世界のワイン 葡萄屋 店長ブログ

世界中の美味しいワインを探す男のブログです。ワインの試飲会情報やイベント情報なども。

1855年 メドックワイン格付 2

2008-05-31 | なぜワインなのか
おはようございます、ニッチワインのネットショップを制作中の草壁です。

今日は昨日のブログの続きです。

なぜムートンはメドック格付け2級にされてしまったのでしょうか。

表向きの理由は、畑と建物の荒廃とされているようですが、
実際はユダヤ人、それもドイツから英国へ、さらにフランスに流れてきた
外国人に対する反感があったと言われているようです。

プライドを傷つけられたナサニエルは、
「我々は1級にはなれなかった、だが2級であることを潔しとしない、
我々はムートンである」と宣言し、名誉回復の機会を待ちました。
しかしナサニエルは、その1855年に落馬事故で重症を負い、
そのまま亡くなってしまいます。

ナサニエルの遺志を継いだのが、曾孫のバロン・フィリップ。。

彼は当時樽ごとワインを売却した結果、品質にムラが出ていたボルドーのワインを、
自身の働きかけによって、シャトー元詰めの形を作りあげました。
またセカンド・ワインを発売したり、絵画ラベルを考案したのも彼の功績です。

これらの功績が認められたのか、1973年シラク農業大臣はムートンを第一級に
引き上げる行政命令に署名をしました。

1855年の格付け以来、ランクが変わったのはこの1度のみ。

この格付けは今でも脈々と受け継がれ、市場価格、造り手と飲み手の評価として、
そして日本人のワインファンの中にまで厳然と存在し続けています。

フランスワインを巡る格付けのドラマ。
フランス人とワインとのかかわりの深さをこのドラマを教えてくれる話だと思います。
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1855年 メドックワイン格付

2008-05-30 | なぜワインなのか
おはようございます、ニッチワインのネットショップを制作中の草壁です。

今日はメドック格付けを巡る話について書いてみたいと思います。

基本的に厚みのある赤ワインが好みの私ですが、ボルドーのワインはいつも側にある一本というくらい馴染み深い話です。

2004年に結婚した記念でエノテカで購入したラフィットのプリムールが、
この6月に届きましたという知らせが先日来ましたが、
このワインは20年後に子供が成人したら一緒に開けようかと思っています。

そんなラフィットと、一方の同じくロスチャイルドの流れを汲むムートン。

1885年の格付けで何があったのでしょうか。

そもそも、今から150年前、日本では江戸時代末期でペリー来航の頃、このメドック地区のワインに格付けが行わました。

この格付けは、ロンドンの世界万博大成功に嫉妬していた当時ナポレオン三世が、
自国で行われるパリ万博を世界一のものにしようと考え、メドックのワインをかつぎあげた結果うまれたものです。

このとき、現在のシャトー・ラフィット・ロートシルトが第一級に、シャトー・ムートン・ロートシルトが第二級に格付けされました。

この格付けは、「赤い盾の一族」と言われ国際金融で巨額の利益を手にしていたドイツのマイヤー財閥(ロスチャイルド家)が、
さらなる大きな利権を求めて5人の息子をヨーロッパの主要都市に派遣したところに起因していると言われています。

マイヤーの5人の息子のうち、五男ジェームスは花の都パリで接待外交を行い、
政府要人と結びついて果てはフェリエール宮殿を買い取りました。
そのジェームスがその宮殿で賓客をもてなすため、買収合戦の末1866年に買ったがシャトー・ラフィットでした。

一方、英国に居を構えていた三男ネイサンは、辣腕の貿易商人。
国際貿易で大きな利益をあげ、その資金でロンドンの金融界を動かしていました。
ネイサンの死後、その三男のナサニエルは、英国を離れてパリに住むようになりますが、
このナサニエルが1853年に買ったのが、ブラーヌ・ムートン、つまりシャトー・ムートンでした。

