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傷ついた脊髄の再生を促す手法を開発

2017-06-24 | 健康・病気
 九州大学の岡田誠司准教授らのチームは、傷ついた脊髄の再生を促す手法を開発した。損傷部に特殊なたんぱく質を注射して神経回路を修復するもので、実験ではマウスの運動機能が改善した。成果は米医学誌ネイチャーメディシン電子版に発表した。
 わが国では年間およそ5千人もの方が脊髄損傷を受傷し、慢性期脊髄損傷患者の人数は延べ20万人以上に達していると言われる。近年の脊髄損傷に対する集学的医療の進歩によりその平均余命は飛躍的に向上しているが、損傷脊髄そのものを治療する方法は、いまだ確立されていない。
 哺乳類の脳や脊髄の神経はいったん損傷すると、損傷部にかさぶたのような物体ができて再生を妨げるため、ほとんど元に戻らないことが知られている。
 岡田准教授らは物体が作られる仕組みを調べ、ある種のたんぱく質を投与すると物体は作られなくなることを解明した。マウスの脊髄を壊し、7日後に損傷部にたんぱく質を3回注射。注射しないマウスは足を引きずったが、注射したマウスは引きずらず、神経の再生効果が確認された。
 iPS細胞による急性期の脊髄損傷の治療を目指す臨床研究が2018年にも始まる予定。この新手法を併用すると、慢性期の患者も治療できる可能性が高まるという。

 天気が良い。気温は少し高く、最高気温26℃かな。
 近くの団地の庭を散策したら、暫くぶりに見る”ウチワサボテン”の花。地植えなので、とても驚いた。強健で放置でも生き延びると言われるが、東北の冬は”サボテン”にとっては厳しいと思うけど。
 茎は緑色、形が扁平な団扇形や円筒形で、表面に刺のある多肉植物である。初夏に雄シベを多数持つ黄色い花が咲き、花後に、赤紫色・黄色のカクタスペアーと呼ばれる果実を付ける。果実は食用となる。そう言えば、メキシコなどの原産国では重要な果樹であり家畜の飼料でもあると言う。
 名(ウチワサボテン:団扇サボテン)は、団扇の形に似ていることから名付けられた。
 ウチワサボテン(団扇サボテン)
 Opuntia sp.(オプンティア)
 別名:オプンティア(Opuntia)
 サボテン科ウチワサボテン属(オプンティア属)
 原産地はメキシコ
 開花時期は6月~8月
 花色は黄色
 花後の果実は赤紫色・黄色、長さは5cm~8cm