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組み分けテストで授業のレベルが合わなくなる場合

塾側にとって組み分けをする理由はいくつかあります。

が、その最大の理由は、先生の配置。

先生のレベルによって、多くの人数の生徒を教えられない場合があり、近年1クラスの人数は15人程度にまで減少しています。

そうなると、たくさんの数の先生がいる。そんなにたくさんの先生は集まらないから、アルバイトの先生にも授業をやってもらう必要がある。そうするとやはり傍目に見ても、授業に違いが出る場合があるので、不満が出る可能性がある。だから、組み分けをして、良い先生は良いクラスに配置する。まあ、良い先生に教えてもらいたければ、良い成績を取ってください、ということになるわけです。

しかし、そんなことは言えないから、組み分けの目的は「子どもたちの状況に合わせて授業のレベルを変えるため」という説明がなされます。

でも、この話はちょっとおかしい。

なぜなら、組み分けは総合点で行われるからです。

しかし子どもたちの教科別の偏差値を見るとやはりバラバラであることが多い。国語は得意だが、算数はあまり・・・という子。もちろんその逆もある。だから総合でみると国語が得意でも、物足りないクラスになり、算数は難しくてわからない、というようなことが起こるわけです。

で、そういうフォローは家でやってください、ということで教材は全クラスのものが配られたりする。その分、やらなければいけないことがムダに増えるのです。

相談すると、「全部やる必要はありません」と言われるが、しかし、授業でウチの子に合ったものがやれないから、こういうことが起こっているという面もあるのです。

成績を伸ばすには、今の子どもの状況に合わせた学習体系を組み立てる必要があります。分からないことを積み重ねてもグラグラするし、逆にできることばかりをやらされても時間がもったいない。

子どものレベルに合った学習ができているか、点検してみる必要はあるでしょう。


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