二つの畑は隣り合った地続きで、売り側も同じセギュール伯爵。畑の由緒や地質など、どちらにも優劣をつけられません。

当然ラフィットと同じ第一級格付けされるべきだったムートンは、
ナサニエルが買った2年後に行われた1855年の格付けで2級にされてしまう。

ではなぜラフィットは一級に、ムートンは二級の格付けだったのでしょうか。

続きは次回のブログで・・。
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インドのワイン紹介 スラ・ヴィンヤーズ

2008-05-29 | ワインを楽しむ
おはようございます、ニッチワインのネットショップを制作中の草壁です。

今日は、最近人気が出ているインドのワイン、スラ・ヴィンヤーズについてです。

少し前に「インドのワイン」と聞いて??と思っていましたが、
ここのソーヴィヨン・ブランを飲んでみると、インドのイメージとは別物のワインでした。
さわやかな青リンゴの風味と酸があって、とてもバランスのとれたソーヴィヨン・ブランです。



このワイナリーは海抜610メートルの高地にあるため、スペインやカリフォルニアに似た気候とブドウ栽培に適した土壌をもち、
地質調査の結果これに気づいたこのワイナリーがアメリカ・ソノマの
著名なワイン・コンサルタントをワイナリーの総コンサルタントに招へいしたとのことです。

1997年にソーヴィヨン・ブランとシュナン・ブランを植樹して、
2000年に初ヴィンテージが誕生。

現在は上記品種のほか、ジンファンデル、カベルネ・ソーヴィヨンなどもあり、
わたしのまわりのワイン飲みの中では、赤ワインのほうが人気が高いとの評判です。

私もまだ飲んだことがないスパークリングもあるそうなので、
こちらも今度試して見ます。

かなりワインファンの間で注目されているインドのSULA。
さらに目が離せないワインです。
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インターナショナル ワイン チャレンジ 金賞受賞!

2008-05-28 | ワイン ニュース
おはようございます、ニッチワインのネットショップを制作中の草壁です。

ロンドンで行われていた世界最大のワインコンテスト「IWC2008」で、
[2006] Kusuda Pinot Noir がピノ・ノワール部門で、金賞を獲得しました。

インターナショナル・ワイン・チャレンジは、世界的に権威のあるブラインド・ワイン品評会です。
公式ホームページによると、毎年5月に2週間の期間でロンドンで開催されます。
1983年にスタートし、2002年は36カ国9600種類ものワインがエントリーされ、
世界中から集まった500人もの専門家により判定されます。

今年はさらに40カ国もの国々からのエントリーがありました。

そのIWC2008において、[2006] Kusuda Pinot Noir がピノ・ノワール部門で、
ゴールドメダルを獲得しました。

私も一度楠田さんのワインを飲んだことがあるのですが、
リッチで上品なピノ・ノワールだった記憶があります。

フランス、スペイン、ポルトガルなどの諸国のワインがエントリーするなかで、
このような受賞を獲得するということは、
素晴らしいことだと思います。

http://www.kusudawines.com/japanese/index.htm
楠田ワイナリーHP

2007年、初めて日本酒部門が誕生し、最も評価された酒の最高峰が12日に発表されています。
このコンテストはこれから注目度が上がってくるかもしれません。
http://www.sakesamurai.jp/iwc_medal.html
2007年の日本酒部門の受賞はこちら

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品川で打合せ

2008-05-27 | ワインの仕事
おはようございます、プレミアニッチワインのネットショップを制作中の草壁です。

昨日は以前勤めていた衛星放送関係の方とお会いして、
いろいろこれからのワインの仕事のことなど、
旧交を温めながら打合せをしました。

品川駅前ビルのエノテカの、
ショップ隣接のバーで、
ワインとシチューをいただきながら打合せ。






シャトー・ボー・セジュール・ベコー1988を
ご馳走に預かってしまいました!
(会社経費とはいえ、1万円以上のワインなので・・)

サンテミリオンの特別第一級。
香り、味わいと超ド級のパフォーマンスかと思いましたが、
意外とこなれていて、おとなしく、酸が少したっている出来でした。
おとなめの貴婦人のような感じです。

