大阪市浪速区の南海新今宮駅前に9月28日、外国人の就労支援と交流拠点を兼ねた新施設「YOLO BASE(ヨロベース)」が開業した。建物内のいたるところにあふれるアート作品が特徴だ。

 運営会社YOLO JAPANの加地太祐(かじたいすけ)CEO(43)は大阪市出身。日雇い労働者であふれたかつての新今宮かいわいを鮮明に記憶している。「30年を経て、今度は外国人が支えていく。働く人の街としてのストーリーをつなげていきたい」

 アートは、全国各地の気鋭のアーティストに呼びかけて自由に描いてもらった。「外国人が集まるここが、日本を発信する場になる」。多様な出身の人が集まり、世界的な文化の発信源となっているニューヨーク・ブルックリンのようになればとの思いがある。

 併設のホテルの運営はベンチャー企業「GRApP(グラップ)」(大阪市)が担う。スタッフは20カ国約30人の外国人たちだ。同社CEOの衣笠達也さん(31)は「外国人だけで運営できることを示す場にしていきたい」と意気込む。(加戸靖史)