【ドクダミ・毒溜・毒痛・毒矯・毒彩】ドクダミ科
はしりのドクダミの花を紹介して1ヶ月余、あちこちで群生しているものを見かけてきました。
場所によっては花時期は終わりかけておりますし、街の雑草として、きれいさっぱり刈り取られてしまったものもあります。
ドクダミ茶を作るつもりでおりましたが、まだ手を付けていないんですよ。
ここのところ梅雨の中休みで、鬱陶しい雨空から開放された日が続いていたので、絶好のドクダミ採集、乾燥日和だったんだけどね。
ヤボ用というか、なんやかやがありまして、未だ実行できておりません。
今週中も無理な様子だし、はてさていかが相成りますことやら。
ドクダミ茶は、花時期がいちばんということに拘りさえしなければ、OKなんだけどさ。
ドクダミの白い花びらのように見えるのは花弁ではなく、総苞片だということは、もうご存知ですよね。
「苞(総苞)」は葉が変形したものです。
中央に突き出した部分が花穂ですが、花びらも萼も無いシベだけの裸花です。
名前の由来は、やっぱり匂いからきているようです。
あまりの臭さに、この草にはどこかしこに毒があるといわれ、それが「毒溜め」といわれ、ドクダミに変化したようです。(06/6/5の記事より抜粋)
【ヤエドクダミ・八重毒溜】
葉っぱなのか苞なのか、見分けがつき難くいものもあります。
もともとが八重より一重のもののほうが好きな人間なんですが、ドクダミの八重は、ほんとに可愛いです。
愛らしい妖精のように見えます。
咲き始めから観察しておりましたが、咲き進むに従い、初めて気付いたことがあります。
花穂の中の総苞片の間から、花柄が伸び、新しい蕾が顔を出してきました。
1個だけじゃなく、幾つも出てきています。
伸びた花柄には、葉っぱも出てきています。
ヒィエ~~!
こうなっちゃうんだ!
2段重ねで八重の花が咲いちゃいました~~
こんなの、初めてみました。
この姿は特別なものじゃなくて、多くのものがこういう風になってきております。
一重のドクダミだと、花穂のなかから新しい蕾が育ってくるなんて、考えられない姿なんだけどね。
この先ひょっとしたら、3段重ねなんてことも、あるのかな・・・
もうひとつのドクダミを求めて、花マップ登録会員のところに顔を出してみました。
【ゴシキドクダミ・五色毒溜】
なんだか五色ドクダミというよりは、斑入りドクダミといったほうがいいような風貌です。
以前はもう少し五色っぽかったんだけどな。
辛うじて、総苞片に赤の差し色のあるものはあったんですけどね。
なんだか物足りないですね。
でもゴシキドクダミの花マップへの登録は、この1ヵ所しかないんだよね。
昨年は、たまたま行ったジブリ美術館の庭で、ゴシキドクダミやヤエドクダミとの出会いがあったんだけど、遠いしな、ちょっと見てくるかというような場所じゃないんだよな。
どうしようかな、このまま五色と言い張って、アップしちゃおうかな・・・
ところがです。同じ日でした。
こちらとの出会いがありました。
今まで出会ったゴシキドクダミのなかで、葉の色変わりはいちばん派手です。
これだと、ゴシキドクダミの名前に恥じぬ姿です。
「ニシキドクダミ・錦毒溜」との別名にも、頷けますね。
日本でも人気だった斑入りドクダミが、江戸時代にヨーロッパに渡り、かの地で改良が進められ、「カメレオン」との品種名で普及していたのが、オランダを経由して里帰りしてきたんだそうです。
日当たりのいいところで乾燥気味にして育てると、より一層発色がよくなるようですよ。
ありますね。どちらも好きです~
八重ドクダミの総苞片の間から、新しい花柄が伸び蕾が
出てきたのは、自分ちのでも気づいていたのですが、ちゃんと
注意して見てはいませんでした。今悟郎さんの写真を拝見して
うちのを確かめてきましたよ。2段重ねになってました!
あんらまぁいつの間に!?鉢植えで今年はちょっと痩せているので
2段目はかなり小さな花ですが。さすがに3段重ねはひとつも
ありませんでした。
八重の総苞片は葉っぱにも戻りたがる?傾向が強いだけに、
その途中から分枝するというのも、彼らにとっては普通の
ことなのかもしれませんね。
ゴシキドクダミにもお会いになりましたね。今回ちゃんと
五色になっているものと斑入りドクダミになっちゃったものと
拝見して、どうやら私は五色より斑入りのほうが好きだなと、
自分の好みを再認識しました。
宇部に帰ったとき、義母が友人にもらったというドクダミが、
たくさん洗われて竿に干されていました。洗う作業がすごく大変
だったそうです。悟郎さん、頑張られます?
僕も撮っていますが、今年は「可愛い!」にテーマを絞りました。
そして、ゴローさんならきっと五色も見せてくれると思っていましたよ〜!
見事なものですね。
色の出ていない斑入りも観葉として、立派に通用しますね♪
いかがなものかっていう八重の品種を見かけることがありますが、ドクダミは八重も可愛いですよね。
私もどちらも好きです~~
ポージィさんはご存知ですよね、新しい花柄が出てくるのは。
ご自分で育てていらっしゃいますものね。
私などは1度写真に収めて記事にしちゃったら、その後出会ったとしても、ああ、まだ咲いてるかで終わりにしちゃうケースが多いですからね。
まさかこんな変化をしていることには、まったく気付かずでした。
ゴシキドクダミを待っていなかったら、今年もすでにアップ済みで、このことには気付かずじまいだったかもしれません。
葉っぱに戻りたがる総苞片は、普通の八重のものより野趣が感じられて、好きなんですよ。
そうですか、ポージィ家の八重ドクダミも2段重ねで咲いておりましたか。
3段重ねはどうなんでしょう。
本体が頑張ってくれるのかどうか。
刈り取られずに残っていたら、観察を続けてみたいですけどね。
こんなに色の変化がはっきりしたゴシキドクダミは、初めてでした。
好みでいえば、ポージィさんと同じです。
斑入りのほうが品があります(笑)。
ただ頑張ってここまで変化してくれてるものたちにも、一応の敬意は払いたいと思います(笑)。
お義母さん、ドクダミ茶を作られていたんですね。
そうでしょうね、汚れをしっかり落とすためには、入念な作業が必要でしょうね。
水に漬けて、さっさとゆすぎ洗いくらいでは、なかなか汚れは取れないでしょうしね。
どうしようかな… 少しだけでもやってみます。
★noodlesさん
あまりにも素敵で可愛い八重ドクダミをアップしちゃったものだから、どの切り口で行こうかと思案してたら、総苞片から新しい蕾が顔をだしましたのでね。
これしかないでしょうってことになりました(笑)。
五色は是非とも揃えたいと思っておりましたが、2ヶ所目のゴシキドクダミとの出会いがありましたので、なんとか記事にがおさまりました。
そうですね、斑入りだと葉っぱだけでも充分いけますよね。