でもいいワインを飲みながら、仕事の話をすると、
いろいろとアイディアが湧いてくるので、
いいワインというのは有難いと思いました。

2件目は麻布十番へ。





見てみたいワインバーがあったので行ってみました。
ここも日本の中でも外国人率の高さと、混雑率の低さが
バランスよく、とてもワインと相性のいい街です。

いいワインバーやカリフォルニアのワインを出してくれる店があります。

http://www.bidders.co.jp/user/11246482
こちらでプレミアニッチワインをご購入いただけます

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恵比寿西口徒歩5分のワインバー 通行量レポート

2008-05-26 | ワインバー研究
おはようございます、ニッチワインのネットショップを制作中の草壁です。

ネットショップ制作の傍ら、将来のワインバー運営のため、
月に1度程度都内でワインバーリサーチを起こっています。
昨夜は、恵比寿に行ってきました。

場所は西口から徒歩5分、駒沢通り沿いの小さなワインバーです。
店内は非常に小さく、立ち飲みだけのお店。
常連さんも多く、外国人も少なくありません。
私もよく利用させていただくのですが、ワインはグラス提供のみで、5~6種類あり、1杯が500円~800円のお店です。

こちらのお店の前の通りで通行量調査をしました。
21時から30分で125名の行き来。10分40名ちょっと。
周辺勤めの方の帰り道、という感じです。
この間7名の入店で、入店率5.6%(=7/125)は悪くない数字です。
一日の営業時間からざっと計算しても、平均40名は来店者がいそうな店舗でした。

こちらのお店で前々から気になっていたのは、
ほとんどフードがないことです。

私の感想では、最近はワインを提供するだけの純粋なワインバーは成り立たなくなってきていると感じています。
バーとはいえ、「ダイニング・バー」の「ダイニング」があるからこそ、お客様は来店してくれるのだと思います。
やはり人は食べ物を連想して、それを食べたいから店に来るのだと思っています。

ですがこちらのお店は本当に例外的に、食べ物はスナック類だけです。
300円でつまめる菓子類くらいしか置いていません。

こういうコンセプトでも、うまく行くお店はうまくいくものなんですね。

一般の常識を覆すお店のひとつです。







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ワイン会 中華と国産ワインは合うか 2

2008-05-25 | ワイン試飲会
おはようございます、ニッチワインのネットショップを制作中の草壁です。

昨日のブログの続きです。

8本のワインと、8種類の中華料理の相性について。

<ワイン>
1.ダイヤモンド酒造 シャンテ デラ ドライ
2.ダイヤモンド酒造 シャンテ 黄金の甲州
3.ダイヤモンド酒造 シャンテ ロサード
4.シャトー メルシャン 甲州 グリ ド グリ
5.都農ワイン スパークリングワイン キャンベルアーリー
6.旭洋酒 甲斐ノワール
7.ラ リュレット’レ ロシニュー’
8.クライン セラーズ アンシェント ヴァインズ ムールヴェードル

<料理>
豆苗炒め
餃子
チンジャオロース
レバニラ炒め
麻婆茄子
海老のチリソース煮
チャーハン
杏仁豆腐

1のシャンテ デラ ドライは「種有りデラウェア」種を使った、キリッとした酸味が特徴的なワインです。
とてもバランスがよく、海老チリソースとチャーハン、杏仁豆腐以外は、すべておいしくいただけました。○○。

2のシャンテ 黄金の甲州は、文字通り「黄金の色合い」でカラーが優雅なワイン。
赤ワインと同じ仕込み方で、酸味に加えて渋みがあります。

3のロゼはマスカットベリーA種から作られたロゼ。
この3は、すべての料理にマッチしていました。
中華のしっかりした味付けは、すっきりしたスタイルのワインがベストマッチです。

ワインとして一番美味しかったのが、次の4番。
光沢のある黄金色で、甘い柑橘の香りに加えて、ナッツなど複雑さも加わり、素晴らしいワインでした。
中華との組み合わせ的には、1や3のほうが全体的に合うかな。

