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方眼罫から白紙ノートへ


学校によって算数で記述式の解答を求める学校があります。

つまり、問題の解き方を説明し、図やグラフなども書いていかなければなりません。ただ、この場合は部分点が認められる。

途中までできていた、あるいは最後のところで計算が違う、というような場合は0点にはならない。でき次第では満点に近い点ももらえる、ということなのでこの形式の方が、「できる子を落とさないで済む」と言われます。

○か×か、で採点してしまうと、ちょっとしたミスも、実は全然わかってない場合も、同じ0点になってしまう。これは差がつきますが、力のある子が落ちる場合もある。本番の入試では何が起こるかわからない。もちろん、それも含めて実力なのですが、とはいえまだ12歳。だったらなるべく見るところを広くした方が良い、というのでこの形式の問題になっているようです。

で、そういう学校を受けるのであれば、早くから記述式の解答の練習をした方が良い。

ところが、その解答用紙は白紙であることが多い。罫はまず入っていません。図や式を自由に書いていいよ、と言わんばかりの白い解答用紙。だから、最終的には白紙のノートで練習すべきだとお話をしているわけですが、まだ慣れないうちは、私は方眼罫を薦めています。

方眼罫だと一応、目安となる線があるからまがりにくい。さらにグラフや表を書くのも定規を使わなくとも、ある程度はできる。

そう、記述式の学校で「定規は使えない」という学校も多いのです。だからある程度フリーハンドで図や表を書けるようになっていなければなりません。

だから定規なしで方眼罫を使う。そうやって少しずつフリーハンドで書く練習をして、夏休み以降過去問を中心に勉強するようになったら、方眼罫を卒業して白紙のノートを使ってください。

最終的には白紙の解答用紙にわかりやすく書くことが目標ですが、最初からうまくはいかないので、段階的に進めていきましょう。

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