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合不合受験の注意点

明日は四谷大塚 第1回合不合判定テストですね。

多くの6年生が受験すると思いますが、ここで注意点。
(模擬試験に対策があってはいけないのですが、つまらない失敗をしてほしくないので。)

合不合もそうですが、一般に模擬試験はひとつの試験ですべての学校の合否を判定します。したがって、全体をきれいな正規分布にする必要がある。なるべく正規分布に近づけることによって、統計的なデータの信憑性を上げなければなりません。

そこで、簡単な問題から難しい問題まで、幅広い出題をするのはもちろんのことながら、大量の問題を出すのです。

特に算数がそうですね。時間があまるようにはぜったいにしない。ほぼ全員の受験生が、最後の1分まで使うように作られています。

だから普通に考えると、なかなか最後まで行かない。そしてここが大事なことですが、

「それで打ちひしがれる」

子が出るのです。

これは入試でもそうですが、一科目の失敗を後まで引きずってしまう。そうすると、本来出来るべき問題もできなくなってしまいます。

だから合不合に限らず、どの模擬試験でも

1 自分ができる問題をといてくればいい。やり残しを苦にしない。気にしない。

2 こんなに忙しい入試はない

という気持ちをもってもらいたいと思います。

数万人を正規分布に乗せるのと、数百人を判定するのでは、基本的に試験の構造が違います。模擬試験は、あくまで統計的データを算出するのが目的であって、「光る子をとろう」的な発想はありません。

だから、

「自分が現時点でとれる点数をただとればいい」

と考えればいい。そうすると自然なポジションが算出されてくる。その統計的データを見て、次の対策を考えることです。

もとより、これは入試ではありません。今後の学習を考える上でデータを出すのが目的です。

気楽に受けてもらう必要はないが、さりとてガチガチに緊張されても困る。

試験のでがけに

「やり残しを気にしないのよ」

と声をかけてあげてください。

自然なデータになれば、それでいいのです。

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