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勇気のある親子

入試が終わって、ある男の子のところへ電話をかけたときのことです。

「あ、先生、今日はだめでした。合計185点ぐらい。だから足りません。」

「え、なんで、そんなにわかるの?」

「お父さんが試験問題を買ってきたので、一緒に全部答え合わせをしました。算数が50点。国語が70点。社会が30点、理科が35点。合計185点。だから合格点200点には届きません。」

「まだ、200点と決まったわけではないでしょう?」

「うん、お父さんもそういってましたけど、でも、多分、だめです。算数、できなかったから。だから明日の試験、がんばります。」

って、ここまで言われると、二の句が継げません。それでも、まあ、何とか絞り出して

「まだ、わからんから、まあ、とにかく明日、ミスをしないように」

と言って電話を切りました。

しかし、なかなか勇気のある親子だと思いました。別に合否の結果で次の日の受験校を変えるわけではないのです。

ご家庭の推察通り、彼は不合格でした。

その後、第二志望の学校で合格して、彼の受験は終わりました。

あいさつにこられたお父さんにその時の話を聞いてみると、

「つい試験問題を買ったよ、と言ったら、すぐやり直そう、と始まってしまいまして。」

というお話で、本人がどうしても確認したかったようです。多分、本人としてはあまりできなかった、という印象があったのでしょう。だから、発表前に本人がケリをつけて、次の試験に向かったのはある意味良かったのかもしれません。

ただ、こればかりは万人におすすめできる話ではなく。もし、そのまま落ち込んでしまったら、という可能性もあったわけですが、ただ、本人はそれなりに自分で始めた以上、自分でケリをつける責任はあるわけで、それを全うしたのだから、偉かったのかもしれません。

今思い返せば、そこまで成長した、ということが合否の結果以上に収穫でした。

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