5のスパークリングは、東国原知事で話題の宮崎県のワイナリー。
地元で生産が盛んなキャンベルアーリー種を使った甘口のロゼですが、
今回ブショネ?な感じもして、シャープさにかけていました。
中華とのバランスも全体的に△~○。

6の甲斐ノワールは、私もはじめて味わった「ブラッククイーン」という品種を、
カベルネソーヴィニヨンと配合して作った品種。
はっきりいって、すごいクセのあるワインですが、純日本種という感じで人気があるそうです。
フレンチオーク樽で12ヶ月熟成してあるので、カベルネのコクもじんわり感じられてバランスもいいのですが、中華との相性は?。
でも、レバニラ炒めとは妙に合っていました。
ワインに慣れていないせいもあるかもしれません。

最後の2本、7番のワインは、ロワールのソーヴィニヨンブラン。
収穫から瓶詰めまでSO2は一切使われておらず、エコセール認証の1本。
ワインとしてはビオのワインということで、香りのボリュームが弱い感じもしますが、中華と合わせるにはちょうどよい感じです。
最後がムールヴェードル。葡萄の果実がばっちり出ていて、個人的には大好きな一本ですが、迫力がありすぎて、これは中華には正直合いませんでした。
合わせられるとしたら、レバニラくらいでしょうか。

国産ワインと海外のワインで比べてどちらが合うだろうかという観点で最後の2本が入っていたのですが、
今日の感想では、国産ワイン、特に1と3が一番合っていたように思います。

というわけで結論的には、
「デイリー中華には、すっきり飲みやすい国産ロゼ」でした。


料理別にいうと、

豆苗炒め・・・ダイヤモンド酒造 シャンテ ロサード
餃子・・・ダイヤモンド酒造 シャンテ ロサード
チンジャオロース・・・ダイヤモンド酒造 シャンテ ロサード
レバニラ炒め・・・旭洋酒 甲斐ノワール
麻婆茄子・・・ダイヤモンド酒造 シャンテ ロサード
海老のチリソース煮・・・ダイヤモンド酒造 シャンテ 黄金の甲州
チャーハン・・・ダイヤモンド酒造 シャンテ ロサード
杏仁豆腐・・・ダイヤモンド酒造 シャンテ ロサード


8種類の中華と8種類のワインで、合計64種類の相性を◎、○、△、×でつけていくのですが、これはタイヘンな作業でした。

料理とワインの相性の会は、途中からワインで会話のほうが楽しくなってしまい、
自分と飲んでいる人の相性がいい場合は、そちらに気分が向いてしまいますね。
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ワイン会 中華と国産ワインは合うか

2008-05-25 | ワイン会
こんにちは、ニッチワインのネットショップを制作中の草壁です。

昨日は私の知り合いに誘われ、都内にあるお店で、国産ワインと中華料理(それもデイリーな料理です)の相性を探ろうという会に参加してきました。

国産ワインは、勝沼のワインメーカーさんのご説明のもと、
以下の料理との合わせました。

豆苗炒め
餃子
チンジャオロース
レバニラ炒め
麻婆茄子
海老のチリソース煮
チャーハン
杏仁豆腐

超、定番メニューです。

ワインは、以下のワインでした。

1.ダイヤモンド酒造 シャンテ デラ ドライ


2.ダイヤモンド酒造 シャンテ 黄金の甲州


3.ダイヤモンド酒造 シャンテ ロサード


4.シャトー メルシャン 甲州 グリ ド グリ


5.都農ワイン スパークリングワイン キャンベルアーリー


6.旭洋酒 甲斐ノワール


7.ラ リュレット’レ ロシニュー’


