2016年中学受験

森上先生の2月1日受験者数が、今年も更新されました。

2月1日受験者数

グラフで見ると、「少し盛り返したかな。」と思えたのですが、やはり少子化の影響は大きいようです。

まず受験者総数　昨年は35,764人。今年は36,207人。1.2％増。減らなかった、というレベルかな、という気がします。グラフで見ていただけるように昨年がボトム。今年は増えたものの一昨年には届いていないので、さほど増えたという感じではない。

また６年生の数はここ5年増えていません。まあ、減り方はそれほどでもないので、その分、少し受験率は上がりましたが、実際に中学入試はまだ結構冷え込んでいる、といえるでしょう。

中学受験の魅力が減っているのは、やはり負担増が原因です。

小学校3年生の終わりから、3年間の塾通いはやはりしんどい。一方でこれから大学受験が大きく変わるので、本当の意味でどういう準備を進めればいいのか、まだ明確な答えはだれもわかっていない。

そういう中ではやはり覚悟を決めた一部の層に限られる。限られるが、しかし上位校はやはり相当厳しい競争をしている、といえるでしょう。倍率が下がっても関係ない。倍率が下がっても、定員2倍のレベルが拮抗していると相当厳しい、という感じになってくるでしょう。

上位校ではそういう入試状況だったのではないか、と推察されます。

これから各塾でいろいろなデータに基づき説明があると思いますが、結論として一部上位校のみの激戦、というのが2016年の中学受験といえるのではないかと思いました。まあ、これはここ数年変わっていない状況だと思いますが。

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