロ

 「えーと・・」「うーんと・・」と途中で悩みながら必要以上に時間をかけて1つの文章を話せるさま。
  しかもその文章は前置詞・動詞の変化など、どこかしら間違えている。


☆ピッチャーフライ

 「Ja」とか「Nein」など短い言葉だけは返せるさま。


☆自打球

 自分が言った言葉が正しくなかった、あるいは全く理解してもらえず落ちこむさま。


☆一塁でアウト

 一度は相手の言葉にちゃんと反応できるが、その次の言葉への返答が分からず悩んでいるうちにため息をつかれるさま。
 

☆盗塁

 相手の意表をつき、的確なドイツ語を話して驚かせるさま。 内心ガッツポーズ。


☆ライン上きわどい所でファウル

 正しいドイツ語をしゃべると見せかけて、一番最後の重要な単語を忘れ、相手をこけさせるさま。


☆犠牲バント

 少しは理解できていると見せかけるため、やたらと大げさに相槌を打つさま。


☆ファウルボールには十分にご注意ください

 例えあなたがアジア人丸出しの顔で道を歩いていたとしても、容赦なくドイツ語で道を聞かれる事があります。
 球場(ドイツ)に入ったら十分にご注意ください。 




とまぁ、思いつくのはこんなところでしょうか。

本来なら会話は楽しめるものですが、私にとってのドイツ語会話はまだまだユニホームを着、ヘルメットをかぶってバットを持って・・・準備万端にしてからでないと挑めない試合のようなものなのです。

思い返せばドイツに来た当初はずっと「見逃し三振」でした。

徐々に段階を踏んで今はやっと「ピッチャーゴロ」や「ぎりぎりでファウル」が多くなってきたように思います。

分かってたはずなのにちゃんと反応できなかったとか、言ったけど間違えたとか落ち込むことも多いけど、こうやって考えてみると少しは楽になるような気がしたりしています。

今は千本ノック(プライベートレッスン)を受けたり、うさぎ跳び(自己学習)をしたり、バッティングセンター(ドイツ人のお友達との交流)に行ったりしながら日々トレーニングしている状況です。



本当の野球と大きく違うのは“勝つこと”を目的としていないこと。

あくまでも目標は“普段着でキャッチボール”なのです。

いつの日か電子辞書を手放し、ガチガチの頭も体も緩めて楽しく会話のキャッチボールができるようになるといいなぁ・・・。








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おうち弁当主婦のすすめ

2014-01-17 19:48:00 | 料理
毎日のお昼ごはん、どうしてますか?

私は今までたいていパンをかじったり白いご飯にふりかけだけとか、インスタントラーメンとか・・・とにかく適当にしか食べていませんでした。

だから特に楽しみもなく、満足感もあまりなし。

面倒くさいだけの昼ごはんになってしまっていたんです。



先日ふと思い立って、夫のお弁当を作る時に自分の分も作るようにしました。

するとどうでしょう。

お弁当を食べるのが待ち遠しくて仕方がないのです。

もちろんおかずは夫と同じで、毎朝30分位で作るので凝ったものは入れていません。

例えば今日は玉子焼き・ソーセージ・サラダ・冷凍の春巻きだけ。

今までも自分の分をお皿にとっておいて食べたりはしていました。

その時はさして何の感動もなく食べていたんです。

味は変わらないはず。

でもなぜか弁当箱(タッパですが)に入っているだけで特別な物に変身してしまうんです。

何が入ってるかな?というワクワク感がないお弁当なんて楽しくないと思っていたんですが、どうやらそうでもないらしい。

今では家で1人で食べても“楽しく嬉しいお昼ごはんタイム”になりました。

これも「コンビニ弁当」が簡単に買えないドイツ生活ならでの感覚かもしれません。

楽しく食べられて洗い物も少なくすむ以外にも食べ過ぎないというもう一つのメリットがあることに気づきました。

明らかに今まで食べていたより少ない量なのに、お弁当を食べたらそれだけで満足なんです。

これは重要です。

もしかしたらダイエットにもなるかも???

とにかく良いことづくめのお弁当生活、無理せず続けられる範囲で続けてみようと思います。



さて、こうなると欲しくなるのが可愛いお弁当箱。

ドイツでは可愛い弁当箱なんて手に入らないしな・・・と思いながらドイツAmazonのサイトを見てみると・・・・なんとありました!!!

可愛いのから渋いのまでたくさんのお弁当箱が、その名もBento-Boxで出ています。

   

これは一例ですが、お値段は上が26.25ユーロ、下が44.95ユーロです。

ドイツでも意外に普通に買えるんですね。

改めて“弁当”って素晴らしい日本の文化で、海外にもかなり知られてきているんだなと実感しました。

今日本では「弁当男子」が急増しているそうですが、私はさしずめ「おうち弁当主婦」です。

  おべんと・おべんと・嬉しいな~




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自慢したいのはどっち?

2014-01-15 18:25:00 | 四方山話
ここ数ヶ月ずっと探していた物がありました。

それは、革のバッグ。

今使っているショルダーバッグがもうくたびれてしまったので、新しい物、しかも長く使える革の物が欲しかったんです。

何件もお店を周ったりネットでも探しても見つからず、ドイツには気に入った物はないかもしれない・・・と諦めかけた時、やっと出会えました。

それがこちら。


私的には必須なポケットも前後・横・内側と合わせて9個も付いています。

いちばん問題なお値段も125ユーロ→80ユーロと、なんと36%引き

他に同じシリーズで少し形が違うのがあったので2つを並べてちょっと離れて見ていると別の女性が近寄ってきて奪われそうだったので、ほんの3分くらいで決断しレジへ直行しました。

ちなみに買ったのはKaufhofというデパートなのでポイントも貯まるし、一層嬉しかったです。

さっそく夫にSMSで報告。

“安く買った自慢”をしたい関西人としては、「え~そんなに安かったの?」という言葉を聞きたいのですが、いくら夫を指導しても夫は常に外してくれます。

今回も「安くなっててん。」という私に「だったら半額?」と言ってきました。

じゅうぶん安く買えたと思っているのに、それ以上安い値段を言われるとムッとするわけです。

まだまだ夫への「教育的指導」が必要なようです。



某バラエティ番組で「関東の人は物の値段が高いことを自慢し、関西の人は安く買えたことを自慢したがる」と言っていました。

もちろん皆がそうだとは思いませんが、バリバリ関西人の私にはピッタリ当てはまります。

良い物が高いのは当たり前で、良い物を安く買う事こそがステータスと思っているのです。

そして必ず「これなんぼ(いくら)で買ったと思う?」と聞いて、相手が言った金額より安いと「ふふ~ん、実は○○○円やってん」と“ドヤ顔”になるのです。

相手の「すご~い、買い物上手やね~。」という称賛の言葉が付いたものなら、それはもう気分は最高で、サササッと木に登ってしまいます

こんなのは本当に関西人だけ(もしかして私だけ?)なんでしょうか。




使用前にさっそく革用のクリームを革の手袋で塗ってお手入れしました。


両方お手入れできて一石二鳥です。

今まで私は身の回りの物を雑に扱ってきたので、これを機会に感謝の気持を込めてお手入れしながら長く付き合っていけたらと思っています。






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