8.クライン セラーズ アンシェント ヴァインズ ムールヴェードル


8種類の中華と8種類のワインで、合計64種類の相性を◎、○、△、×でつけていくのですが、これはタイヘンな作業でした。

結果については、明日のブログで。








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いろいろなニッチワイン まだ調査中ですが・・・

2008-05-24 | 珍しいワイン(ニッチワイン)紹介
おはようございます、ニッチワインのネットショップを制作中の草壁です。

世界の珍しい国のワインを探していますが、「世界の銘酒事典 2008~2009」によると、以下の国のワインが日本に入ってきているようです。

・グルジア ワイン
 キンズマラウリ  サペラヴィ種ですっきりした甘さ
 ツインナンダリ グルジアの辛口白といえばこれ
 ピロスマニ サペラヴィ種でセミスゥート

・ロシア ワイン
 ファナゴリア カベルネ・ソーヴィニヨン
 ファナゴリア メルロ
 ファナゴリア シャルドネ

・スロヴェキア ワイン
 シャトーベリ リースリング

・ブルガリア ポモリエ

プレミアクラスだともう少し高くなりますが、
おおよそ1本1500円前後で購入できる価格帯のようです。

まだまだ明確にならない部分が多いので、
分かった時点でここで紹介していきます。





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イタリアワイン エッセイコンテストに応募しました

2008-05-23 | ネットワインショップ 制作打合せ
おはようございます、ニッチワインのネットショップを制作中の草壁です。

日欧商事さんが主催しているイタリアワインのエッセイコンテストに応募しました。

http://www.italiawine.jp/archives/65067686.html

もともと、私のワイン遍歴としては、フランスワインから入って、
ボルドーがまず好きになり、ブルゴーニュに移ったり、ローヌを集中的に飲んだりと、フランスワイン中心でした。

ただフランスのワインと比較するかたちで、必ず飲んでいたのが、
イタリアのワインでした。

陽気なイタリア人のアイデンディティーから生まれてくるイタリアワインは、
落ち着いた感じのクラシックなタイプもあれば、
果実味豊かなモダンなタイプもありますが、
その底辺には、それぞれの生産者が「好きなワインを好きなように作るぞ」という
法律や作り方にとらわれない大らかさがあります。

キャンティやバローロなど有名銘柄もそうですが、
同じ葡萄品種を使ったワインでも、
品質や味わいがバラバラだったりするところが、
イタリアワインの面白いところです。

私はイタリアワインは、
休日の昼間からテラスで友人たちと
ワイワイやりながら飲むようなワインです。

エッセイを書きながら、自分の原点を思い出すのも、
いいなと思いました。

最近ニッチワインを追いかけていて、イタリアワインを飲んでいないので、
久しぶりに飲みたくなってきました。


上記エッセイの翌朝、宿泊していたホテルから眺めたタオルミーナの街です




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開業祝いにこの1本 シャトー・ベイシュベル

2008-05-22 | ワインを楽しむ
おはようございます、ニッチワインのネットショップを制作中の草壁です。

昨日は私の起業仲間が会社の登記簿登録を済ませ、無事開業というで都内で記念パーティーがありました。

そこで私がプレゼント用に持参したのが、

シャトー・ベイシュベル 2004



ラベルのデザインを見ていただいて分かるように、
起業という航海に出ていく彼が、しっかりと帆を張って荒波に負けず、
目的地に向けて進んでいってほしいという願いを込めて贈りました。

以前、お世話になっているワインバーを開業された方がグランドオープンしたときも
同じワインを贈ったのですが、やはり大変喜んで頂けました。

シャトー・ベイシュベルは、メドック地区格付け第4級のワインで、グランヴァン。
格付け4級ですが、2級格付けワインと同様の実力を持ち、89年以降急速に評価を高めています。
新樽の使用比率が高く、エレガントな仕上がりです。

ボルドーのなかでも、渋みが比較的しなやかなサンジュリアンのワイン。
果実味がありながら、なめらかで上品な味わいが特徴です。

地質:ガロンヌ深層砂利質
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン,メルロー,カベルネ・フラン,プティヴェルド
平均樹齢:25年
生産本数 26万5000本
醸造/熟成 新樽60%18ヶ月 清澄あり 濾過あり 
セカンドワイン アミラル・ド・ベイシュヴェル/19万8000本

