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比べたがる子

確かに男の子は、人と比べたがるところがあるようにも思えるのですが、どうも、最近は度が過ぎているのではないかと思われるところがあるのです。

テストの点数から始まったのかもしれませんが、持っているものを比べる。着ているものを比べる。あるいはお弁当をお母さんが作ったかどうか、で比べる。

そういうのはどこかで本来は止めておかないといけないところであって、最近の「いじめ」もその辺から始まっているかもしれない、とも思えるのです。比べれば当然マイノリティーがわかる。

マイノリティーに対して、「お前は~だ」と言えば、言われた方はやはり傷つく。傷つくから自分が傷つかないように、違うことで比べる、というようなことが起こってくる可能性がある。

確かに個人差というのはあるわけで、例えば頭が良い子がいて、足の速い子がいて、絵のうまい子がいて、リーダーシップをとる子がいて、目立たないがみんなの役に立っている子がいるわけですから、それぞれがその良さを褒められればいいだけであって、誰よりどうだ、他よりどうだ、ということに関心が及ばない方が良い。

しかし、どうも塾に行っている子を中心として「比べたがる子」が増えている。学校の先生が塾に行く子を嫌うのは、そういう訳の分からない序列を学校に持ち込むところかもしれません。

本来成績というのは「自分」が分かっていれば良いものなのに、組み分けなどをやって公表するから、子どもたちもそれが当たり前だと思うようになる。席までそれで決まれば、当然意識はそちらに行くから、勉強するのではなくて、良い点を取ることに目が行き、ろくな勉強をしていない、と言うようなことが起こりうるのです。

なるべくまだ十分に分別が付いていないうちは、そういう環境から遠ざけた方が良いのではなかろうか、と思います。


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