第47回奈良県アンサンブルコンテスト(県吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)は19日、奈良県大和高田市のさざんかホールで小学校、高校、職場一般の各部があり、閉幕した。出場した47団体のうち、県代表に河合第三小、一条高、天理高、奈良市吹奏楽団が選ばれた。2月11日に滋賀県のひこね市文化プラザである関西大会に出場する。

 河合第三小は金管八重奏の「高貴なる葡萄酒(ぶどうしゅ)を讃(たた)えて」を演奏。普段の練習では、音楽室の窓から見える遠くの山々に音が届くよう意識した。力強いブレスが身につき、会場でも伸びのある音色を響かせることができたという。阪本芽衣さん(6年)は「これまでの練習の成果を出せてよかったです」。

 一条高が演奏したのはクラリネット四重奏の「超絶技巧練習曲第八番『瞋恚之炎(しんいのほむら)』」。リズムやメロディーがめまぐるしく変化する現代曲で、難解な部分は昨冬からほぼ毎日、4人の息を合わせる練習をした。菊山幸一さん(2年)は「今日はまだ70%くらい。関西では100%の演奏をしたい」と意気込んだ。