飲むときでも、大切に飲みたい1本です。

サンジュリアンのシルキーで、なめらなかなワイン。

私も久しぶりに飲みたくなってきました。


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ナパのワイン ファニエンテ シャルドネ 2003

2008-05-21 | ワインを楽しむ
おはようございます、ニッチワインのネットショップを制作中の草壁です。

昨夜はカリフォルニアの私の好きな生産者far nienteで、
夕食をいただきました。

2004年秋、カリフォルニアのナパに行ったときに購入したものを開けました。

ファニエンテ シャルドネ 2003


レモンキャンディや青リンゴなど、パッションフルーツの香り。
とてもボリューム感のある香りです。
少しグラスをまわすと、トーストのような焦げた香りやイーストの香りも。
ナッツなどの香りもあり、フランスでいうとプルミエ・クリュに近いです。

味わいは、酸味と果実味のバランスが抜群。
およそ11度くらいに冷やして飲んだのですが、樽香が心地よく膨らんできて、素晴らしいバランスでした。

妻が作ってくれた料理は、
・茸のクリームソースのパスタ
・カボチャサラダ
・イカのトマト煮込み
・温野菜のチーズ焼き
・豚ロースグリル 白ワインビネガーソース





昨日は娘が早く寝て、妻が料理を頑張ってくれていたので、
コクのあるファニエンテのシャルドネを奮発してみました。

このワイナリーは、先日16日に亡くなった、モンダビのワイナリーの目の前にあるワイナリーでした。
モンダビとは規模が違いますが、ヨーロッパ調の調度品が試飲カウンターには飾られ、とても優雅なイメージを大切にする作り手だったことが思い出されます。

http://www.farniente.com/
ファニエンテ公式HP
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ニッチワインを探して・・ 渋谷から恵比寿まで歩きました

2008-05-20 | 珍しいワイン(ニッチワイン)紹介
おはようございます、ニッチワインのネットショップを制作中の草壁です。

今日は先週土曜に、ニッチワインの街中普及度調査で行った、
渋谷~恵比寿までのレポートです。

まずは道玄坂沿いにある、
自然派カフェThanks nature Dining Cafe。

こちらの看板にモルドバのワインが。







上記ホームページを見ると、「ヨーロッパワインの秘宝モルドバワイン」とあります。
「自然さんありがとう」と言いたくなる飲み物のひとつとしてラインナップされているようです。

リサーチで歩き始めて、早速見つかったニッチワイン。
これはまだまだ見つかりそうだ、とさらに旧山手通り方面を歩きます・・。



代官山周辺の心地よさそうな路面を中心に、探していきますが・・


こちらのお店にはニッチワインはありません。


こちらにもありません。



こちらのお店にも置いてありません。

やはりグラスワインは、ノンブランドで、あまり生産国にこだわっているところは
少ないなというのが印象です。

そして駒沢通り沿いの酒屋さんに入り、「珍しい国のワインってありますか」と訪ねると・・・


先日ご紹介したイスラエルのワイン、マウント・ヘルモン・レッド・ヤルデンが。

このワインは恵比寿近辺のワインファンには、なかなか評判が良くて、
よく売れていると言っていました。

「そのほかには?」と聞いてみましたが、そのくらいですというお返事。

恵比寿駅前の酒屋さんにも、入って取材してみたのですが、
昔レバノンのワインを置いていたけども今はないですね、というお返事。

渋谷~恵比寿の大通り沿いのニッチワイン指数は、
10点満点で1~2点といったところでしょうか。

私が作るニッチワインの店は、
やはりニッチな店になりそうです。






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モロッコワイン アラブ料理レストランで飲んできました

2008-05-19 | 珍しいワイン(ニッチワイン)紹介
おはようございます、ワインのネットショップを制作中の草壁です。

今日は横浜が5月1日~5月31日まで「アフリカ月間」ということもあり、
アフリカのイベントに参加してきました。

http://www.yokohama2008ticad.com/event.html



フェスタの後で、今日もアフリカのニッチワインを飲みに行ってきました。
場所は横浜関内にある、アラビア料理「アライン」さんです。
今日オーダーしたモロッコのワインは以下です。

