goo

グラフを描きなれる

最近の速さの問題は、かなり条件が複雑になってきています。

それをなるべく文章で出すから、問題文自体が非常に長くなる。途中で速さを変えたり、向かう方向が変ったり、休憩したり、もういろいろ。

したがってそれを正確に読み取らないといけない。しかも、その長い文章の中からとっかかりというか、最初の突破口を見つけなければなりません。

そこで薦めているのが、ダイヤグラムを描くことです。

先生によっては図を描くことを推奨されている方もおられますが、私はダイヤグラム派。

まず出発点がどこで、終点がどこで。速さがどうなって、どこで出会って、追い越されて。

こういう情報を割と視覚化しやすいのです。

ダイヤグラムにしておくと、例えば出会う場所も明確にここ、とわかるし、また相似形を利用して時間や距離を出すこともできます。

ただ、これも慣れが必要。

そう簡単にスラスラと書けるわけではない。

問題をていねいに読みながら、進む方向や速さ、距離などわかっていることを書きこみ、練習する。

しかし、そうすると時間がかかるのです。

でも、その時間をかけないとうまくならない。

最初から上手にいくものではない。そこでしっかり我慢して練習するから、できるようになるのです。

もちろん、途中でもっと簡単な方法が見つかれば、とっととグラフは放棄してその解き方に向かえばいい。

グラフは特に条件を整理する点でも有効ですから、ぜひ練習を積んでください。

中学受験 これで成功する!母と子の「合格手帳」+デジタル手帳利用編
クリエーター情報なし
邦学館出版


==============================================================
今日の田中貴.com

第127回 受験校か、付属校か
==============================================================
今日の慶應義塾進学情報

速さに関する問題
==============================================================
慶應進学オンライン
==============================================================

「映像教材、これでわかる比と図形」(田中貴)
==============================================================


にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(塾・指導・勉強法)へ
にほんブログ村
コメント ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 多様性をどう... 組み分けのない塾 »