レ・トロワ・ドメーヌ・ゲロワンヌ 07
Les Trois Domaines Guerrouane 3,900円(レストラン価格)
葡萄品種:グルナッシュ、カリニャン、サンソー




その前にモロッコのビールと、レバノンのビールをオーダーしてみたのですが、
レバノンはライトですっきりとした感じ、
モロッコは少しコクがあって、プレミアムモルツのような味わいでした。

さて、本題のワインですが、こちらのワインメーカーは、
半世紀以上ワインを造り続けているモロッコを代表するワインメーカーです。
40年以上前から栽培、そのほとんどをフランスへ輸出していた歴史を持ちます。

色合いはルビーで濃いカラー。
イメージとしては、昨日のルーマニアワイン同様に、
ストレートな香りかと思いましたが、これがとても複雑。

ベリー、カシス、シナモン、紅茶、スミレなど、
いろいろな要素が入っていて、
香りのボリュームも強いです。

また、味わいは、独特のクセはなく、酸味と果実味のバランスがとれていて、
とてもジューシーで美味しい。
タンニンはやさしく、独特の苦味が舌を刺激しながら余韻が残ります。

煮込み料理や、ハンバーグ、焼き鳥などに合いそうなワインでした。

こちらのワインを試したい場合は、以下のサイトで取り扱っています。
http://store.shopping.yahoo.co.jp/ntacestore/r21-079.html#

今日食べた料理は、
・3種のピュレの盛り合わせプレート(ホンモス、ラブネ、トウガラシ)
・アラブのカリー風味春巻「サンブーカ」
・クスクス チキンタジン(アラビア風チキンシチュー)

撮影禁止だったので写真が見せられないのが残念ですが、とても美味しかったです。
特にピュレのプレートは、特製のパンにつけて食べると最高でした。
ひよこ豆という胡麻のペーストのピュレは、初めて食べる味でしたが、
豆の濃厚な甘さが絶妙でした。




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ニッチワイン ルーマニアワイン フェテアスカ レガラ スペシャルリゼルブ 2004

2008-05-18 | 珍しいワイン(ニッチワイン)紹介
おはようございます、ニッチワインのネットショップを制作中の草壁です。

昨日は、妻が横浜鶴見のイトーヨーカドーで買ってきた、
ルーマニアの白ワインのご紹介です。

フェテアスカ レガラ スペシャルリゼルブ 2004


▲太陽のラベル。色合いも香りも太陽。味わいは・・

色合いは、とてもイエローを色合いが強く、
葡萄の果実味がしっかり入っている感じです。
グラスに鼻を近づけてみると、すごくフルーティー。
香りの要素がぷんぷん漂ってきます。


▲コルクを抜くと太陽のイラストが。カワイイです。

味は、ひとくち飲むと、個性的なニュアンスが。
まずは、これは、どこの国のワインとも違うぞと思いながら、
舌のいろいろな部分で転がしてみると、
酸味はしっかりありますが、甘みもそれに負けないくらいあるタイプ。

私だったら、なるべく冷やして料理とあわせると、
美味しいと思います。

私は酸味、甘み、赤ワインなら渋みといろいろな要素がありますが、
そのなかでもバランスが重要だと思います。
個々の要素が突出していても、バランスを欠くワインは、
やはり美味しくありません。

そういう意味では、このワインはとてもバランスが良く、
とても美味しかったです。

太陽の恩恵を受けた葡萄で作った果実感のある白ながら、
ルーマニアの異国情緒が溢れるあふれる
バランスの良い辛口白ワイン、という感じでした。


今日の夕食は、大阪風お好み焼きと一緒でしたが、
お好み焼きのソースともなかなか悪くない相性でした。



















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